【座談会】「英検Jr.Ⓡはおうち英語の子と相性がいいの?」
2023年12月8日(金)、X(旧:Twitter)のスペースで「英検Jr.Ⓡはおうち英語の子と相性がいいの?」というタイトルで座談会を行いました。
🟩スピーカー
株式会社教育測定研究所 高橋さん
おうち英語実践者 本好きママさん
トド英語 朴さん
株式会社教育測定研究所は英検Jr.Ⓡを運用管理している企業です。英検Jr.Ⓡについて色々教えていただきました。(英検Jr.Ⓡ1日無料体験はこちら)
以下リンクからアーカイブで音声を聴くことも可能です(約50分)。
※キャンペーンは終了しています。
以下は座談会の書き起こしです。
はじめに
本好き👩🦰:今日のスペースのスピーカーは3人で、私本好きママと、株式会社教育測定研究所の高橋さん、それからトド英語の朴さんです。
では、自己紹介から始めたいと思います。
まずは、私本好きママですが、小1と年少の娘がいる母親です。長女が2歳になった時からおうち英語を始めて、おうち英語歴5年になります。娘たちは英検Jr.Ⓡを受験したことがないんですが、今回このスペースのお話があったときに、試しに次女に英検Jr.ⓇBRONZEの「サンプル問題」を受けてもらいました。そしたら、意外と受験できそうで、すごく驚いています。
というのは、おうち英語あるあるだと思いますが、次女のおうち英語は適当で、本人がトド英語の動画を見たがるので、それで放置していました。私としてはワールドワイドキッズやDWEのプレイアロング等を見てほしかったんですが、あまりハマりませんでした。
なので、トド英語の動画だけ見てレベルは1年間ずっとA止まりなんですが、いまBRONZE行けるのかも!?っていう状態なので、本当に驚いています。英検Jr.Ⓡは以前から子どものレベル把握にはいいなと思って、気になっていたので、今日は高橋さんや朴さんに色々に教えていただいたり、楽しくお話させていただけたらと思っています。よろしくお願いします。
高橋👩🏻🦱:英検Jr.Ⓡオンライン版は、日本英語検定協会と教育測定研究所が共同で運用管理しています。私は教育測定研究所で英検Jr.Ⓡの普及促進を担当しております、高橋と申します。
入社して7年目なのですが、それまでは都内某所で割と人気のある児童英語教室の指導管理をしておりました。現場で子どもたちの指導をしながら、カリキュラムの作成管理や日本人外国人スタッフの採用・育成をする仕事をしていました。
現場での指導は子どもたちの成長を目の当たりにできて非常にやりがいがあるのですが、日本の子どもたちの英語力の底上げを加速するのに何かいい方法はないかと模索している中で、幼児期につけるといい英語力の目安として英検Jr.Ⓡを広く普及できれば、そのミッションを達成できるかもと思って、今のポジションに転職してきました。
朴👨🏻:こんにちは、私はトド英語という、子ども向け英語学習アプリの運営会社である、エヌマ・ジャパンで、マーケティングを担当している朴と申します。僕は日本に来る前は、アメリカで大学留学していまして、英語ができることにより、とても視野が広がるなり、いろんなアドベンチャーができたと思いますので、その楽しさをぜひ広めたく、今の仕事をしております。前は語学学校で留学コンサルタントなどの仕事もして今に至ります。
トド英語をご存じでない方のため、トド英語を説明しますと、トド英語は主に3歳から小学生の子ども向けに開発された英語学習アプリになりまして、2500以上の豊富な学習コンテンツや400本を超える動画などのコンテンツを含んでおり、まるでゲームのような感覚で遊びながら、英語が身に付きます。
英検Jr.Ⓡに関しては、以前からトド英語のユーザー様のうち、英検Jr.Ⓡを受けられている方々が結構いらっしゃると聞いております。やはり手軽であり、英語をゲーム感覚で楽しむということで、トド英語と似たコンセプトで、相性が良いとのことは実感しておりました。
しかし、やはり英検Ⓡというワードのパワーと言いますか、少し固い且つ難しいイメージも同時にある程度持ってはおりましたので(笑)、この機会に英検Jr.Ⓡについて、関係者の方から親近感を持って色々お話を聞かせていただきたいと思います!
