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ことば遊びを言語学から徹底分析
近況報告
11月も今日で終わり。あと1ヵ月で今年も終わります。
今年は年男。
いいことと言えば、中学時代に仲が良かった友人がinstagramをやっていたので、DMを送ると、まさかの本人。世界は広いようで狭いと感じた。
他にも、相変わらず別で続けているものが上手くいかなかったりと
気持ちの波が不安定な状態。内向型は、集団生活や自分を売り込むが苦手。
自己主張や意見が正論すぎる、的を得た回答、
話しやすい環境づくりはありがたいが、
先頭で切って言うこと、何でも言っていいということではない
心のブレーキとぐるぐる思考。
意見を言ったところで、「どういうこと?」と言われると、
内心は「この人にはもっと具体的に話さないといけない」と思いながらも、
その具体例が浮かばないこともあります。
内向型の方はどうやって自己主張をされていますか?
意見を述べるときに気を付けていることはありますか?
話は変わって、読者のみなさんは
英語にもなぞなぞがあることはご存知でしたか?
学生時代、言語学の授業を受けていた時。
担当の先生は、たまに話が脱線することがある。
この脱線話が大好きだった。脱線話の一つに、ことば遊び。
正解したら、評価に加点されるというもの。100人近く受講されていた中で、発表するのには勇気がいる。
このことば遊びが大好きだった。
例えば、「いとしくていとしくていうこころ」。これは何心?
正解は「恋心」。旧字のこいは、戀と書く。
それぞれを分解すると、
糸 糸
言
心
他にも、漬物とかけまして、とある和尚と説く。その心は?
正解はどちらも「たくあん」。
漬物であるたくあんと歴史上にいた人物の沢庵和尚をかけた、なぞかけ。
こういった頭の体操だった脱線話。
こういった、ことば遊びにどっぷりとハマってしまった。
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言語学とことば遊び
言語学の授業を受けてから、言語学のますます興味を持った。
言語学は元々英語を研究対象になっていたため、英文法や英単語の語源、アクセント、比喩表現など研究している。
そこから、英語の起源は何だったのかという英語史、近くにあるドイツ語やフランス語のヨーロッパ諸語、英語を使っている国々の言語の特徴を研究するようになった。
ここから、マニアックな話になります。
言語学の研究内容は、主に4つの考えがあります。
統語論
学校で勉強した英文がなぜその並びなのかを考える。
例えば、疑問文や否定文に出てくるdo、don’tはどこからやってきたのでしょうか?
音韻論
アクセントによることばが表す意味の違いを研究します。
例えば
black boardという英単語で黒板と読むのか?黒い板と読むのか?
an English teacherは英語の先生なのか?イングランド出身の先生なのか?
音の抑揚、イントネーション、ポーズなど細かいところを分析します。
形態論
単語の語源や略語の仕組みなどことばの部品に焦点を当てた考えです。
例えば
「ファミリーレストラン」を「ファミレス」と略す。
’ smog’ は、smokeとfogを合わさった言葉。
意味論
ことばの裏側、コミュケーションに注目した考えです。
エアコンがガンガンかかった部屋で、「この部屋、寒くない?」と言ったとします。この言葉を聞いた側は暗に「エアコンの温度を下げて」と伝える。
「エアコンの温度を下げて」と「この部屋、寒くない?」では、後者は相手に考えさせる発言になります。
直接言うことで伝わる人もいれば、遠回しに言うことでジワジワ理解できる人もいます。陰湿なイメージですが、HSP気質である私はどちらかと言えば、後者の方をよく使います。
遠回しや抽象的な内容を聞きながら、
「この人はこういうことを言いたいのかな?」と聞いていてワクワク。
これらの4つの考えが言語学の基本になります。
あくまで、こういう考えがあるんだというぐらいでかまいません。
今回のなぞなぞは、主に形態論から出題してみた
答えはコメント欄へ
例 AとBの関係を見て、Cに対応するDに当てはまる言葉は何でしょう。
A: teach B: teaching C: swim D:?
正解は、swimming。
解説)Aの英単語に-ingをつけたものがBのteaching。swimに-ingをつけたものがswimingかと思ったら、swimmingというひっかけクイズ。
問題
AとBの関係を見て、Cに対応するDに当てはまる言葉は何でしょう。
① A:eat B:eating C:have D:?
② A:boy B:girl C:father D:?
③ A:sing B:singer C:teach D:?
④ A:play B:played C:drive D:?
⑤ A:baseball B:9 C:soccer D:?
(答えはコメント欄へ)
全て中学生レベルのものばかり。
こういったミニクイズがあることで、英語に対する苦手意識が持つ人が少しでも減るといいです。
英文法や話すことが苦手だったとしても、英単語のこういった関係性、連想することで語彙が増えてくると思います。
⑤はことばの特徴というより一般常識の問題。
⑤をALTの先生に出題したところ、一発では分かりませんでした。
その方はスポーツに詳しくないと返信され、How many people do you play ?と聞くと、正解しました。
中学生の頃、英語の教科書であった なぞなぞを紹介。
stand
I
(アルファベットのあいです)
分かりますか?
このクイズはrebus puzzleといいます。日本でも判じ絵というもので、江戸時代に流行っていました。ほっぺにちょうが止まっている絵。
正解は「ほおちょう」→「ほうちょう」→「包丁」です。
最後に
「効率を求める」「生産性を高める」現代は、「考える」時間が無駄だと思われて、こういったクイズをするゆとりもなくなったように感じます。
また、SNSのようなすぐに返信が来ることを求める私を含めた若い人は、
すぐに答えを知ろうとします。
何でもパソコンで調べたら答えが出ると思いますが、一度立ち止まって考えて正解を見つけ出すひらめきも大事。
正解がない問題の方が世の中にはたくさんあるのだから。
「!」びっくりマークは、「エクスクラメーションマーク」なのか?
英単語帳に語源を書きまくった語源マニアが解説。
(ゆる言語学ラジオより)
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