【全文無料】新弾環境と、これから【サーナイトex】
1.はじめに
どうも、とがめです
4/8のフワライドカップと4/16のかつた杯に参加してきました。
フワライドカップ参加前に考えていた通り、環境の変化についていけず、これといった構築やプレイに辿り着くことができず大敗。
かつた杯に誘ってもらえたので、参加したものの最終的には構築の細部まで調整ができておらず個人成績4-2の決勝トーナメント1回戦で敗退という結果に終わりました。
今回はかつた杯で使用した構築の採用理由などを解説した後、今後の構築についてお話しします。
各対面で気をつけることや、有利不利などについてはまだ明確に言語化まで至っていないため今後追記できればと考えています。
全文無料ですので、最後までお楽しみいただければ幸いです。
2.構築
フワンテ+勇気のお守りをメインとしたサーナイトを使用しました。
新弾発売以前に最も考えていた構築を微調整したものを持ち込みました。
新弾発売後すぐの大会であり、ツールジャマーやロストスイーパーを複数枚採用した構築を使用するプレイヤーの数は少ないだろうと予想していました。
実際にそれらのカードは大会中使用されることはなかったためデッキ選択は間違っていませんでした。
それぞれのカードの採用理由を解説後、採用しなかったカードについても触れます。
⦅採用理由⦆
・サーナイトライン
特筆すべき点はありませんが、ミラージュステップのキルリアと、サーナイトexの3枚目の採用は検討するべきでした。
キルリアはアルカナシャインのサーナイトやエルレイドなど強い2進化ポケモンを載せる元が増えるのでアタッカーの数が増えることと、1ターン目に置けるラルトスが1体の場合や、1〜2枚程度のサイド落ちでもゲームメイクが可能なためデッキパワーと安定性の向上が望めます。
サーナイトexに関しては予選で一度2枚全てがサイドに落ちてしまい運良く勝つことができましたが、改めて確率で見ると2枚の場合は現実的に起こりうる数値であるため3枚採用をする必要があると感じました。
逆に採用していて良かったと思えるカードはエルレイドで、終盤のボスやナンジャモなどのゲームを詰めるサポートをサーチする目的で採用していましたが、ふしぎなアメを3枚採用していたこともあり序盤に進化してナンジャモやペパーなどをサーチして理想的なゲーム展開をすることができました。
・フワンテ
今回の構築でのメインアタッカーです。
勇気のお守りと合わせて大ダメージを出せることが最大の魅力ですが、少ないエネルギーで効率良くダメージを出せる点も評価しています。
・フワライド
このカードについては条件付きではありますが、ミラーの後攻を捲るプランとして採用しました。
具体的なプランとしては、相手のエネルギーがついてないサーナイトexをボスの指令で引っ張りフワンテ+勇気のお守りで300ダメージを与えます。
現在の入れ替え札が入ってない構築の場合、次のターンにサーナイトexは逃げることができないのでフワンテを進化させてサーナイトexに10点+後ろのHP70点以下のポケモンが存在するのであればサイド3枚取り、HP70以下のポケモンがいなかったとしても2枚取り+70点のばら撒きが可能です。
必要な枚数は多いですが、通常の構築にこのカードを1枚挿しておけば後攻の場合でも捲れる可能性が出るためリターンは十分と判断して採用しました。
・クレセリア
フワンテ同様に少ないエネルギーで技が打てる、ベンチ狙撃も可能でエネルギーを盤面に残しながら技が打てるので後続のサーナイトのダメージの底上げや、逃げるエネルギーの確保など1枚で出来ることが多いポケモンです。
主に使用する対面はミラーやパオジアン、ディンルー対面ですが最大120ダメージをベンチポケモンにも与えられるため上記のデッキに限らず様々な対面で使用することがあります。
特にフワンテの180ダメージ+クレセリアの100ダメージでVSTARポケモンを倒せる動きが環境にマッチしていました。
・ミュウ
全てのサーチカードから触ることができるため事故を軽減する目的で採用しています。
マナフィが必要な対面に先攻で出してしまうとベンチにポケモンを置けない支障が出る可能性が高いことからこのカード無しでも問題ない手札であれば出しません。
後攻であれば2ターン目の攻撃を受けることができるのでよっぽど強い手札でない限りは出すこともありますが、相手の盤面や自分の手札状況を見て判断すると良いです。
