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カードゲームにおける時間切れ/勝敗判定との向き合い方
お疲れ様です、rayです。
先日の東京地区決勝レポの終わりに、僕は「次回はWSの記事を書きます!」と堂々と宣言しましたが、あれは嘘になりました。
というのも先刻、Twitterで気になるツイートを見かけました。
内容は大会の時間制限と勝敗判定に関するもので、ツイ主本人とは、良く遊ぶ仲で自分の考えを伝えたのですが、今後も、特に権利のかかる名古屋地区決勝が控えていたり、上位賞のWINNERカードを巡って同じ境遇に立つ人もいるかと思い、ここに残しておきます。
今回の内容はあくまで僕個人の考えであり、その考えが正しいというわけではありません。人それぞれ考えはあると思いますので、その一つだと思いながらお読みください。
試合時間と勝敗判定
カードゲームの試合時間と勝敗判定については、1試合約30〜60分、時間切れは両者敗北になるものや、エクストラターンを〇回行い、それでも決着がつかなければライフ差で判定するもの、ランダムな方法(じゃんけんやダイスなど)で判定するものなど、ゲームタイトルや大会形式によって様々です。
OSICAの場合、時間切れになると、現在処理中の行動が終わり次第、ハートの残数を比較し、ハートの枚数が少ない方が負けになります。残数が同じ場合、次の判定方法に移りますが、少し長くなるので続きは後ほど話すとします。
今回は話の発端がOSICAであるため、OSICAの場合を想定して話を進めます。
OSICAの試合時間と勝敗判定そのものに問題はないのか
OSICAの場合、大会の基本形式は以下になります。
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試合時間30分というのは個人的にちょうどよく感じています。
というのも僕はこれまで時間切れを経験したことがありません。
…ない筈です。覚えてないだけであったかもしれません。
また、早い人で1試合10分ほどで結果報告を行っていますし、大体20分を過ぎると7割ほどの卓が結果報告を行っています。
全体で見ても各回戦20ゲームほどで1、2卓ほどが時間切れになっている場合もある程度で、そこまで頻発はしていない印象です。
時間切れが発生した際も、基本的には(判定1)のハート残数で決まっており、(判定2)以降になっているところも片手で数えられる程度しかありません。
特に最近は朱乃であったりパワーアップ桃などの登場の影響で試合のテンポも上がっており、リミット10~12での結果報告ばかりなため、特にこの大会ルールには問題はないと感じています。
本題
前置きが少し長くなりましたが、今回の本題に戻ります。
冒頭で話したツイートを要約すると、
時間切れになりそうな場面
守りでイベントを使用すると(判定1)での勝利になる状況で、
イベントを使用しなくてもそのタイミングでは負けないが、
残り少しの時間で勝ちきらなければ(判定1)で負ける
もし大会ではなくフリーで時間制限がないなら、(判定1)の確認に入らないため、守りでイベントを使用せずに攻めに使い勝ち切りを狙う。
が、大会での(判定1)を故意に狙ってイベントを使用していいものか
という内容です。
僕は、(判定1)を狙うプレイ自体には問題はないと思っています。
まず、判定勝ちというものは、相手のハートを0にしてダイレクト1点を入れる、もしくはLOでの通常勝利と異なり、勝利時のポイントに差があります。通常勝利は勝ち点3、判定勝利は勝ち点2です。通常勝利の方が勝ち点が高いため、最終的な勝利数が同じでも勝ち点で順位が変動します。
勿論、通常勝利ができるならそれにこしたことはありません。
誰しもが通常勝利勝ち点3を狙ってゲームをプレイしているでしょう。
が、判定勝利でも勝ちは勝ち。負けると勝ち点0のため、判定勝ちでもその2点分高い方がいいのは当たり前です。
特に交流会、地区決勝ではWINNERカードや、全国決勝大会への参加権などの上位賞が豪華なため、その2点で権利やWINNERにつながることもあることを考えると、どのプレイヤーも1点でも多くの勝ち点が喉から手が出るほど欲しい筈。
