縄文楽検定(初級)第14回10.11.12 王冠型土器、縄文土器の底
【10】
王冠型土器はどれでしょうか?
a)
b)
c)
d)
答:b
a)十日町市幅上遺跡の深鉢形土器
c)長岡市馬高遺跡出土の火焔型土器
d)長岡市山下遺跡の深鉢形土器
【11】
下の写真は新潟市秋葉遺跡出土の王冠型土器ですが、この土器が持つ、他の一般的な王冠型土器と異なる特徴は何?
a)短冊状突起が4つある
b)眼鏡状突起がついている
c)縄文がついている
d)袋状突起がついている
答: c)縄文がついている
この土器は、胴部が縄文で施文されている点が特徴。一般的な火焔型土器・王冠型土器は縄文で施文されない。
【12】
縄文土器の底には、土器をつくるときに敷いた物の痕跡が残っている事がある。
次のうち、敷かれていたと考えられる物を選べ。
a)トチノミの殻(果皮)
b)回転ロクロ
c)和紙
d)網代(編み物)
答: d)網代(編み物)
今のところ縄文土器には回転ロクロが使用されていないと考えられている。
トチノミ殻の痕跡をもつ縄文土器も発見されてない。
縄文土器の底には、木の葉や笹の葉、編み物の痕跡が残されていることがあり、これらを敷いて、手で回しながら土器を作っていたと考えられている。
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