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冬コミ(C105)を振り返る

12月30日の冬コミに参戦してきた。
用件は、サークル参加する友人の手伝いである。

朝。
6時半に起床。
いつもは寝ている時間だが、気合いで起きた。
休日ダイヤになっているバスや電車の時間を考慮し、なるべく早めに家を出る。
引っ越してから、東京ビッグサイトに行く道のりが少々ややこしくなってしまって困る。
バスに乗り、電車2本に乗り、1時間ほどかけてようやっと到着する。
りんかい線の国際展示場駅は、朝8時半の時点でかなり混んでいた。
駅員さんの案内に従って、数十人が一斉に改札を通る。
サークル参加者の入場は9時半までなので、人の波を見ながら、間に合うように東京ビッグサイトに向かう。
看板の指示に従って、多少道を間違えそうになったことはあれど、なんとか建物の中に入れた。
サークル主の友人から郵送で送ってもらったサークル参加証を提示し、紙製のリストバンドを貰う。
紙製といっても、ちょっとやそっとじゃ破れないようにかなり頑丈に作られている。
私はテーブルが置いてある場所でそのバンドを腕に装着して、東ホールへと向かう。
入口から東ホールは若干距離があって、そこでも迷いそうになった。
東京ビッグサイトに来るのはこれが初めてではないのに、多分生きてきて10回は行ってるはずなのに、毎度毎度迷いそうになる。
己の迷子体質を恨みながらも、なんとかサークルの場所に着いた。
早く着いていた友人が、既に8割ほど準備を終えて待っていた。
まずは再会を喜ぶ私と友人。
色々な話をしながら、隣のサークルの方に挨拶をしたり、準備を終わらせたりした。
冬コミに参加するのはこれが初めてではない。
数年前、同じ友人と合同誌を頒布したり、コピー本を刷ってその友人のスペースに委託させてもらったことがある。
あの時を懐かしみながら、一般参加の方々の入場を待っていた。
やがて会場に響く、開始を告げるアナウンス。
私達を含め、会場にいる人々が一体となって拍手をする。
ああ、コミケはこれが楽しいんだ。
暑いのが苦手なので、夏はどんなものか知らないのだけど。

サークルの前を通る人の波を眺めながら、二人で様々な話をした。
お互いの近況、対人関係のあれこれ、正月の予定……。
話をしていく中で、嬉しい約束もできた。
一つは、友人が私のVライバー活動においてのSDイラストを描いてくれること。
もちろん、ちゃんと対価はお支払いするつもりでいる。
もう一つは、また二人で合同誌を出すこと。
カップリングや話の内容を大まかに決めていった。
多分この話題が一番盛り上がったと思う。
そんな合同誌は、来たる3月に行われる春コミで頒布する予定である。
只今二人とも原稿執筆中なので、乞うご期待。

さて、話題は尽きないが、二人とも眠くなってきた。
友人は13時に撤収すると言っていたが、その理由が、あまり長居すると疲れて眠くなってしまうから、だそうだ。
だが、午後になって人が多くなってきた。
この中で撤収するのは大変なので、もう少し人の波が落ち着いてから撤収しようということになった。

そんな時、とあるメッセージが来る。

私はIRIAMというアプリで配信者(Vライバー)をやらせてもらっているが、
IRIAMが企業ブースを出してなんか色々やっていたそうだ。
なるべく友人と一緒にいたかったので、私はそこに行かなかったのだけれど。
とある配信者仲間がそこに訪れたそうで、彼のファン鯖はその話題で盛りあがっていた。
「まぁもしかしたらどこかですれ違うだろうな」
と、この時の私はそう思っていた。

なんと、私に会ってもいいかという主旨のメッセージが来た。

少々悩んだ挙句、会って話をしようと思った。

幸い友人に許可を貰えたので、こちらのサークルに来てもらうことになった。
それまで撤収を待ってもらうのは少し心苦しかったものの、友人は快く許可してくれたので、まぁいいかと思えた。

問題がいくつかある。

まず、動きやすい格好で来たので、だいぶラフな格好をしていた。
そして、私の人間界の格好は、立ち絵のそれとだいぶ違う。
幻滅されないだろうか、それが心配だった。
そしてもう一つ。
体のあちこちがだいぶ痛かった。
友人と話している間に簡単なストレッチをしてほぐしはしていたものの、私は何故か外出すると必ず左肩が痛む。
酷い時は腕を上げるのが辛くなってくるほどだ。
そしてずっと座りっぱなしでいたので、腰も痛くなってきた。

事ある毎にストレッチをし、緊張のさなか、その配信者仲間が来るのを待った。

配信者仲間は、もう一人IRIAMライバーを連れて(幸いにも私も知っている人だった)やって来た。
悟られないように頑張ったが、いやもしかしたら悟られていたかもしれないが、というかこの記事を書いてる時点でバレるのだが、
この時の私は、胸に穴が空いてそこから心臓がまろびでるんじゃないかというほど緊張していて、正直何を話したのかあまり覚えていない。
たわいもない話をしたという記憶がうっっっっっっっっっっっっすらある程度だ。
それでも、何をしたかというのと、楽しかったという記憶は残っている。
配信者仲間ともう一人のライバーと話をし、
流れで配信者仲間に、友人が出した新刊を買ってもらった。
私が書いたわけでもない上に知らないジャンルの本を買わせて多少申し訳ない気持ちではいる。
ありがとう。
春コミに合同誌を出すという告知はしておいたので、彼らにまた会えるようだったら、メイクも服装も気合を入れていくつもりだ。

彼らが去った後、撤収する流れになった。
友人が私の分のパイプ椅子を借りてくれた時、注意事項が書かれた紙を渡されたらしく、私がそれを保管していた。
返却するようにと書かれていたので、返却場所を探した。
そしてようやく見つけた時、スタッフさんがこう言った。
「最終日はスペースにそのまま置いてもいいんだけどな」
……………………………………。
それを早く言ってほしかった。
まぁなんとか椅子は返却し、スペースをただの机の状態に戻して、あとはごみ捨てである。
場所がとても分かりにくかった。
まず可燃ごみと不燃ごみは一旦ホールの外に出て、段ボールはまた別のところに捨てなきゃいけなかったらしい。
友人が色々と苦戦して段ボールを捨てていた。
そうして何もかも終わらせた我々は、またたわいもない話をして、出口へ向かった。

ありがたいことに、この友人とは学生時代から10年もの付き合いである。
ここまで仲が続いてるのは、永遠に話し続けられるほど話が合うのと、お互いにリスペクトし合っている部分があるからだろうなと思う。
仲良くしてくれてありがとう。
また合同誌を出す話に乗ってくれてありがとう。
友人に感謝の気持ちを募らせ、気をつけて帰ってね良いお年をという言葉を交わし、それぞれの道で帰った。

余談だが、りんかい線の前がかなりの人混みで改札にも入れず、仕方がないから別のルートで帰った。
冬コミでこれなのだから夏コミはもっと地獄だろうなと思う。
きっと友人は夏コミにも参加するのだろう。
私は申し訳ないがそれは手伝えない。
が、春コミはもちろん参加させていただく。

合同誌が出来たらまた詳細を宣伝させていただくので、よかったら会いに来て買ってくれると嬉しい。
筆の乗り具合によっては、もしかしたら合同誌以外にもまた委託させてもらって私が本を出すかもしれない。
何もかも上手くいくように祈っててほしい。
乞うご期待。

最後まで読んでくださりありがとうございます。
また配信か次の記事でお会いしましょう。


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