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【TOEIC書評】残念な人の英語勉強法

英語の学習を始める前には『失敗談を徹底的に調べる』という勉強法があります。

「残念な人」というタイトルからも失敗談が書かれており、また、どうしたらいいのかが書かれた本となっています。

もちろんTOEICについての内容も書かれた内容となっていますので、これからTOEICの勉強を始める方にもおすすめです。

ですが、本書ではTOEICに特化した本ではなく、ビジネスで使える英語を習得するための内容が書かれた本となっています。

1. 著者プロフィール

ビジネスコンサルタントをされている「山崎将志」さんが書かれた本です。

コンセル会社で有名なアクセンチュア出身、そのあと独立されさまざまな事業で成功されています。

著書に「残念な人の思考法」「残念な人の仕事の習慣」が残念シリーズという感じで失敗談から学ぶ本が多いですね。

まくた、共著は「Dean R.Rogers」さんとなっています。

2. 本の概要

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本書は『ビジネスで使える英語』を習得する為に間違ったプロセスで行った勉強法と、正しい勉強法が書かれています。

特に仕事で英語が必要な方はこの本を読んで、どこまでTOEICの勉強をするのか、ビジネスで使える英語を習得するたるにはどうすればいいかが学べます。

 3. TOEICの勉強で使えるポイント

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●目標点を決める

冒頭でも書きましたが「目標点」の設定です。

あなたのTOEIC目標点は決まっていますか?

・会社に求められている点数
・就活に必要な点数
・海外旅行で困らない点数
・字幕なしで英語のドラマや映画が見れる点数
・500点, 600点, 700点, 800点, 900点を超える

僕は段階的に目標点が変わっていましたが、TOEICの勉強を始める最初から最終目標点と段階的な目標点が決まっているほうが目標に早く辿り着けます。

ゴールを決めずに登山しても道に迷うだけですからね!

本書では大きく730点をゴールとするとか、それ以上を目指すかを決めた方がいいと書かれています。

そして730点を取得したらTOEICは卒業して他の勉強に移ることを推奨されています。

学習曲線からすると高得点になればなるほど目標点取得までの時間と労力がかかってしまい、非常にコスパが悪くなります。

ですので、730点を取得してコスパが悪くならないうちに卒業し、本当に仕事で使えるビジネス英語の勉強に移りましょうということですね。

●730点以上を目指す

730点以上の目標点を取るためには『730点取得までにしてきた勉強とは違う勉強をする必要がある』と書かれています。

これはまさに僕もそうでした。

800点を目指した勉強は今までしてきた勉強では通用せず、苦手な部分を徹底的に潰していく必要がありました。

4. 英語が話せない理由

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●人前で英語を話すと笑われる悪習慣

小学校の低学年から英語の授業が必須となる世の中になってきました。

社会人になるまで沢山英語の勉強をして大学を出る頃には1,000時間を超える勉強時間になるのですが、我々は英語が話せるようになりません…。

その一つとして「学校でキレイな発音で英語を話していると友達にバカにされる」という悪しき習慣があります。

僕は発音がキレイではなかったですが、みんなの前で英語を話すことが大嫌いでした。

カタカナ英語の発音でさえも、人前で英語を話すと周りの人の顔色が気になり上手く話せず嫌な想いをしました。

TOEICの勉強を通して『英語上達の鍵は音読である』と確信しているので、どんどん声を出していかなければいけません。

友達の前で英語を話していても、笑われないような日本になって欲しいですね。

●勉強は復習が大事

英会話スクールでの二人の生徒についての出来事が書かれています。

英語力が飛躍的に伸びた人は「英会話スクールでの授業の後、毎日徹底的に復習していた」からでした。

レッスン内容を録音して家に帰って聞いて毎日復習するという勉強をされていたみたいです。

これもTOEICの勉強をしていて気付いたことですが、勉強って復習が大事なんですよね。

やってやりっ放しではなく、何を間違えて、それをどうしたらいいかを考える。

そうやって一つ一つ修正して「できない」を「できる」に変えることが勉強なんだと分かりました。

5. 気を付けないといけないポイント

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TOEICに関する内容が古いです。

新しい本ではないので旧型式の内容に沿って書かれた内容となっています。

TOEIC旧型式はビジネス向けといった部分に欠けている内容が多く、ビジネスで使える英語力という本書の視点からすると、TOEICはビジネス向けの英語とは異なる部分であるという指摘があります。

ですが、TOEICは型式が新しくなっており、よりビジネスで実際に使う場面を想定した内容となっていますので、旧型式の内容だということをしっかり理解してTOEICの内容に書かれた部分は読んでください。

まとめ

本書でTOEICの勉強として大事なことは二つ。

・TOEICの目標点を決める
・英語学習も『復習』が大事


早く英語が上達したいと思う人は復習を徹底して、継続的に行うことが大事です。

ここを、おろそかにしているとやっぱり時間ばっかりかかって、結局何も身に付かないということが起こります。

また発音が大事とも書かれています。

「復習する時にしっかり英文を声に出して読む」というように心がければ定着率がUpして効果的な勉強が行えます。

ということで、まずはTOEICの目標を決める。

そして、それに向かって復習は必ず行い、間違いを徹底して修正していき、効率的に目標点に到達しましょう!

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