本好き👩🦰:お2人とも英語教育に対するモチベーションが強いようなので、色々教えていただければ嬉しいです。よろしくお願いします。
高橋👩🏻🦱・朴👨🏻:よろしくお願いします!
英検Jr.Ⓡとは?
本好き👩🦰:👉英検Jr.はどんなテストで、ズバリその良さは何でしょうか?高橋さん、教えていただけますか?
高橋👩🏻🦱:英検Jr.Ⓡは「子どもの英語耳を育てる」と「子どもが英語を好きになる」をテーマとしたリスニングテストで、幼児から小学生を対象にしています。オンライン版は自宅で気楽に受けられて、テストになじみのない幼い子でも楽しく受けられるのが特徴です。レベルはBRONZE・SILVER・GOLDの3グレードご用意があります。
良さは二つあって、一つは「聞いて+わかる力」を可視化できること。ただ聞こえるかどうかではなくて、「聞いて」「分かる」がポイントで、読み書きなどまだ習っていない幼い子でも可視化できることが英検Jr.Ⓡの一つ目のいいところです。
英語学習はとにかく時間がかかるし、リスニング力は目に見えないので、今やっている学習が正しいのか、不安になることがありますよね。英検Jr.Ⓡで「今」どのくらい「聞いて」「わかる」かを客観的に可視化することで安心すると保護者や、先生方に喜んでいただいています。
二つ目は子どもたちが純粋に楽しんで受けられるというところです。大人は試験は嫌なもの・めんどくさいものと考えられがちですが、英検Jr.Ⓡのテストの場合、レベルが高いにもかかわらず、子どもが「楽しんで」受験できるところがいいところだと思っています。 受験すると子どもたちがすごく喜んで、次のグレードに挑戦したがったり、英語学習のモチベーションがあがったりしたという声をよくうかがいます。
本好き👩🦰:読み書きなど習っていない幼い子ってまさに、小さい頃からおうち英語を始めた子たちですよね。ここまで聞いただけでも、おうち英語の子とすごく合っているのかもと、と思いました!それから、英検Jr.Ⓡオンライン版には「オンラインテスト」「ラーニング」「フルパック」っていうのがあると思うんですが、これも教えていただいていいですか?
高橋👩🏻🦱:はい。まず先ほど説明した「オンラインテスト」があります。「ラーニング」は、英検Jr.Ⓡのレベルに合わせた英語のことばや表現を繰り返し学習できる教材です。この教材は三つのコンテンツで構成されています。
まず、子どもたちの身の回りの生活英語を何度も繰り返しリスニングする「ドリル」。ドリルをすすめると挑戦でき、定着度を計ることができる「ゲーム」。これは子どもたちに大人気です。
そして、テストと同じ形式で10問×24セット、計240問のテストに挑戦できる「もぎテスト」。その3つが「ラーニング」のコンテンツです。さらに、「オンラインテスト」と「ラーニング」がセットになっている、「フルパック」があります。
本好き👩🦰:👉英検Jr.Ⓡはどんな経緯で出来たのでしょうか?
高橋👩🏻🦱:子どもの純粋な英語力を測るテストがなかったので、入門期の児童の英語能力の調査・研究を目的に、英語に親しみ、外国の文化を理解することを目標として、英検Ⓡさんが開発されたと聞いています。
本好き👩🦰:「入門期」の「児童」のための英語テストなんですね。
英検Jr.Ⓡは英検Ⓡの下位テスト?
本好き👩🦰:👉英検Jr.Ⓡは英検Ⓡの下位テストなのでしょうか?
高橋👩🏻🦱:よくそういわれるのですが、英検Ⓡの下位テストではないのです。まず出題範囲が違います。英検Ⓡは中学校以降の内容が出題されるのに対して、英検Jr.Ⓡは子どもに身近な生活英語から幅広く出題されます。ネイティブの同じくらいの子どもの英語力を想像してみたらわかると思うのですが結構レベル高いですよね。習っているとか習っていないとかは関係なく、5級・4級、場合によっては3級にも出題されない単語や表現も含まれていることがあります。
本好き👩🦰:びっくりです!英検Ⓡ5級が難しすぎて受験できないから、英検Jr.Ⓡを受験するものだとばっかり思っていました。3級にも出てこない単語が出題されることがあるとは、難しい試験ですね。
👉英検Ⓡは中学校以降、学校で習う範囲の内容が出題されて、英検Jr.Ⓡは子どもの生活に即した英語が出題されるっていうことですか?
