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CEOスイン・リーが語る - トド英語の動画で日本語が使われる理由は?

トド英語をご利用されているご家庭の中には、「日本語が出てくる動画は困る😅」と感じる方もいらっしゃるようです。

実は全動画のうち、英語と日本語を併用した動画は17.6%で、その他は英語のみの動画です。多くないのは以前のブログ記事でもお伝えしましたが、今回は、トド英語の一部の動画で日本語が使われる理由について、Enuma (エヌマ) CEOのスイン・リーからお話させていただきます。

※ここでは英語と日本語を併用した動画を「バイリンガル動画」と表現しています。


トド英語は「外国語として英語を学ぶ」アプリ

皆さま、こんにちは。Enuma (エヌマ) CEOのスイン・リーです。トド英語をご利用くださり、また、ご関心をお寄せくださり、心からお礼申し上げます。

トド英語を開発するにあたり、私たちが目指したのは「母国語に十分に触れている状態で、英語を初めて学ぶ子ども」へのサポートです。

いつ外国語学習を始めるのが最適なのかについては様々な意見があります。親が2つの言語を話せない場合、1つの言語に慣れてから別の言語に移行するのが良いという意見が主流ですが、幼少期から2つの言語を同時に学ぶことを目指す家庭もあります。バイリンガル育児の成功には、子どもの発達の程度や言語能力、両親の英語力、母国語の露出度、子どもの興味などが影響します。

それぞれの家庭が異なる環境にありますが、私たちが最も理想的に考えたシナリオは、幼稚園や保育園、小学校で母国語の読み書きをスムーズに学び、帰宅後にトド英語で英語を学ぶことです。そうすることで、母国語の習得に影響を与えず、また、子どもたちがネイティブの発音を聞いて自然に似たような音を発することができ、言語間の混乱も少なくなると考えました。

トド英語のバイリンガル動画の特長

トド英語の基本的な学習はすべて英語で行われますが、一部の動画のみ日本語を含みます。具体的には、海外の文化や習慣を紹介する動画と、文法を説明する動画の2種類です。多くの方が特に関心を持たれる、海外の文化や習慣を紹介する動画についてお話しします。

○新しい文化への好奇心を育む

バイリンガル動画では、「お弁当」や「特別な季節のイベント」など、日本の未就学児や低学年の子どもが興味を持ちやすいテーマを取り上げています。これにより、子どもたちは日常生活と結びつけながら、新しい文化への好奇心を育むことができます。自分の世界とは違う風習や文化を体験することで好奇心を持ち、アメリカの同年代の子供たちと交流したいという気持ちを呼び起こすことを狙っています。

○母国語の文脈と繋げることで、楽しく学ぶ

トド英語の推奨年齢である、好奇心が強い時期の子どもにとっては、基礎的な英語のみで構成される動画では、内容が単調に感じられ、興味を保つのが難しくなる場合があります。

そのため、子どもたちが既に知っている母国語の文脈と結びつけることで、新しい文化や習慣を楽しく学べる設計にしています。例えば、日本の「お弁当」とアメリカの「ランチ」の違いを知ることで、興味が広がり、異文化に対する理解が深まります。このように、バイリンガル動画は単なる言語学習にとどまらず、子どもたちの視野を広げる役割も果たしています。

多くの子どもたちはバイリンガル動画をとても気に入ってくれていて、その楽しさや親しみやすさをきっかけに、トド英語の英語のみのカリキュラムに意欲的に取り組み、長く学習し続けることができると考えています。

ユーザーの皆さまからのご意見

「英語教材はオールイングリッシュがいい」という方もいらっしゃいますし、「ビデオに登場する日本語を煩わしいと感じる」というご意見もいただきました。様々なお客さまがトド英語を楽しんでくださっていますので、始める年齢やご家庭の事情も多様です。

すでに英語文化圏に住んでいる子どもたちがアルファベットや主要な表現を学ぶ方法と、外国語として英語を学ぶ必要がある子どもたちが学ぶ方法には違いがあります。そのため、ユーザーの皆さまはアメリカやイギリスのアプリではなく、「外国語として英語を学ぶ」トド英語を選んでいただいたのだと思います。

しかし、皆さまからのご意見もあり、基礎英語レベルの子どもたちに、日本語を使わずに異文化を楽しく伝える方法を日々考え、模索しているところです。今のところ、バイリンガル動画を使わずに「新しい言語や文化への好奇心」を呼び起こすための良いアイデアは見つかっていませんが、これからも研究・開発を進め、さらに良い提案ができるよう努力してまいります。

最後に

トド英語は、子どもたちが母国語にしっかりと触れた状態で、英語を自然に身につけることを目指しています。バイリンガル動画を通じて、異文化への好奇心を育て、グローバルな視野を広げるサポートをしています。これからも、お子さんと楽しく英語に触れ、素晴らしい成長の旅を一緒に歩んでいければと願っています。


Enuma CEO スイン・リーからのメッセージでした!

彼女がどのような思いで会社を立ち上げ、アプリを開発したのかは、こちらの記事でご確認いただけます👇


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