2月4日3軒目喫茶売店メリー(豊島区・北池袋)
大王は普段定休日の火曜しか他のお店に行けず都内にあるのに行けないお店がいくつかあります。今回やっと来れたお店の1つだったのが、この喫茶売店メリーです。
お店は東武東上線北池袋駅から徒歩3分くらい。お店は倉庫を改装したような感じ。魯肉飯や豆花はあるものの他は台湾らしいメニューはありません。開放感があり寒ければ七輪やヒーターもあるので暖まることもできます。お店の名前やお店の雰囲気から勝手に女性がやってるものだと思っていましたが30代くらいの男性がやってました。
注文したのは豆花と魯肉飯の小。豆花は温かいの冷たいのと選べるので、温かいのにしました。魯肉飯はお店の人が作っていなく、メニューに載ってるおじさんが作ってるのだそう。台湾の方で台湾料理のお店を日本で長年やられていたのだそう。
魯肉飯を食べてみるとこれが本格的な味で台湾の味だなと感じさせるものでした。食べてて大きいのでもよかったなって思いましたね。さすが、おじさんです。
豆花はピーナッツ、はとむぎ、緑豆、さつまいも団子が入ってる。豆花自体、口に含むと理想的な食感。柔らかく滑らかで、ふわっと口の中で溶けるように無くなっていく。その間に大豆の風味がやさしく感じられて完成度が高い。店名のイメージから期待値は高くはなかったのですが、予想外の味ですごく美味しかったです。ここの豆花は先ほどのおじさんではなく、男性店主が大豆から作っているそう。宮城の大豆カンパニーという昔大王もお世話になったことのある会社から大豆を仕入れていて、豆花を作り始めて日が浅いというけどやっていることは本格的です。
お店の奥にはアーティスト向けのレンタルスペースになっていて、いろんなものがごちゃごちゃと置かれている。お店にはお客さんじゃないけど軽く世間話しに来る近所の人がちょこちょこ。駄菓子もちょっと置いてるから近所の子供もお金握りしめて買いに来たりと近所の人たちの交流の場になってる。
店主さんがおじさんに会ってもらいたいとのことで電話で呼び出してくれました。しばらくするとおじさんがやってきて、魯肉飯すごく美味しかったですよと言うと喜んでくれました。台中出身で日本に来て20年以上だそう。偶然、店主さんと近所で知り合いお店で料理作ってくれませんか?と誘ったのがキッカケだったそうです。
おじさんは台湾のお菓子を食べて欲しいとわざわざ自宅まで取りに行ってくれて、台中のパイナップルケーキとお手製の年糕(甘いお餅)をご馳走してくれました。大王が子供の頃食べたのと同じ懐かしい味でした。
おじさんがいろいろ作れるので台湾の年中行事に合わせて特別なメニューも出すこともあります。今は金土日だけの営業ですのでご注意ください。ここの雰囲気と本格的な豆花と魯肉飯を食べてもらいたいです。おじさんも面白い人なので話せたらラッキーですよ。
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