【算数コラム】タブレット学習のメリットとデメリット。親が知っておきたいポイント！
旅育をテーマにした投稿が話題のまりおさんが「算数」についてコラムを書いていただくシリーズの11回目です。まりおさんは、医学部を卒業後、留学、外資系金融機関勤務、ロースクールやIT企業のマーケティング部を経て独立・・・なんとも多才なインフルエンサーさん✨
彼の独自の視点と豊富な経験で、算数・教育がどのように見えてくるのか、早速読んでいきましょう！
タブレット学習は、子どもたちにとって便利で楽しい学習方法として人気があります。しかし、親としては「本当に効果があるのか」「健康に悪影響はないか」など、さまざまな不安を抱えているかもしれません。この記事では、タブレット学習のメリットとデメリットを比較しながら、親が知っておくべき重要なポイントについて詳しく解説します。
タブレット学習のメリットとは？
タブレット学習には、多くのメリットが存在します。ここでは、特に算数に苦手意識を持つ子どもにも有効なメリットについて、具体的に解説します。
1. 視覚的でわかりやすい教材
タブレット学習の大きな強みは、視覚的な教材を通じて子どもがより簡単に理解できる点です。算数の抽象的な概念も、アニメーションや図形を操作することで視覚的に理解しやすくなります。これにより、子どもが算数に対して持っていた苦手意識が少しずつ解消され、理解が深まります。
2. 自分のペースで学習できる
タブレット学習は、子ども一人ひとりのペースに合わせて進められる点も大きなメリットです。特に算数においては、子どもが理解に時間をかけたい部分にじっくりと取り組むことができ、得意な分野はスムーズに進められます。これにより、無理なく学習を継続できるようになります。
3. どこでも学べる柔軟性
タブレットさえあれば、どこでも学習できるというのも大きなメリットです。通学途中や家族の旅行中でもタブレットさえ持っていれば、勉強を継続することができます。また、学習環境が変わることで、子どもが新鮮な気持ちで学習に取り組むことができる点も魅力です。
タブレット学習のデメリットとは？
一方で、タブレット学習にはいくつかのデメリットも存在します。これらのリスクを理解した上で、親が適切な対策を取ることが大切です。ここでは、よく指摘されるデメリットについて詳しく見ていきましょう。
1. 視力への影響
タブレットを長時間使用することによる視力への影響は、多くの親が心配するポイントです。画面を近くで見続けると目が疲れやすくなり、視力が低下するリスクがあります。このリスクを軽減するためには、使用時間を制限し、定期的に休憩を取ることが重要です。
2. 依存症のリスク
タブレット学習は楽しい要素が多いため、子どもが夢中になりすぎることがあります。特にゲーム感覚で進むアプリでは、長時間使用してしまうことで依存症のリスクが生じる可能性があります。このため、親が使用時間を厳しく管理し、学習と遊びのメリハリをつけることが大切です。学習後にはタブレットから離れる時間を作るなどのルールを設定しましょう。
3. 運動不足による健康への影響
タブレットを使って座りっぱなしで学習することで、運動不足になりやすく、健康面への影響が懸念されます。運動不足は、体力の低下や姿勢の悪化につながる可能性があるため、学習時間中に体を動かす機会を作ることが大切です。例えば、30分の学習ごとにストレッチをするなど、親が積極的に運動を促すことで、バランスの取れた生活習慣が身につきます。
親が知っておくべきタブレット学習のポイント
タブレット学習の効果を最大限に引き出すためには、親がいくつかのポイントを押さえておくことが重要です。ここでは、親が子どもの学習をサポートする上で意識すべき点を紹介します。
子どもが自主的に学べる環境を作る
タブレット学習は、子どもが自分のペースで進められるため、自主的に学ぶ力を育てる絶好の機会です。親があまり手を出さずに見守りつつ、必要に応じてアドバイスを与えることで、子どもは自信を持って学習を続けることができます。また、進捗を定期的に確認し、学習状況を見守ることで、子どもは安心して学びを進められます。
学習と遊びを区別する
タブレット学習は、遊びと学習の境界が曖昧になりがちです。そのため、親が明確な区別をつけ、学習時間中は学習アプリのみを使用するなどのルールを設定することが大切です。また、学習が終わったらしっかりとタブレットを片付け、遊び時間に切り替えることで、子どもが自然とメリハリをつけた生活を送ることができます。
まとめ
タブレット学習には、多くのメリットがありますが、視力や依存症、運動不足などのリスクも伴います。これらのデメリットを理解し、親が適切なルールを設けることで、タブレット学習を効果的に活用することができます。子どもが自信を持って学習に取り組むためのサポートを行い、タブレット学習のメリットを最大限に引き出しましょう。
この記事の著者🔽