決して脳死で出して良いカードではありません。
・マナフィ
パオジアンやロストバレットなど、かがやくゲッコウガの対策枠です。
今のところあまり数は見かけませんが、チオンジェンexやフォレトスex(クヌギダマ)が見えたら置きましょう。
パオジアンやロストバレットの数が増加するような傾向が見られるのであれば2枚目の採用も検討する必要があるでしょう。
・バトルVIPパス
ラルトスを複数体並べることが理想であり、ゲーム中もキルリアのリファインで捨てられることを考慮して4枚採用です。
ミュウを採用しているためサポートなしでも確率で言えば7割弱触ることができますが、やはり中盤以降に複数枚引いてしまうゲームもありネストボールであれば・・・という場面があるため採用するか否か、採用枚数についても改めて検討する必要があると考えています。
・ハイパーボール
序盤は手札コストが重たいものの、サーナイトexやエルレイドなど進化ポケモンを確定でサーチできるのは現状このカードのみで、エネルギーをトラッシュに送る役目もあります。
2枚でも試しましたが序盤に2進化ポケモン、特にサーナイトexに辿り着けないと攻撃を行うことができないため3枚としました。
サーナイトexの枚数を増やすのであれば2枚でも良いかもしれません。
他のカードとの兼ね合いで枚数を検討する必要があると考えています。
・霧の水晶
超たねポケモンとエネルギーとどちらも序盤〜終盤まで必要なカードに触れるカードであるため4枚採用したいカードではありましたがサポートの数を増やす目的で3枚にしました。
しかしながらこれは構築上ミスであったと反省しています。
ラルトスが1体しか置けないゲームやフワンテに触れず結果的には勝ったものの負ける可能性が上がってしまったゲームなど、大会を通して明らかにたねポケモンへのアクセスが悪く、支障が出ていると感じたため4枚採用するべきカードでした。
・レベルボール
各たねポケモンとキルリアをコストなしでサーチできるカードですが、ミラージュステップを採用するのであればキルリアを1枚サーチできればゲームメイクが可能なため3枚で適正だと感じています。
・ふしぎなアメ
サーナイトは進化元のキルリアが優秀なポケモンであるため必ずしもこのカードが必須というわけではありません。
しかしながらサーナイトミラーは基本的に相手よりも先にサーナイトexに進化して殴り出した方が順当にサイドレースが有利になるため採用せざる得ない枠だと考えています。
幸い進化先であるサーナイトやエルレイドはこのカードの損失を即座に取り返してくれますし、サーナイトexに2ターン目から進化して攻撃する動きはどの対面に対しても強力であるため3枚採用しました。
調整段階ではペパー2枚とこのカード2枚で回していましたが、ペパーを複数回打つようなゲームは望ましくないと感じたためペパーでサーチする頻度が一番多いこのカードの枠にしました。
・ともだちてちょう
新弾でナンジャモが登場したためドロサポートが博士の研究からナンジャモに切り替わり、手札をトラッシュに送る可能性が低くなったため調整段階ではこのカードを採用していない構築も使用していました。
しかし頂への雪道の採用率が明らかに上がっておりスタジアム対策として採用したさぎょういんや、稀ではありますが2回目を打つ可能性があるペパー、序盤に仕方なく切ってしまったボスの指令など、このカードを1枚採用しておくことでデッキの対応力が向上するため採用しました。
必須というわけではないためデッキに採用するサポートとの兼ね合いを考えて採用するか否かを判断すると良いです。
・すごいつりざお
基本的にはアタッカーとなるサーナイトやフワンテ、進化元であるラルトスを戻すケースがほとんどです。
ただもう一つ重要な役割としてゲーム終盤、デッキを0枚にしてこのカードでエネルギーを戻してアルカナシャインで加速するゴリ押し技も存在しているので覚えておくと良いです。(サーナイトexが全て落ちた時に実際にやって勝ちました)
・勇気のお守り
今回の構築のコンセプトとなっているカードです。
フワンテにつけてHPを上げてサーナイトexでエネルギー加速することで大ダメージを狙います。
