縄文楽検定(中級)第15回28.29.30 石棒、縄文土器、竪穴住居
第16回 縄文楽検定 中級受験
試験日:2024年3月3日(日)
試験まであと27日‼︎
今日も過去問解いていきます😊
【28】
火焔土器文化には、彫刻石棒や彫刻石皿と呼ばれる、石に意匠文様を彫刻する道具がある。
石棒には被熱痕が残るものがあるが、土に埋められた状態で被熱を受けたと考えられるものを選べ。
答:c
c魚沼市正安寺遺跡出土の石棒は、中ごろに黒い帯あり、その上(先端方向)は赤く変色している。これは、被熱を受けた痕跡である。黒色帯の下は変色等がなく、その差が明瞭なため、ここが土に埋められていた部分だと考えられている。
a十日町市芋川原遺跡出土の石棒は、渦巻き模様が陽刻されるもので、数ある石棒の中でも優品のひとつである。
b長岡市馬高遺跡出土で石棒は、側面が砥石のようにくぼんでいる。
a〜cのように、破損していない石棒は実は少数で、多くはd長岡市中道遺跡出土の石棒のように、折れた状態で出土する。
【29】
JR長岡駅の新幹線コンコースに
「縄文土器。これを見たとき、心がひっくりかえる思いだった。人間生命の根源。その神秘を凝縮し、つきつけた凄み。私はこんなに圧倒的な美観にぶつかったことはなかった。全身が“ぶるぶる”とふるえあがった。」
と言うプレートがある。
この言葉を残したのは誰?
a)近藤篤三郎
b)中村孝三郎
c)小林達雄
d)岡本太郎
答: d)岡本太郎
昭和62年(1987)、JR長岡駅の新幹線コンコースに設置された。
【30】
火焔型土器が作られた時代に、人々がくらしていた竪穴住居の平面形に多いのは、長方形と何形か?
a)円形もしくは卵形
b)三角形
c)正方形
d)星形
答: a)円形もしくは卵形
火焔型土器が作られた時代の竪穴住居は、平面形が(楕)円形あるいは卵形のもの、そして長方形のものがある。正方形やそれに近い形をしたものは、縄文時代前期に見られる。(十日町干溝遺跡など)一方、三角形や星形の竪穴住居は見つかっていない。
ありがとうございます😊