Neutral Milk Hotel - Holland, 1945
作詞・作曲 Jeff Mangum
アルバム「In the Aeroplane Over the Sea」収録
記事の見出し画像左からメンバーのJeff Mangum、Scott Spillane、Julian Koster、Jeremy Barnes
アンネ・フランクや、輪廻転生、友人の自殺した家族などについて歌っているそうです。
Jeff Mangumのインタビュー記事などを参考に訳しましたが、最初の「And only weeks before the guns」の箇所はあまり自信がありません。お手柔らかに。
僕が唯一愛した少女は
瞳に薔薇を持って生まれてきた
でもその後 彼らがあの子を生き埋めにしてしまった
1945年のある晩のことで
側には姉しか居なかった
銃声のたった数週間前で
皆に雨が降り注ぐ前のことだった
今 彼女はスペインの小さな少年として
燃え盛るピアノを弾いている
太陽の周りの空虚な輪の上で
皆は僕の夢が叶ったと歌う
でも今、僕らはかつて愛した人生の欠片を
全部拾い集めなきゃいけない
自分を守るために
少なくとも続けていくには十分だから
いま僕らは、白で包まれた君の黒い弟と共に
輪廻の輪に乗っている
生きるのも悪くないって言ってたけど
彼は彗星に乗って行ってしまった
もうきっと戻らないだろう
君のいる所の真上の星から見た方が地球は綺麗に見えるから
彼は君を泣かすつもりなんてなかった
火花が散って銃弾が飛び交う中
心の中の空っぽな輪の上で
世界はただ悲鳴をあげて崩壊していく
でも今、僕らはかつて愛した人生の欠片を
全部拾い集めなきゃいけない
自分を守るために
少なくとも続けていくには十分だから
ここは君のお母さんの眠る場所
そしてここは君の兄弟が生まれた部屋
シーツの皺
かつてはここで動いた彼らの体も、もう動くことはない
悲しいけど、世界は彼らの顔が蝿だらけになるのを見たいだけだという
でも僕は瞳に浮かぶ白薔薇を守っていたいんだ
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