高橋👩🏻🦱:その通りです。試しに日本語に置き換えてみてほしいのですが、例えば小学校1年生のお子さんが普段使っておられるような日本語でも、日本語を第二言語として学んでいる人が理解するとなると、すごくレベルが高いですよね。つまり、子どもの生活に即した英語を聞いてわかるお子さんというのは、高い英語力を身につけているということになるんです。
本好き👩🦰:そうなんですね。うちの長女は小学1年生ですが、学校で先生が何を指示しているか、視覚情報がなくても理解できますし、その能力を問われると考えるとレベルが高いと思います。そうすると、英検Ⓡと英検Jr.Ⓡが持つ方向はかなり別のものなのかなあと思います。
英検Ⓡ本試験は、文科省が作成した学習指導要領にどこまで沿った能力が育成されているのかが測れる試験で、英検Jr.Ⓡは子どもが日常生活で触れる、身の回りの言葉を英語でどれだけ理解できているかを測れる試験、ということなのかな?と思いました。
ここまでお話を聞いて、英検Jr.Ⓡはおうち英語の子にとってすごく良い試験だなと思ったのですが、もしGOLDまで取得できたら、逆に、次に、自分の子に合った試験を探さなくてはいけない悩みにぶち当たるんじゃないかなと思ってしまいました。
👉英検Jr.Ⓡとしては、子どもがGOLDを取得したあとは、英検Ⓡ5級受験をお勧めしているんでしょうか?
高橋👩🏻🦱:いずれ英検Ⓡの上位級を取得したいと思っている方は、そのまま英検Ⓡを受験していただくといいと思います。ただ、テストは他にも色々ありますし、経験値を上げるという意味でも、目的や出題傾向が違うテストを色々受けてみるのもいいかもしれないですね!今は英検Jr.ⓇにはGOLDより先のテストはないのですが、もっと子どもたちのリスニング力があがって、その先のテストを作ってほしいというニーズが高まっていくといいなと個人的には思っています。
本好き👩🦰:そうなんですね!英検Ⓡ以外にも色んなテストがあって、それぞれのテストに良さがあると思うので、「英検Jr.Ⓡ受けたら、次は必ず英検Ⓡ本試験を目指さなきゃ!」って思わなくて良いっていうのは気持ちが軽くなります。学校英語の能力の伸ばし方と、おうち英語で自然と伸びていく能力は違うという話はよくXでも聞くので、その時々で自分の子どもに合ったテストを見つけたらいい、っていうのはなんだか嬉しいです。それから、GOLDの上位グレードができる、ってことも絶対ないわけはない、っていうのは嬉しいですし、そんな日本を見てみてたいなと思います。
英検Jr.ⓇGOLD満点合格は、リスニング力では英検Ⓡ5級・4級以上!?
本好き👩🦰:ところでですね、これも聞いて驚いたんですが、👉英検Jr.ⓇGOLD満点で合格すると、リスニング力は英検Ⓡ5級・4級以上なんですか!?
高橋👩🏻🦱:受けてみたことがあるママたちは、きっといまみんなGOLDの難しさにうなずいてくださっていると思うのですが、リスニングだけでいうと、5級・4級に引けを取らないレベルです。英会話教室の先生の中には3級レベルとおっしゃる方もいらっしゃいます。英検Ⓡのウェブサイトで調べてもらえたらと思うのですが、実際「CSEスコア」という英検Ⓡさんが開発したスコアでも、英検Jr.ⓇGOLD満点は415点で、5級の合格点の419点とほとんど同じです。5級はリスニングとリーディング2技能を合わせたスコアなので、リスニング力だけでそのスコアにほぼ到達しているということになります。ちなみに、3級は、4技能で合格点が1456点なんです。リスニングだけで415点取れたらいいと思いませんか。英検Ⓡを受ける際に、リスニングが大きな武器になっていますというお声をよく頂きます。
本好き👩🦰:ん?ちょっと確認させてください。GOLDの満点は415点、5級の合格点は419点でほぼ同じ。GOLDは1技能、5級は2技能。GOLD満点は1技能だけでそのスコアにほぼ到達。それって難易度高いですよね!