そして、時間切れになりそうだから、それに合わせたプレイをし判定勝利を目指す、という行為自体も別に悪いものではないと思っています。
少しでも勝ちを諦めないという点は評価に値しますし、僕が当事者になり、時間内の勝ち切りが難しいと判断すれば、同じく判定勝利を目指してプレイするでしょう。
しかし、この『時間切れになりそうだから判定勝利を目指す』という行為全てが肯定されるべきものとはかぎりません。
僕は前提として『時間切れになりそうだから判定勝利を目指す』より以前に、『精一杯制限時間内にゲームを終わらせる努力をする』という条件があると思っています。
通常通りゲーム進行すれば勝てる盤面で、相手の遅延行為に近いプレイングで判定負けとなったり、逆に自身が判定負けになりそうな盤面で変に抗って相手が判定勝ちとなるような行為などは、全て遺恨が残ることでしょう。
僕はOSICAを楽しみたいし、勿論勝ちを求めて交流会には参加しています。
が、やはりその前に、楽しくプレイしたいし、相手にも楽しくプレイしてもらいたいという気持ちが根底にあるのです。
時間が切迫しているなら自分のターンはなるべく早く行う。
なんとか耐えれはするが、耐えても次のターンに勝ち目がなく、判定になるならこのターンにアピールを全て通し、試合を終わらせて判定になるのを回避する。
逆の立場でも相手にプレイの催促をしないように気を付ける。
これらを自分が意識するだけでも、お互いが気持ちよくゲームを楽しめることにつながり、それが一番大事だと思います。
そのためにはまず、そもそも勝敗判定にならないように制限時間内にゲームを終わらせるということが大事になってくるのです。
そのうえで、判定になりそうであればそこで勝てるようにプレイし、そこに問題はない、というのが僕の考えです。
制限時間内にゲームを終わらせる努力をする
制限時間内にゲームを終わらせる、ということが大事なのは分かったところで、そのために出来ることは何かあるのか、何をすればよいのでしょうか。
1つは試合時間を把握する、ということです。
その代表的なものが、タイマーを使用して試合時間を測るというものになります。
タイマーはゲームの必須アイテムではありませんが、残り時間をすぐに確認でき、勝敗判定を回避するようにプレイできる自分の指標となります。
序盤はいつもやっている速度で、残り10分を切ったら早めのプレイを意識するようにする、など一番時間内にゲームを終えるようになれるアイテムです。いつも時間ギリギリになってしまう、という方などは特に使用をお勧めします。
使用する際は大会のフロアルールの確認、相手へ使用する旨を伝えるなど、ここでもトラブルを回避できるよう行動しましょう。
もう1つは、自分の使用デッキのテキストを把握する、ということ。
大会の短い制限時間内でテキストを確認するな、とまではいいませんが、自分の使用しているテキストを覚えて確認するようなことが減るだけでもかなりの時間をプレイにあてることができます。
理想としては全カードプールを把握することですが、それはまあかなりの根気と愛がなければ無理だとおもうので、自分の使用しているテキストは最低限覚えて交流会に臨みましょう。
あとはもう慣れです。
沢山ゲームをし、自分のデッキや相手のデッキ、OSICAに対しての理解度を深めることも最終的にプレイの速度、練度につながります。
沢山OSICAをしましょう。触れましょう。育みましょう。
まとめ
なんだか長くなって話もそれましたが、僕の考えをまとめます。
判定になること、判定で勝つためのプレイに問題はない
制限時間内にゲームを終わらせられるように意識/努力しよう。
何度も言いますが、一番大事なのは、自分と相手、両方が楽しんでゲームをプレイできることです。判定で勝つことを目的に遅延行為などを行ったりせず、正々堂々と相手をリスペクトしながらプレイし、自分も相手もゲームを楽しめるように心がけましょう。
折角です、僕のおすすめの曲でも貼っておくので良ければ聞いて下さい。
それでは皆さんまた今度✋