【払い戻し・補償】 Windowsのシステム障害に巻き込まれた話
こんにちは!
スペイン・バルセロナ在住、月に一度海外旅行をしている者です。
2024年7月は1泊2日でフランス・リヨンに行くつもりでしたが…
奇跡的にWindowsのシステム障害に巻き込まれ、フライトはキャンセル。予定していたスパやフランス料理もキャンセルに…
今回は空港の様子や返金の過程などを書いていきたいと思います。
朝から大混雑の空港
時刻は昼12時、何も知らずにエルプラット空港に到着。いつも以上に混んでいて、TVクルーもたくさん。流石夏は違うね〜なんて言っていました。
事態の深刻さにようやく気が付く
さて時代の深刻さに気がついたのは、保安検査を通るためvuelingのアプリを開いたとき。
なぜかログインできない。
航空券(QRコード)が出せない!
コードがないと保安検査が通れない!!
フライトまで時間がないのに〜!!!
旦那は事前に航空券をダウンロードしていたので問題なかったのですが、いつもアプリを使っている私は大慌て。
急いでカウンターへ行きました。
列があるようでないので、不安に思い係員の元へ。
私『リヨンに行きたいんだけど、フライトの時間が迫ってて、でも航空券が開けなくて…』
痩せたハグリッドみたいな係員『今フライト順に呼んでいるからリヨンと呼ばれたら来るんだ』
待つこと10分、リヨンと呼ばれたので急いで係員のところへ行くとカウンターに案内してもらえました。
保安検査の係員に見せて無事通過。
なんとかゲートまでたどり着けました。
しかし、再び時刻表を確認すると…
なんとリヨンが消えている!!!!!
係員に確認すると
『航空券は往復分返金される。補償として1人250€支払われる。今日夜になったらvueling のホームページを通して請求するんだ』
と教えてくれました。
いやいや、こちとら250€以上かかってるわ…
と思い、急いでホテルやレストラン、空港から市街地へ行くための電車ローヌエクスプレスへ連絡。
・ ホテル 返金対応なし
・ レストラン 当日キャンセルOK
・ ローヌエクスプレス 全額返金
ホテルは仕方ないとして、ローヌエクスプレスが返金対応してくれたのはありがたかったです。2人分で約50€払っていたので涙 土日を挟んだ3日日後に返金対応をしてくれました。
もし同じ目にあってる方がいたら諦めずに連絡してみてください!私達の場合は電車の発車時間よりも前に連絡したので対応してもらえました。
航空券の払い戻し (対応の早さに感動〜)
翌日というかその日の深夜0:30に航空券の対応に関するメールが届きました。
私は払い戻しを選択。
手続きについてですが、よく読まずに「はい」を選択していくと、片道しか返金されないようにできているので注意。往復分の返金対応を選んでください。
確定後メールが届きます。
それとほぼ同時にBizum(ビズ厶)を通じて払い戻し対応を受けました!この対応の早さはすごい!
補償対応について
係員の方の言う通り夜9時頃には復旧していたので、vuelingのHPを通じて補償請求を行いました。
ちなみに補償についてはこのように明記されています。
ただし請求しないともらえないので面倒でも頑張りましょう!請求方法は案外簡単でした。
①Vuelingホームページを開きhelpページへ
https://help.vueling.com/hc/en-gb/
②Your Bookingを選択
③cancelled flightsを選択
④ページの下にある
The easiest way to request it is through our website.のリンクをクリック
https://www.vueling.com/en/we-are-vueling/contact/management?helpCenterFlow=RefundJustifiedReasons
⑤必要事項を記入
翌日noteのため同様の手順を繰り返したところ、欠航便という対応がなくなっていました。
とりあえず補償請求が完了するとメールが届きます。
10日以内に対応の連絡が来るそうです。
補償の結果
約1週間後、vuelingからメールが届きました。
今回の事案はあまりにも影響が大きいので災害とみなされ、航空会社に補償を払う義務はないそうです。
納得できなかったので、飛行機トラブルを専門とする法律事務所に連絡しましたが、今回は災害と考えられるため訴訟はできないと連絡がありました。
こんなことあります?運悪すぎですよね!でも人生であるかないかの経験ができたと思い、プラスに捉えようと思います笑
はじめての欠航便で学んだこと
欠航便対応、本当に面倒でした…
とりあえず赤字にはならず良かったです。
夫から常々、念のため航空券はダウンロードかスクショ撮っておくよう言われていたんですが、アプリがあるのにそんなことをする必要性を感じずやらなかったことを反省しました。フライトギリギリのチケット発行は本当にドキドキしました……
そしてもう一つ驚かされたのは、ヨーロッパ人の不測の事態への対応力です。日本でこんなことがあれば、どこかしらで係員に怒っている人や焦って質問ぜめにしている人がいる気がするのですが、そんな人はどこにもおらず「仕方ないよね〜」という雰囲気でした笑 係員がいるところには長蛇の列ができていましたが、誰も怒ってはいませんでした。
以前夫がオンラインで注文した物が家に届けられず、なぜか家から電車で1時間離れたところに取りに行くよう言われたことがあるのですが、彼が職場の人に愚痴をこぼすと『読書できる時間ができて良かったじゃない』と言われたそうです。日本人なら冗談でもこんなこと言えないですよね笑この余裕に構えた姿勢、私も見習いたいと思いました。
リヨン、またリベンジするぞーーー!