そして、3級は、4技能で合格点が1456点。だから、
(3級の合格点)1456-(GOLD満点)415=1041点
1041点を残りの3技能で取得すれば、3級に合格するっていうことですね!それは、GOLD満点は難しいですね!
高橋👩🏻🦱:GOLDのレベルをわからない人には、GOLDって難しいんだという参考にしていただけるかなと思って紹介してみました。あくまで参考ですけど。
GOLDでは50ワード程度のストーリーを一気に聞き流して、大体の意味を把握して、それにあう適切な絵を選ぶという問題があるんです。ある程度の量のインプットをしていて、聞いてわかる英語が増えている子でないと、なかなか難しい問題です。また、GOLDには、50問中10問リーディングの問題があります。GOLD100%の正答率を取るためには、リーディング力の素地も必要ですので、いかにレベルの高い内容かが分かっていただけるのではないかなと思います。
実際、GOLD100%の正答率を取る子は、GOLD受験者の2%しかいないんです。個人的には5級や4級との比較でなくて、このGOLD100%のレベルの高さが世の中に広く浸透すると嬉しいなと思っています。
英語は、合否とか点数を追いかけるのではなく、聞いてわかることを増やすことが大切です。80%取れたから次でいい!ではなく、同じくらいの簡単レベルなのに、まだ分からないところが2割くらいあるんだな、どこが弱いかなと振り返り、そこを念頭におきながら、学習につなげるといいですよね。
あと、点数が取れることと、能力が定着して、いつでもすっと使えるようになるとは、また違うレベル感だということは、おうち英語ママの皆さんも実感してるだろうと思うので、上手にテストを目安として使ってもらえたらうれしいです。繰り返し何度もインプットすることはもちろん、繰り返し何度もテストをして確認するということが大事なんです。
本好き👩🦰:GOLD満点ってかなりレベルが高いっていうことなんですよね。私のなかでは勝手にGOLD満点はCEFRのリスニングA1相当なんじゃないかっていう気がしてきました。公式でCEFRを出していないので、私の想像で強引に言っていることと思って、すみません、流していただけたら嬉しいです。
英検Jr.Ⓡ が英検Ⓡ本試験の合格を早めるの?
本好き👩🦰:それで、👉英検Jr.Ⓡ受験が英検Ⓡ本試験の合格を早めることがある、ということ について、何かデータなどがあれば、教えていただけますか?
高橋👩🏻🦱:ある英会話スクールで英検Jr.ⓇBRONZE・SILVER・GOLDと80%以上取得してから英検Ⓡを受けた場合と、英検Jr.Ⓡを受けずに英検Ⓡを受けた場合との英検Ⓡ合格状況を分析する調査を行ったところ、英検Ⓡ5級~3級の「一発合格率」が約10%高い、準2級まで「約1年ずつ早期合格している」という結果が出ています。
1万件以上のデータを元に分析されたということで、英検Jr.を積極的に利用いただいてきた英会話スクールさんなのですが、わかりやすい結果が出て、これまでの利用の仕方が間違っていなかったと喜んでおられました。私も長年の現場経験で実感していたことが少し可視化されて、うれしい結果でした。
本好き👩🦰:そうなんですか!?GOLDは英検Ⓡ3級でも出てこない単語が出題されるというお話だったので、英検Ⓡ3級まで早まるのは、リスニングでつまづかないという意味でも理解できるのですが、準2級も英検Jr.Ⓡが合格を促進するということなんですね。
👉でも、なんで英検Jr.Ⓡを受験すると、英検Ⓡ本試験の合格を早められるんでしょうか?
高橋👩🏻🦱:これだという理由は英検Jr.Ⓡとしてはお伝えしていないのですが、現場の先生方や実際に受けてくれている子どもたちの話を聞くと、英検Jr.ⓇのGOLD100 %近く取れるくらいまでしっかりインプットをすると、英語耳がしっかり育って、残りの3技能の習得がスムーズになるということです。
朴👨🏻:英語耳が育つと、残りの3技能の習得がスムーズというのは、トド英語のカリキュラムにも通じるところがあります。
トド英語は、リスニング力が向上することで、スピーキング力も向上し、アルファベット→フォニックス→単語→リーディング→文章の構造と文型、という順番でリーディングやライティング力を向上させるという考えで、カリキュラムの構成から英語力を向上させる仕組みになっております!
