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【算数コラム】算数好きな子供になる具体的なアクティビティの紹介(家庭内編)

今回は旅育をテーマにした投稿が話題のまりおさんに「算数」についてコラムを書いていただきました。どんな方か簡単にご紹介させていただきますと、医学部を卒業後、留学、外資系金融機関勤務、ロースクールやIT企業のマーケティング部を経て独立・・・なんとも多才なインフルエンサーさん✨

そんなまりおさんが、これまでの多岐にわたる経験から培った視点で、特に算数教育についてこれから数回にわたり綴ってくださいます。彼の独自の視点と豊富な経験で、算数・教育がどのように見えてくるのか、早速読んでいきましょう!


子供が算数を好きになるためには、日常生活の中で算数を楽しく学べる環境を作ることが重要です。家庭内でできる具体的なアクティビティとして、お店ごっこや料理、掃除や買い物などがあります。これらの活動を通じて、子供は自然に算数の概念やスキルを身につけることができます。


1. お店ごっこ

お店ごっこは、商品の値段を設定したり、お金のやり取りを通じて計算の練習ができる素晴らしい方法です。例えば、子供が店員役となり、親が客として買い物をするシチュエーションを作ります。

  • 価格設定:商品の価格を決めることで、数の概念や価格の比較を学びます。

  • お釣りの計算:お金のやり取りを通じて足し算や引き算の基礎を身につけます。

  • 在庫管理:商品の在庫を管理することで、数え上げや記録の取り方を学びます。

これにより、算数が実生活にどのように役立つかを具体的に理解することができます。


2. 料理

料理は、算数の様々な概念を実践的に学ぶのに適しています。

  • 計量:レシピを見ながら材料の分量を測ることで、計量や単位の概念を学びます。「1カップ」「大さじ」「小さじ」などの単位を使い、子供と一緒に材料を計ることで、分量の違いや加減を理解します。

  • 倍量・半量:レシピの倍量や半量に挑戦することで、掛け算や分数の理解を深めます。

  • 時間計算:オーブンや鍋での調理時間を計ることで、時間の計算や時間管理のスキルを養います。


3. 掃除や整理整頓

掃除や整理整頓も、算数を楽しく学ぶための良い機会です。

  • 分類と整理:おもちゃや本を片付ける際に、カテゴリーごとに分けて整理することで、分類や数え上げのスキルを養います。特に、小さな子供には、色や形、大きさで分類する遊びを通じて、分類の基本概念を学ばせます。

  • 時間管理:部屋の掃除をする際に、一定のエリアごとに時間を設定して掃除をすることで、時間の計算や効率的な作業の進め方を学びます。例えば、「このコーナーを10分で片付けよう」と時間を決めて取り組むことで、時間の感覚を養います。


4. 買い物

家族での買い物も算数を学ぶ良い機会です。

  • 計画と予算管理:買い物リストを作成する際に、必要なアイテムの数量を一緒に考えたり、予算内で買い物をすることで、計画性や予算管理のスキルを身につけます。

  • 価格比較:店内で価格を比較したり、セール品を探したりすることで、価格の違いや価値の概念を教えることができます。例えば「この商品は2つで100円だけど、こっちのは1つで60円だから、どちらが安いかな?」と問いかけることで、簡単な計算や判断力を養います。

これらのアクティビティを通じて、子供は算数が日常生活に密接に関わっていることを実感し、楽しみながら学ぶことができます。家庭内での自然な学びの機会を提供することで、算数に対する興味を引き出し、ポジティブな学習体験を積むことができます。子供が算数を好きになるためには、親のサポートと工夫により、家庭内でこれらのアクティビティを取り入れることで、子供の算数に対する自信と興味を育むことが可能となります。

これらの方法を取り入れ、子供が楽しく学べる環境を作りましょう。親のサポートと工夫が、子供の算数に対する興味と理解を深める助けとなります。


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