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【ポケモンカード】2大会優勝!CL札幌直前ドラパルトex解説!
お久しぶりです、とがめです
4/26に発売した『変幻の仮面』で登場したドラパルトexを使用し、日頃一緒に練習しているぱせりと合わせて2大会優勝と好成績を出すことができました。
CL札幌直前ということで、基本的な回し方や構築の方向性について記述します。
みんなでころがる杯(チーム戦)
優勝6-2
第5回いけぶくろCS
ぱせり優勝7-1
とがめ予選5-1(※トナメに関しては後述)
※自己紹介やクオリティなどは過去の記事を全て無料で公開しているため参考にしていただけると幸いです。
■今回一緒に調整を行っていたメンバー
マル
ぱせり
※マルは前回WCS出場、ぱせりは今シーズンCSP280でホノルル出場濃厚と頼もしいメンバーです。
■大会結果
4/27
みんなでころがる杯 優勝
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■ピジョット型
発売後すぐの大会であったため構築が煮詰まっておらずお試しでの参加でしたがまさかの優勝
スーパーボールを採用し、ていさつしれいやマッハサーチ、ワタルで手堅く盤面を作ろうという再現性重視で構築したことが功を奏しました。
ミラーは理解度が低かったためクラッシュハンマーで抗うプランでした。
予選ではプレイミスから2回落としてしまいましたが、トナメでは修正してドラパルトミラー全勝という結果に。
■マッチアップ
【予選】
ドラパルト○
リザードン○
パオジアン×
リザードン×
ルギア○
【トナメ】
ロストドラパルト○
ロストドラパルト○
ドラパルト○
4/29
第5回いけぶくろ杯(ぱせり優勝/とがめベスト8)
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■ネイティオ型
ドラパルトを使うことは決まっていたものの、構築をどうするか決めかねていたところ4/28のよしくん、ぷにんこさんが使用していた構築が良さそうであったため使用を決定
ぱせりは60枚同じ構築を使用、自分はミラーマッチが増えると考えシンオウ神殿2枚目と超エネルギー1枚をベラカスとシガロコに変更しました。
とがめ、ぱせり共にトーナメントに進出しましたが、1回戦でマッチしてしまいぱせりがCL札幌を控えているため投了。
■マッチアップ【ぱせり:優勝/7-1】
予選
パオジアン×
サーフゴー○
ドラパルト○
ドラパルト○
ドラパルト○
ドラパルト○
トナメ
ドラパルト▲(とがめ)
ドラパルト○
パオジアン○
■マッチアップ【とがめ:ベスト8/5-1】
予選
ルギア○
カビゴンLO○
パオジアン○
カビゴンLO○
ドラパルト○
パオジアン×
トナメ
ドラパルト▲(ぱせり)
■構築に至る過程
この2大会でピジョット型、ネイティオ型について以下のように考察しました。
【ピジョット型】
・再現性が高く、殴り出しが早い
・エネ加速手段に不安が残る
【ネイティオ型】
・エネルギー加速+ドローは優秀
・縦引きデッキであるため再現性がやや劣る
ピジョット型はネオアッパーエネルギー採用していましたが、ルギアVSTARの台頭により流行しているシンオウ神殿、改造ハンマーのような特殊エネルギーメタを被ってしまうことや、自分がシンオウ神殿を使う際に手張りのドラパルトを用意しないといけないというジレンマが生じてしまいました。
かといってネオアッパーエネルギーを不採用とするとエネルギー加速手段に不安が残ります。
ネイティオ型は安定していましたが、エネルギーの枚数を絞っており、エネルギー加速も毎ターンは必要がないためシステムポケモンとしてはややパワー不足で、再現性や展開速度に疑問を感じる結果になりました。
どちらの型にも疑問を感じつつプレイしていましたが、大会結果は好成績であったためドラパルトex自体のポテンシャルが高いことは確信しました。
上記の結果を元にドラパルトの強みである盤面破壊力を最大限活かすため早いターンでの殴り出しという展開速度を重視して構築に落とし込みました。
ここから先は有料となります。
内容は以下の通りになります。
・改良後の構築
・採用、不採用カード
・各対面の立ち回り
■改良後の構築について
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ドラパルトの速度を活かすため早い段階でピジョットを立てつつ技宣言ができるよう意識して構築しています。
そのためメタカードは必要最低限に絞り、再現性を高めるカードを厚く採用。
回してみたところピジョットとネイティオは想定以上に相性が良い組み合わせでした。
