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【教えて!正頭先生】#18「英語の次に学ぶべきは言語は〇〇語」

トド英語公式アンバサダーに就任された正頭英和さん。「教育界のノーベル賞」と呼ばれる「グローバル・ティーチャー賞」のトップ10に選ばれ、今も多くのエデュテイメントに関わる教育のスペシャリストです。そんな正頭さんが、おうち英語で悩むママさんたちの質問に毎週答えてくださることになりました〜😆✨今回は第18弾です!

Q.音読の楽しみって何でしょうか?

音読は基本的に「つまらない」と感じることが多いので、それは「マラソンの魅力は何ですか?」と聞かれているのと同じだと思います。実際にやってみないとわからない、ということですね。マラソンランナーだって走るのが嫌になってしまう時もありますが、それでもその先に待っているものを目指して続けているのです。

音読を始めてみようと思うきっかけは、音読チャレンジのようなイベントかもしれませんし、親からのアプローチかもしれません。確かに、意識しないと続けるのは難しいものだと思います。

音読を楽しんでいる方には、2つのタイプがあると思います。「これで実力がついているのかしら?」と不安になる人と、「実力がついているかはわからないけど、楽しんでやっているからまぁいっか」と思う人。私はぜひ後者になっていただきたいと思っています。英語学習は、英語に触れ続けていれば確実に実力がついていくものです。保護者の目には見えなくても、子どもの中には確実に積み重なっていくものなのです。もし親が「楽しんでやっているから、まぁいっか」と思えるようになれば、その気持ちがぐっと楽になると思います。

Q.正頭先生式音読って何ですか?

ステップとしては、①やり方を教える、②その価値を伝える、③子どもに体験させる、そして④子どもに実際にやらせてみる、という流れです。大切なのは、子どもにしっかりと体感させることです。体験を通じて、子どもが気持ちをのせやすくなり、その結果、音読への取り組みが大きく変わると思います。

なお、11月1日に行ったウェビナーでは、実際の音読方法を体感できる内容をお伝えしています。もしまだご覧いただいていない方は、ウェビナーをチェックしていただければ、より具体的に理解していただけると思います。

Q. 英語以外で学習を進めておいた方がいい言語はありますか?

特にないと思います。強いて挙げるなら、日本語でしょうか。英語を教えている家庭は多いですが、日本語を教えている家庭はほとんどありません。実際、子どもが日本語を間違って使っていても、それを指摘して正さない親が増えているのが現状です。これが、子どもたちが大人になった時に「伝えたいことがうまく伝わらない」といったイライラに繋がることがよくあると思います。

例えば、「今、どんな気持ち?」と聞いて「うれしい」と答えたとします。しかし、その場合、「それは実は『楽しい』という気持ちだよ」と訂正してあげないことが増えてきています。確かに「うれしい」と「楽しい」は非常に似た意味を持っていますが、そこを曖昧にせず、しっかりと訂正してあげることが大切です。たとえば、「楽しい」ではなく「興味がある」という表現を使うことを教えてあげることも重要です。

子どもたちが将来、コミュニケーションを取る際にストレスを感じないためにも、丁寧に日本語を教えることが必要だと思います。

おそらく、この質問では他の外国語を期待されていたかもしれませんが、外国語の学習よりも、まずは日本語の理解を深め、その解像度を上げる練習をすることが大切だと考えます。


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