なめらかなままで眠れたら
けんかの体力もなく
怒りを分解したらかなしみの水分が93%
不穏な空気でベッドを包囲しても
本当はただ背中をさすってほしかった。
沸騰したきもちで湯を沸かす午前2時
入れ違いにベッドになだれ込む様子を目の端でにらむ
沸かしたてのルイボスティー
喉元過ぎてしんぞうがなお痛い
トイレに立った午前3時
ポットのルイボスティーはまだ熱い、
寝返りの振動で憎らしいひと目を覚ました午前4時
こころとウラハラに左手が抱きついた。
ちょうど飲み頃ルイボスティー
ずっとこんな温度で居れたらいいのに
沸かしたての胸を焼く温度も
飲み頃を通り過ぎた冷たいのもやんなっちゃう
頭と心の温度は同期してよね、
目から結露がながれてこまる。