ピジョットはエネルギー加速手段が乏しく、ネイティオは超エネルギー触る手段が乏しいお互いの弱みを補完しているだけではなくピジョットが逃げエネ0であるためネイティオがベンチにしか加速できない問題も同時に解決できています。
【変更を検討している枠】
ポケモン回収サイクロン▶︎プライムキャッチャー
ネストボール1枚▶︎ヒスイのヘビーボール
ジャミングタワー▶︎ロストスイーパー
⦅採用/不採用理由⦆
・ドラパルト(3-2-4)
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ドロンチはふしぎなアメを4枚採用しているので採用枚数を抑え、他のカードに枠を割いています。
考え方としてはリザードンに採用されているリザードと同じです。
ドラメシヤはミラーマッチを考慮し、HP70の採用をお勧めします。
ドラメシヤの技ちょっとうらむの10点は後々響く可能性があるためロトムVがない場合には技を宣言することも考えましょう。
・ピジョット(2-2)
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サイド落ちを考慮し、2枚ずつの採用です。
ポッポはなかまを呼ぶを使うことは滅多にないためファントムダイブで他のポケモンにばら撒かれないようHP60を採用しています。
・ネイティオ(1-1)
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2体以上立てる必要なないため最低限の枚数に留めています。
・ロトムV、ネオラントV
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ロトムは貴重な1ターン目のドローソース、ネオラントVはピジョットexを立てるためのパーツ兼、終盤のボスやナンジャモに繋がるカードです。
今回の構築は速度を重視しておりスタートのリスクを負ってでもネオラントVの採用価値が高いと判断しました。
・かがやくフーディン
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盤面に置いておけるベルト系カードです。
2ターン使って30〜40点のせ替える場面(特にルギア対面)もあるので、気を付けましょう。
カビゴンLOに対してはアタッカー兼、のせ替えが重要になるため超エネルギーが手張りできるのであれば自ら盤面に出します。
・マナフィ
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パオジアンの月光手裏剣、ルギアのげきりゅうポンプをまともに受けていてはゲームにならないため必須です。
・なかよしポフィン4
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ドラメシヤ、ポッポ、ネイティと並べたいカードが多いため4枚採用。
・ハイパーボール4
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速度重視のコンセプトであり、序盤〜終盤まで役割があるため4枚採用しています。
枚数を減らして調整していたこともありましたが、妥協しない方が良いと判断しました。
・ネストボール3
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序盤に置きたいポケモンが多いことや、ロトムVをコストなしで置けるため気持ち多めに枠を割きました。
パーツが多いためサイド落ちを考慮する方は1枚ヒスイのヘビーボールにしても変えても良いです。
・ふしぎなアメ4
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速度重視のコンセプトのため妥協せず4枚採用です。
デヴォリューションケアや、2体目のドラパルトを立てる際に、盤面のドロンチを残しながらドラメシヤを進化できるので3枚目以降も役割があります。
・大地の器2
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ネオアッパーを採用していないためペパーからエネルギーを触る手段です。
ピジョットで2色エネルギーを揃えたい場面等、1枚では足りないことが多かったため2枚採用です。
正直3枚目の採用も検討しましたが、このカードを使うタイミングを間違わなければ問題ありませんでした。
序盤にデッキ圧縮のために切りすぎてしまうと中盤以降ペパーでエネルギーがサーチできず困るため序盤に無駄打ちしてないように注意しましょう。
・すごいつりざお
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エネルギーやドラパルトラインを戻すことが多いです。
2枚目は必要ないですが、1枚は必要です。
・カウンターキャッチャー
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最初は2枚採用していましたが、ゲーム中1度使うことができれば十分であると判断しました。(2枚目打つ場面が来ているゲーム展開は負けるパターンがほとんどだと思います。)
裏呼びが足りないと感じるようであればエーススペック枠をプライムキャッチャーにするかボスの指令3枚目、ともだちてちょうの採用を検討するのが良いと思います。
・ポケモン回収サイクロン
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ダメージを負ったドラパルトを回収することが多いですが、ロトムやネオラントの回収や、ペインスプーン2回使ったり、単純に入れ替え札として使用することもあります。
決まった時のパワーが高いだけに留まらず、使用用途が多岐に渡るため他のカードと比べて優先度が高いと考えています。
速度重視のコンセプトを押し付けるのであればプライムキャッチャーでも良いと思います。
・デヴォリューション
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ミラーやリザードン、ギラティナやルギア対面でも使用することがあります。
Vポケモンに対しても有効であるためルギアやギラティナに220載せておいてデヴォリューションで回収するプランを常に頭に入れておくと良いです。
・緊急ボード
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エネルギー回りがシビアでペパーで持ってくる道具枠としてデッキと噛み合っているため採用しています。
ロトムやネオラントを逃すのか、封印石を貼るのか注意しましょう。
迷ったらネイティオかドラパルトに貼っておくのが正解です。
・森の封印石
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ピジョットを早期に進化させたいコンセプトであり、このカードがあるためペパー4枚採用、ロトム、ネオラントなど2枚取られるリスクがあるポケモンを採用しています。
・ペパー4
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序盤の再現性の底上げ〜中盤以降は大地の器やカウンターキャッチャーなどこのデッキを支えているカードです。
序盤の展開を妥協したくないため4枚フルで投入しています。
・ナンジャモ3
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ピジョット採用なので好きなタイミングで手札干渉を行えます。
特に対ロスト対面では毎ターン使用し、要求を上げたいです。
ドラパルトはサイドの複数枚取りが可能なので相性も抜群です。
3枚使うことはありますが、4枚目を使うことは頻発しないためこの枚数に留めています。
・ボスの指令2
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カウンターキャッチャーでも記述しましたが、2枚で足りなくなった場面はなかったためこの枚数で適正だと思います。
・崩れたスタジアム
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主にロトムやネオラントをトラッシュするようです。
このカードに枠を割かないといけなくてもロトム、ネオラントの採用価値が高いです。
たまに傷ついたドラパルトをトラッシュすることもあります。
・シンオウ神殿
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対ルギアメタ。2枚あった方が楽で、ぶん回ったルギアには2枚必要と感じることもありますが、ルギア側が2ターン目にアッセンブルスターが宣言できない、チラーミィが置けていない、レガシーエネルギーがサイド落ちなど、少しでも動きが鈍った場合は1枚で足ります。
先攻で道中もテンポロスなしの最強展開されたゲームは割り切っています。
・ジャミングタワー
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スタジアム張り替え兼道具メタとして採用しています。
スイーパーとの違いはデヴォリューションケアができることですが、デヴォリューションはきちんとケアすることができれば刺さることはあまりないかと思います。
スイーパーはペパーでのサーチに対応していたり、マキシマムベルトを確実に処理できたりと、どちらにもメリットがあるため一概にどちらに採用が良いかは環境次第です。
今環境ではデヴォリューションを重く見てジャミングタワーとしました。
・基本エネルギー(3-3)
