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ほんとうにこわいのは


私の大好きなアイドルがあと少しで活動休止してしまう

それがすごく寂しい

でもなんで寂しいのか
悲しいのか
自分なりに答えが出て
推しにも、だから大丈夫だよーって伝えるために
自分もまた寂しくなった時に大丈夫になれるように
ここに想いを残す


私にとってのオタクをする上で1番幸せなのは大好きな人が幸せでいてくれること楽しんでいること
推しが幸せだと私も幸せだし、推しが笑顔だととっても嬉しい
推しが決めたことなら絶対正しいよって言いたいし背中を押したい
ずっとそう思っていた

なのにグループが活動休止をして推しがアイドルではなくなってしまうと聞いた時
推しが決めた事なのにどうしても受け入れられなかった
というよりも受け入れを拒み続ける自分がいて
そんな自分が受け入れなくて
ああ推しにはたくさんの幸せをもらったのに最後まで自分はわがままなんだろうと落ち込み
負のループからずっと抜け出せなくなってしまった

そんな日々を過ごす中で

失恋とは相手を好きだった自分との別れでもある
自身との分裂だからとても悲しい気持ちになる

というツイートを見つけてこれだ!!となった

(ここでTwitter(X)の話が出るのがインキャすぎ)

推しを好きになった時の私はとにかく暗くて自分に自信がなくていつも落ち込んでいた。
落ち込んで推しにDMを送り、キモイDMを送ったことにまた落ち込み、ライブに行っても自分の顔がキモくて落ち込み、特典会でうまく話せなくて落ち込んだ

そんな自分が本当に嫌いでずっと許せなかった

でも唯一自分を肯定できたのがちょこぼを好きになれた事だった

いつもキラキラしてステージから夢と希望と元気をくれるあんぱんまんみたいな存在のちょこぼ

沢山のアイドルがいる中で、ちょこぼを見つけられた事
それが自分にとって唯一誇らしく思えるところだった

そんな大好きなグループで出会えた推し
ぱんめんは本当にすごい人で
私の中にある黒い部分全部笑って大丈夫だよって受け止めてくれた

全部が無理な日々の中でぱんめんといる時の自分だけが大丈夫な自分だった

仕事で沢山怒られても家が地獄のように汚くても親とうまく行かなくても
ぱんめんの前ではそんな自分を見せなくてよくて
知らないでいてくれて
ずっと大丈夫でいられる事が本当に救いだった

ぱんめんを好きな自分だけは一度も嫌いになった事がなかった

ちょこぼが解散してぱんめんがアイドルを辞めてしまう事

私にとってそれは大丈夫な自分との断絶を意味する

こんなにも怖い事はない

また大丈夫じゃない日々が始まる
そう思った

でも周りを見渡すと
オタクじゃない自分を肯定してくれる友人がいて
あの頃とは違う仕事に就いて
落ち込んでもぱんめんにDMしなくなった自分がいることに気が付いた

もうずっと前から大丈夫になっていたのだ

何もかもめんどくさくなって床で朝を迎える自分
仕事で上手くいかずミスをしてしまう自分
落ち込みがちな性格

全部含めて私なんだと気付けたし、そんな自分も愛せるようになっていた

人と話すのが好きになったし
仕事も転職出来たし
何かを考えていても死にたどり着く事がなくなった

全部全部ぱんめんのおかげであり私が頑張ったんだ

そう思えるようになった

どんな自分もぱんめんとちょこぼのおかげで愛せるようになったよ

みんながいない世界を大丈夫だなんて言いたくないし大丈夫ではないけれどあの頃の私より強くなれたんだ

本当に怖いのは自分を愛せない事

でも愛せるようになったからこそ心の底から言えるんだ

出会えて良かった

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