【東大ガールのスコットランド留学記】人生初のfoot ball観戦。Celtic💚
ごきげんよう。皆様お変わりありませんか?
今回はスコットランド最大の都市、グラスゴーがお膝元のCeltic vs Livingstoneのフットボールの試合に参りました。
フットボールとサッカーの違いってなあに?と思われた方。いいえ、なにも違いませんよ。ただ、
と忠告されたことがあります。フットボールはイギリスの名前でサッカーは後に作られたアメリカの言葉みたいね。ふむふむ。
それはさておき、行ってまいりました。スポーツ観戦は初めてという友達と、なんともぴよぴよな発言をしながら鑑賞。
👩ルール知ってる?
🐒知らな〜い、なんかボールを追いかけるって友達がいうとった。
👩そうなのねえ。
🐒セルティック?
👩ケルティック?
🐒ありゃ〜、どっちかいね?(筆者注:正しくはセルティックです。)
🐒なんか、オレンジの服は相手チームの色じゃけえ着ちゃいけんのんと〜
よくも周りの人に怒られなかったな…。
試合は前半45分、後半45分の90分試合。時間が決まっているから盛り上がりますね。小雨が降っていたけれど、スコティッシュはプレーヤーも観客もそんなのお構いなし。
野球しか見たことないし楽しめるか不安でしたが、時間がしっかり決まっているのでタイムリミットが近づくほどヤジが大きく、そして荒くなっていくのが面白い。
今回は全体的にCelticが押し気味のゲームでした。4-2で決着。
しかもね…総括して「日本人が活躍したゲーム」でした。
これはジャパニーズの贔屓目ではなく、今日の選手に選出されたDaizenは線の太い足から力強く繰り出されるシュートは3つも決まり、すごい…!と興奮。二人して推し選手に。めっちゃ走っていたしかっこいいねと大盛り上がり。
そして、最後にKyogoが裏抜け!誰もいないところを一人で悠然と駆け抜けてシュート!
一瞬unallowed goalになってヒヤヒヤしましたが、ビデオチェックで無事シュート認定(ということだと思うんですが違っていたらすみません)、これが決定打となり試合終了。(この辺何が起こっていたのかわからなかった…)
留学に来てから言語の壁、カルチャーショック、で気力を失っていた私。留学前は思いも及ばなかった、地球の裏側で、普段はあまりお目にかかる機会のないバックグラウンドで活躍する日本人、外国人と遜色なく渡り合えるプロの方々を間近でみられて心が震えました。後ろのうっさいおいちゃんが「行け〜!走れDaizen!!」と大ヤジ飛ばしていたのを聞いて胸いっぱいになりました。
誇張じゃないもんということでリンクをぺたり。
また、人が優しい。人生初めてのサッカー観戦、チケットがデリバリーされる方法や荷物を調べられるところからもうわからない。トラブルシューティングにメールを打って、ロイヤルメール(宅配)で送られてくるから待ってみてねと優しく嗜められ、入場ゲートの前のおじさんは私がちゃんとチケットのQRコードをかざせるかなんとなく気にかけてくれ、隣の席のおじさんはゴールが決まるたびハイタッチしてくれました。うへへ。
あと、こちらの人たちは日本の野球マニアに比べると相当行儀がいいぞ。叫ぶといっても常識の範囲内。口もそんなに悪くな…いやでもf***ing ball!て言っていたか。そういえば。でもお国言葉ででうおりゃあああ何しとんじゃああ走れやああああとか絶叫しているおじいちゃんよりはマシだね。多分。
さらにカルチャーの違いを感じたのは、苗字で呼ばないこと。例えば、
Daizenの本名はDaizen Maedaさんですが、司会もaudienceもDaizenと呼ぶし、ユニフォームの印字もDaizenなのだなあ。私は名前で呼ぶスコットランドのカルチャー、すごく好きです。属性ではなく個人を見てるって感じがします。
試合終了後は私はgift shopで閉店ギリギリまで迷ってマフラーを買い(待たせてごめ〜ん)、一緒に来ていた友人の友人達がたまたま試合を見に来ているというので落ち合ってみんなでご飯食べました。
おすすめのチャイニーズレストランをいくつか教えてもらい、四方山ばなしをしながら、留学生ならではの悩みを明るく共有でき、私一人ではないんだなと少しホッとしました涙
今回は色々と勇気づけられたというか、こういうあったかい出会いを大切にしていきたいです。