フワンテで大きなダメージを出す必要がないロストバレットのような対面でもクレセリアや後ろのたねポケモンの耐久力を上げることができるので腐るような対面はほとんど存在しませんが、対策としてロストスイーパーやツールジャマーのようなカードが流行るのであればフワンテ+勇気のお守りをメインギミックにするのは悪手です。
今週末の大会ではこれらの対策がされるような傾向にあると考えています。
・ナンジャモ
新弾で登場し話題になったナンジャモは、序盤はドローソース、終盤は相手への手札干渉、と2つの役割を兼ねていることが既存のドローソースと比べ優れています。
以前のドローソース枠であった博士の研究は進化先であるサーナイトやキルリアをトラッシュに送らざるえないケースが存在しますが、ナンジャモであればそれらをデッキに保存しておくことが可能です。
博士の研究にもエネルギーをトラッシュへ送るや山を掘り進めることなどメリットもありますが、エネルギーの枚数も減少傾向にある現在のサーナイトにおいてはナンジャモを優先することが多いでしょう。
大会を通して使用感も悪くなかったため4枚ないし、3枚の採用を継続しようと思うカードです。
・ボスの指令
以前はVポケモンを使用するデッキが多く存在していたためセレナと1枚ずつ採用する構築がテンプレートではありましたが、新弾発売後の環境ではサーナイトやパオジアンex、ディンルーexのようなexポケモンを主体とするデッキが台頭してきているため対戦相手によらず一定の効果を発揮するボスの指令を2枚採用しました。
今週の結果を受けて、ミュウVMAXやルギアVSTARなどVポケモンをメインとしたデッキのシェア率が上がってくるような傾向であればセレナの採用も検討しても良いと考えています。
・さぎょういん
頂への雪道等のスタジアム対策でエルレイドからサーチできることと、ともだちてちょうで使い回すことができるため採用しています。
他にもサーチできるカードはありますが、さぎょういんはサーチ可+使い回しができる貴重な1枚です。
今後も頂への雪道を採用したデッキが一定数存在することは変わらないと考えているため継続して採用すると思います。
・ペパー
ふしぎなアメなどのグッズと一緒に勇気のお守りをサーチすることのできる貴重なカードです。
このカードを2回目を欲しい場面が稀に存在していますが、ともだちてちょうで戻せることや終盤はデッキを掘り進められている可能性が高いこと、このカード自体のパワーは低く積極的には打ちたいカードではないため1枚の採用で十分だと思っています。
・博士の研究
5枚目のドローソースが欲しくて採用しましたが、構築ミスだと感じました。
実際に事故で負けたゲームはありませんでしたが、弱い展開は何試合かありラルトスなどのたねポケモンが置ないような展開であったためキルリアや霧の水晶のようなポケモンを持ってこれるカードで良かったと思います。
・ボウルタウン
スタジアムはどのカードを採用する上でも、頂への雪道を貼り替える役割を兼ねています。
その中で初動の事故率を軽減できるこのカードを採用しました。
他の候補としてはチャンピオンズフェスティバルもしくは崩れたスタジアムが候補として上がります。
フワンテを使う以上チャンピオンズフェスティバルを1枚採用したいところですが、世界大会参加のプロモーションカードでシングル価格25万〜30万円であるため禁止になるor同じようなカードが出るなど買うリスクが存在しているため世界大会に出場するならまだしも自主大会がメインであるため購入を控えています。
・基本超エネルギー
サーナイトはこれまでザシアンVを使用して大ダメージを出していましたが、フワンテ+勇気のお守りや後述するサーナイト+リバーサルエネルギーなど大ダメージを出すことのできるコンボが増えました。
それらを採用をしているためエネルギーの枚数が必要なザシアンVを抜き、基本エネルギーの枚数も減らしました。
しかしこのデッキは1ターン目に前のポケモンがミュウ以外であればミュウを使用するために逃げるエネルギーが必要で、毎ターンかがやくゲッコウガの特性と手張りの2枚使うことが理想であり腐りにくいため適正枚数については調整が必要でしょう。
・リバーサルエネルギー
こちらのサイド枚数が少なく非ルールの進化ポケモンという厳しい条件下に限り全てのタイプのエネルギー3個分として扱うのでサーナイトで大ダメージを出すことが以前と比べると容易になったと言えます。