本好き👩🦰:そうなんですね!リスニングがその後の3技能の習得に関わるんですね。そう聞くと、私は中学英語から英語を学習したタイプだったので、もっと小さいころにリスニングから始めたかったです。とても勉強になりました。
英検Jr.Ⓡを受けて良かった事例&苦手意識を持たないために
朴👨🏻:すみません、高橋さんに教えていただきたいのですが、👉英検Jr.Ⓡを活用して良かったという受験者や先生の声があれば、教えていただけませんか?
高橋👩🏻🦱:ある英会話スクールのキッズ統括の先生が
「英語学習の道のりは長く、ここまで到達したら終わり、という明確なゴールもありません。ですから、学習へのモチベーションを維持するためにも、どれくらい英語力が身についたのかを途中途中で確認すること、つまり英語力を可視化することが大切です。英語学習はいわば山登りのようなもの。こんなにも登ってきたよ、と努力の成果を確認しつつ、休憩しておやつを食べて、また次のポイントまで頑張ろう…という短期目標をもつことが大事なのです」
とおっしゃってくださいました。
朴👨🏻:なるほど!達成感と共に次への目標意識を持つようになるということで、いわゆる一石二鳥ですよね!やはり子どもだと自分でモチベーションを維持する方法が割と大人と比べると限られている中、そのような仕組みはとってもありがたいと思いました。
👉逆に、英検Jr.Ⓡを受験して、悪かった例といいますか、あまり良い結果でなかった場合、苦手意識や英語嫌いになってしまうのでは?と心配する保護者もいると思いますが、そのような方々にアドバイスなどはありますか?
高橋👩🏻🦱:子どもによってアドバイスする内容を変えると思うのですが、がっかりしやすい子だったら、「サンプル問題」を事前にやってみてもらうとか、オンライン版ラーニングで、がちがちに単語をおさらいしたり、もぎテストをやってみて、大丈夫という目途をしっかりつけてから実施していただくことをお勧めすると思います。
一方で、ポジティブな子は自分で挑戦を楽しみながら次につなげていくので、あまり気にせずどんどん受けさせてあげるのがいいと思います。ぶっつけ本番で受けていただいても合否がないので、大丈夫です。全員に賞状が届きますし、レポートカードは合否ではなく、今の自分のレベルを表すようなデザインになっています。前回よりもこんなに伸びたねなどとポジティブに褒められるような工夫がたくさんしてありますので、ぜひ活用してください。
朴👨🏻:そうなんですね、であれば安心です。ご説明ありがとうございます!
本好き👩🦰:確かに合否がなくて、全員に賞状が届くなら、子どもにとって「良い結果じゃなかった」っていう認識は生まれにくいかもしれないですね。すみません、
👉レポートカードはいわゆる成績票だと思うのですが、語彙は少ないけど、会話は良く出来ている、とかっていう結果が見れるのでしょうか?
高橋👩🏻🦱:語句、会話、文章、文字の4分野の正答数と理解度がわかります。年齢と学習経験年数が同じ受験者の平均値も表示されており、全国の受験者と比べることもできます。また、英検Ⓡが独自に開発した「CSEスコア」も確認でき、今の実力とポジションが一目で分かります。
本好き👩🦰:そうなんですね。年齢と学習経験年数が同じ受験者の平均値もわかるっていうことは、次女3歳、学習経験年数3年で、他の方達はおうち英語の家庭の可能性もあるので、見てみたいです!というか、その方達とお友達になりたいです笑
英検Jr.Ⓡとトド英語の相性は?
本好き👩🦰:それでですね、お2人に伺ってみたいのですが、
👉トド英語との相性ってどうなんでしょうか?
可能な範囲で教えていただけると嬉しいです。高橋さんからお願いします。
高橋👩🏻🦱:英語を覚えさせたり、教え込んだりするのではなく、英語を英語のまま楽しみながら学ぶ、子どもが英語を好きになるというコンセプトは、とても共通点があると思います。また大量のインプットをすることが早期英語教育の入門期にとっては大切だという考えも共通点です。
本好き👩🦰:ありがとうございます。朴さん、
👉トド英語としては英検Jr.Ⓡとの相性はどうですか。
朴👨🏻:まさに高橋さんがおっしