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拾ったヒキニートを飼っています。
「ただいま!」
帰りが遅くなった。
居間に入るとあの娘はモニタに向かったまま右手を上げて
「おつか~」
スピーカーからは変換された野太い声で
「オツカー、ソロソロオチルワ」の声。
「お?リーダーもしかしてコレから…?」
「リア充死ね!」
「ただいまって彼女の声?もっと聞かせて~!」
「ウッサイ、シネ!」VC切断。
私は後ろから彼女に抱き付く。モフモふ…ん?
「こらっ!昨日お風呂入って無いでしょ!」
「…んあ…ちょっとレイド忙しくてね~」
「あっ!服も匂う!ほら脱いでっ!お風呂入るよ!」
「めんどくさい~」
☆☆☆
狭いバスタブに二人で浸かる。
私の胸は小柄な彼女の枕
「ダークエルフは良いよね~おっぱい大きくて」
「私は貴女の胸の方が好きよ」
「ぶー!」
…可愛い。
此処で悪戯したくなる劣情を抑える。
この後記念日のご馳走、ケーキ、ミード酒…ベッドとプランが有るんだから。
「髪と髭のドライヤーお願いね」
「ハイハイ」
彼女はヒキニートのドワーフだ。
【続く】