見出し画像

カフェをオープンさせてみていたという話

前回では一年間とりあえず2拠点生活してみた話をザックリと書いて、結論としては収入を安定させることや、どちらの拠点でも何か仕事ややる事を見つけたり作っていかないと…という話を書いたんですが。。
これからこの一年間で何をやってたかという事を少しずつ詳しめに書いていこうと思っています。

ちょっとだけカフェやってました。

実は昨年の9月末くらいから数カ月だけ、定食屋さんの定休日だけ間借りしてカフェをやってみていました。
実際はカフェというよりもファーストフード店といった方がしっくりくるのかも…
メニューはホットドッグとかハンバーガー、サンドイッチって感じです。
しかも使う肉は全て地元産のジビエ肉。

ジビエ専門カフェ

田舎で生活し始めて知り合った仲間で、鳥獣駆除で仕留めた鹿や猪を精肉している会社の経営者と知り合った事がきっかけで、彼らの精肉したジビエ肉を使って地域おこしができないかと考え、ジビエ肉を使ったファーストフードを考案。(考案て言ったって、ただ肉使っただけですが…)
当時のラインアップはこんな感じ。

猪ドッグフード
猪・鹿ハンバーガー
鹿のボロニアソーセージサンドウィッチ

肉は試食した時に本当に美味しかったから自信を持ってお勧めできると確信していました。
どうせやるなら「地の物」で全部まかなおうと思い、野菜も周辺で獲れた野菜を農家さんから購入。
バンズは地元ベーカリーさんに依頼してオリジナルを作ってもらうこだわりぶり。
味付けのケチャップ等も「地の物」から手作りしようと思ったんですが、流石にそこまで手が回らなくて市販の物から味の合う物を選んで調達。
自分ではかなり美味しい物ができた!と自信を持ってオープンさせました。

オープン→4ヵ月でクローズ

滑り出しは全然ダメでした。
知り合いの人たちが好意で来て食べて行ってくれるんですが、売り上げとしては全くと言ってダメ。
オープン前の宣伝もしていなかったから、仕入も弱気でしたし(食べ物の仕入って難しいって学びました…)逆にそれで売り切れが無かったんですから鳴かず飛ばずですよね。。。
たまにお客さんが入ってきても、定食屋さん目当てで入って来るから「本日はカフェの営業です」って言うと「じゃいいですぅ」って帰られるし。

早くも転機

そんな中、オープンから1か月経った頃に数名の近所の高校生がフラっと立ち寄って食べてくれました。
僕はその時、毎週売り上げが上がらない事で半ばヤケクソ状態。
せっかく来てくれたからと高校生たちに色々とサービス。
それから毎週、高校生たちはリピーターになってくれて足を運んでくれるようになったばかりか、学校の友人を誘って食べに来てくれるまでに!!
とうとう一人では店を回せないくらい忙しい日も出てくるほどに認知されるようになったんです。

またもや転機

定食屋さんの定休日を使っての営業だったので、毎週日曜日と月曜日だけオープンさせていたんですが、定食屋さんのオーナーとしては店が毎日開いている状態なわけで…
僕は僕で火曜日から金曜日まで朝から晩まで働いて、土曜日に仕込みして日曜と月曜にカフェをオープンさせてと、休みが本当に一日も無い状態で4か月働いていたんですね。
そんな中、ちょうど3ヵ月目を迎えた年末にオーナーと僕の間で、そろそろ体力が限界じゃないかという話が持ち上がります。
正直、僕は楽しんで仕事してたのでそこまで苦には思っていなかったんですが、疲れは確かにピークを迎えており原因不明の「めまい」が頻発。
オーナーからは一日でもいいから店を閉めて休みたいという希望が出ました。

結局クローズ

お互い、体調を崩したら何にもならないという意見で一致。
リピーターのお客さんには復活を約束してカフェを4か月目で閉める事にしました。
最終日にはたくさんのお客さんが足を運んでくれて完売。
こんなに売り上げられるならもっとやってればよかったと後悔も有る中で
絶対に復活させてやる!と心に誓いました。

一つの事業としての手ごたえ

カフェは半年も持たずに止めてしまいましたが、数か月でコンスタントにお客さんが来てくれていたという点を評価すればポテンシャルは有ったのだろうと思います。(自分の結構前向きな意見としてですが…)
商売を起こすという事の難しさは、場所やタイミングや扱う物等、色々な要素が重なり合って成功へと進めるのでしょうけれど、今回のカフェについては甘い考えかもしれませんが、今後再挑戦するに値する事業の一つだと思いました。
数か月間テスト的にオープンできたことを感謝するばかりです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?