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【算数コラム】タブレット学習の家庭での環境整備と成功する習慣作り

旅育をテーマにした投稿が話題のまりおさんが「算数」についてコラムを書いていただくシリーズの13回目です。まりおさんは、医学部を卒業後、留学、外資系金融機関勤務、ロースクールやIT企業のマーケティング部を経て独立・・・なんとも多才なインフルエンサーさん✨

彼の独自の視点と豊富な経験で、算数・教育がどのように見えてくるのか、早速読んでいきましょう!


タブレット学習を効果的に取り入れるためには、家庭での環境整備と、子どもが無理なく続けられる習慣作りが重要です。特に算数に苦手意識がある子どもでも、楽しく学び続けられる環境を整えることで、学習効果を最大限に引き出すことができます。本日はタブレット学習を成功させるための具体的な環境整備と習慣作りのポイントを紹介します。

タブレット学習を始める前に整えるべき家庭環境

タブレット学習を効果的に進めるためには、まず家庭内の学習環境を整えることが大切です。適切な学習スペースや時間管理が学習の成功に直結します。

静かで集中できる学習スペースの確保

タブレット学習を効果的に行うためには、静かで集中しやすい学習スペースを確保することが大切です。リビングや子ども部屋の一角を学習専用のスペースとして設けることで、子どもは「ここで学ぶ」という意識を持ちやすくなります。周囲にテレビやおもちゃがあると集中力が途切れやすくなるため、できるだけシンプルで落ち着いた環境を作りましょう。

タブレット使用ルールの設定

タブレットを使用する際、学習と遊びの境界を明確にするためにルールを設定することが重要です。たとえば、「タブレットは学習専用の時間帯にのみ使う」「学習が終わったらタブレットを片付ける」など、使用する時間と内容に制限を設けることで、学習に集中しやすい環境を作ることができます。親子でルールを話し合い、納得して決めることがポイントです。

Wi-Fi環境とアプリの管理

タブレット学習には、安定したWi-Fi環境も欠かせません。アプリのダウンロードやオンライン教材の利用にはインターネット接続が必要になるため、通信が安定している場所で学習を進めましょう。また、アプリのインストールや使用を親が管理することも重要です。学習に適したアプリだけをインストールし、ゲームや動画アプリの使用を制限することで、子どもが学習に集中できる環境を整えることができます。

成功するタブレット学習の習慣作りのコツ

家庭での環境が整ったら、次はタブレット学習を続けるための習慣作りが重要です。子どもが楽しく、無理なく学習を継続できるよう、親がサポートしながら習慣化を進めましょう。

毎日決まった時間に学習する習慣をつける

タブレット学習を続けるためには、毎日決まった時間に学習する習慣をつけることが効果的です。たとえば、「学校から帰ってきたらまず30分タブレットで学習する」など、日常のルーティンに組み込むことで、子どもは自然と学習時間を確保するようになります。最初は短い時間から始め、徐々に学習時間を延ばしていくことで、無理なく習慣化が進みます。

学習内容を可視化して進捗を確認する

タブレット学習では、学習の進捗状況を可視化する機能が多くのアプリに備わっています。これを活用して、親子で進捗を確認しながら目標を設定しましょう。「今週は掛け算を10問解けたらクリア!」といった具体的な目標を設定し、それを達成できたら一緒に振り返ることで、子どもは学習の成果を実感しやすくなります。

ご褒美制度やゲーム要素を活用する

学習の習慣を続けるために、子どもが楽しいと感じる仕組みを作ることも重要です。たとえば、学習の達成度に応じてご褒美を用意することや、アプリ内のゲーム要素を活用して楽しく学ぶ時間を提供することで、子どもは学習を楽しみながら続けることができます。「今日は5問解けたからおやつの時間にしよう!」といった小さなご褒美を用意するのも効果的です。

親のサポートで習慣化を強化する

タブレット学習を続けるためには、親のサポートが欠かせません。親が子どもの学習に関わり、適切なサポートを行うことで、学習の習慣化がスムーズに進みます。

学習に興味を持たせるために褒める

子どもがタブレット学習で成果を上げたとき、親がその努力を褒めてあげることは非常に重要です。小さな進歩でも「すごいね!がんばったね!」とポジティブなフィードバックを与えることで、子どもは学習に対する自信を持ち、次の学習にも積極的に取り組むようになります。親が興味を持って関わることで、子どもは学びを楽しみやすくなります。

子どもの進捗を見守りながらサポート

タブレット学習は子どもが自主的に進められる点が魅力ですが、親が進捗を見守り、適切にサポートすることも大切です。アプリの進捗機能を活用して、どこでつまずいているかを把握し、必要に応じてアドバイスを与えることで、子どもは安心して学習を続けることができます。また、親が見守っていると感じることで、子どもは「一人じゃない」と思い、頑張る意欲が湧いてきます。

タブレット学習を長続きさせるための工夫

タブレット学習を長続きさせるためには、学習環境だけでなく、親の関与や適切な習慣作りが欠かせません。

学習後には体を動かす時間を確保する

長時間タブレットに集中していると、どうしても運動不足になりがちです。タブレット学習の合間や学習後には、必ず体を動かす時間を設けましょう。例えば、学習が終わった後に外遊びをしたり、簡単なストレッチをすることで、心身のリフレッシュが図れます。親が一緒に運動に参加することで、子どもも積極的に体を動かすようになります。

時々環境を変えて学習する

上記で書いた通り、学習専用のスペースを作ることは大事です。しかし、毎日同じ場所で学習していると、飽きてしまうこともあります。そんな時は、学習場所をリビングやベランダ、外出先などに変えることで、気分転換を図りながら学習を続けてください。

タブレットの利便性を活かし、学習場所にバリエーションを持たせることで、子どもは新鮮な気持ちで学び続けることができます。

まとめ

タブレット学習を家庭で効果的に取り入れるためには、まず学習環境を整え、続けやすい習慣を作ることが重要です。子どもが集中できるスペースやルールを設定し、親が積極的にサポートすることで、学習を楽しみながら継続できるようになります。また、学習後には体を動かす時間を設けたり、環境を変えたりして、リフレッシュしながら学びを続けていきましょう。


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