とは言ったものの厳しい条件であることは変わりなく現在のような構築ではゲーム中使うことのできる回数は多くても2回だと考えているため採用枚数は1〜2枚程度に留めておくのがベストだと考えています。
このカードをエネルギーとして数えることはナンセンスで、どちらかというとこだわりベルトやまけんきハチマキ、パワータブレットのようなグッズに近い感覚です。
⦅採用を検討しているカード⦆
・ザシアンV
デッキに入れておくエネルギーを増やす必要がありますが、高火力を出すことができるたねポケモンです。
ポケモンカードにおいて基本エネルギーは少ないに越したことはありませんが、基本エネルギーを多用するサーナイトにおいては1〜2枚増やす程度であれば事故要因とはなるとは考えにくいため採用を検討しています。
バトル場でスタートしてしまっても特性けんのほうこうでエネルギーを付けることでサーナイトexなしでも早い段階から技を宣言することができるのでさほど問題ではありません。
・イキリンコex
初動を増やす目的で検討しても良いかなと思います。
現状の構築ではサーチがハイパーボールとバトルVIPパスのみであるのでネストボールを採用したパスなし構築などにする必要があるのかもしれませんし、サイド2枚を簡単に差し出してしまうことになるのでネジキや崩れたスタジアムなどのカードも一緒に採用するなど少しばかり工夫が必要となると考えています。
・ミカルゲ
このカードが発表された当初はミュウVMAX衰退の声が多く聞かれましたが、実際に蓋を開けてみると環境TOPメタはサーナイトであることからこのカードの採用率は低かったようで、少数のミュウVMAXデッキの活躍が目立っている印象です。
次の大会シーンではミュウVMAXや一撃ルギアなどのたねVポケモンを使用するデッキの数が増加する可能性が高く、サーチしやすいこのカードを採用する価値は高いと考えています。
・ロストスイーパー
今回は採用していませんでしたが、ペパーを採用しているのであれば雪道対策カードが増えるため採用価値は高いです。
雪道以外にもツールジャマーや相手の勇気のお守りなどポケモンのどうぐの採用率も見て検討したい1枚です。
・ボタン
このカードはあまり能動的に使えるカードではありませんが、最近話題のクチートの対策カードです。
クチートにマナフィ、かがやくゲッコウガを縛られてLO負けになってしまいます。
もちろん全てのデッキがクチートを採用しているわけではありませし、このカード自体も必須ではありませんが環境を見て採用を検討するべきでしょう。
・ネジキ
前述したクチート対策+イキリンコexやマナフィなどをトラッシュしてアタッカーと入れ替えるなどボタンよりは能動的に打てるカードという認識です。
ボタンよりも使い勝手が良さそうですが、実際に使ってみないとわからない部分もあると思うので使用感については今後記述しようと思います。
3.今後の構築と総括
反省点も含めて今週以降はここから調整していこうかなと思っている構築です。
ミュウは本当に必要なのか、バトルVIPパスの枚数、イキリンコexの使い勝手、雪道の対策は十分か、アルカナシャイン3枚目入れたいなとか色々考えてます。
新弾の登場でポケモン、サポート、グッズと選択肢がとても増えましたし、それらの組み合わせは無限に近く構築をまとめていくのが難しいですね。
新たなアーキタイプの追加だけではなく既存のデッキも強化されたので毎週TOPメタが入れ替わってもおかしくない環境になったように感じています。
サーナイトひとつをとってみてもロストスイーパーやツールジャマーが流行らないようであればフワンテは良い選択だと思いますし、それらが流行るようであればアルカナシャインやザシアンVで戦う構築が良い選択になります。
メタ対象が毎週変化し、それに合わせて構築が変化する様はカードゲームの醍醐味でもあり僕が大好きな環境です。
現在はサーナイトに焦点を当てて調整していますが、それ以外のデッキも試したいものが多く今期も楽しめそうです。
構築をメインに解説しましたが、プレイや対面によって気をつける点や有利不利なども追記する予定ですので、更新した際にはお読みいただけると幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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