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足りないと感じたことも多すぎると感じたこともないためこの枚数で適正と判断しました。
⦅不採用⦆
・ピィ
ドラパルトを考えなければ悪くないです。
先攻でも使えて、封印石対応のロトムよりは優先度は落ちます。
・シャリタツ
緊急ボードが貼れていなければ特性を使えるタイミングがないです。
手張りがシビアでシャリタツにボードを貼れる余裕が毎ゲームある訳ではないため不採用。
・エヴォリューション
進化させるポケモンが展開できている、エネルギーとこのカードが手札にある、進化したいポケモンがサイド落ちしていない、手札にないなど使える条件がシビアな上に、エネルギーの手張りはドラメシヤにしたためエヴォアンチです。
噛み合ったら強いですが、ロトムでそくせきしていれば良いかと思います。
ペパーが4枚であるため噛み合った時用に1枚の採用はなしではないですが、使うタイミングが微妙すぎて他のカードに枠を割いた方が実用的であると判断しました。
・ワタル
ドロンチが2枚のみの採用であることやピジョット、ネイティオなど進化ラインが他にもあるため不採用です。
ゆっくり盤面作るなら殴り出しを早めて徐々に盤面形成すれば間に合います。
■基本的な立ち回りについて
最速でドラパルトとピジョットを揃えて技宣言することを念頭に置いて回します。
また最速で攻撃するためにも手張りは重要です。
初ターンで手張りができる場合にはネイティは2ターン目以降でも問題ありません。
ポフィンやボールがあまり手札になく展開が難しそうな場合には3ターン目に盤面形成ができるよう立ち回ります。
サイド2枚くらいのビハインドであれば捲れるパワーはあります。
⦅サイド落ち確認⦆
【確認が必要】
・大地の器
・カウンターキャッチャー
・ポケモン回収サイクロン
・ポケモンの道具
・スタジアム各種
・エネルギーの枚数
森の封印石、緊急ボード、大地の器(枚数も確認します)とエネルギーの枚数くらいは最低限確認します。
ポケモンはそこまでウェイトが高くないので最悪道中の確認でも問題ないと思います。
■対面別の立ち回りについて
⦅ドラパルトミラー⦆
最速での攻撃を目指します。
2ターン目の攻撃が決まれば返しで攻撃されない限りは勝ちです。
逆に後攻である場合には、2ターン目に攻撃される可能性を考慮した盤面を作りましょう。
特に手張りは慎重に行いたいです。
中盤以降はエネルギーがついたドロンチやネイティオを狙いましょう。
分岐が多く全ての言語化が難しい対面なのでアドリブが重要になります。
中盤以降は常にポケモン回収サイクロンを頭に入れておく必要があります。
【ファントムダイブの60点パターン】
・ドロンチに60点
・ドラメシヤ2体に30点
・ネイティオに50点+ドラメシヤに10点
・ピジョットに50点+ドラメシヤ10点(※ポッポのHPによる)
※かがやくアマージョが増えつつあるため、考慮するのであれば1体に60点のせるのが一番ダメージ効率は良い。
⦅ロストギラティナ⦆
1-1-4を狙います。
ツツジを打つことができなければ終盤のドローソースが尽きるはずなのでナンジャモでしっかり干渉しましょう。
序盤にウッウでおとぼけスピットで攻撃されても焦らなくて大丈夫です。
デヴォリューションでギラティナを倒せることを頭に入れておきましょう。
【ファントムダイブの60点パターン】
・キュワワー2体に30点ずつ
・キュワワーに40点+ギラティナに20点
※入れ替えカートを頭に入れておきましょう。
⦅ルギアVSTAR⦆
ルギア側の要求値が高く有利な対面だと考えています。
アッセンブルスターが綺麗に決まってもチラチーノを用意できないとドラパルトが倒せずルギア側が途端に厳しくなります。
ルギア対面で重要なのは、手札干渉するターンにギフトエネルギーを起動させないこと、オーガポンやチラチーノで簡単にサイドを取らせないことです。
また相手がチラチーノやチラーミィが展開できない場合にはアーケオスを狙いましょう。
ルギアに構いすぎなければ先2で動かれても返せる対面です。
ファントムダイブの60点はチラーミィがいなければアーケオスに乗せることが多いです。
展開パターンとしてはチラーミィを刈り尽くしてからルギア+Vポケモンを同時に倒して4枚どりというパターンが多いです。
ご購入いただき、誠にありがとうございます。
急ぎで言語化したので説明不足な項目があるかもしれませんし、言語化が上手くできていない項目あるかと思うので随時更新する予定です。
〇〇について新しく項目を追加して欲しい!
〇〇みたいな時ってどうしてますか?
など些細な質問やご要望にも対応させていただきますのでXのDMやリプライなどお気軽にお尋ねください。(抽象的な質問よりは具体的な質問をいただけると助かります笑)
改めてにはなりますが、ご購入いただき誠にありがとうございます。
CL札幌でられる方は、楽しんでください!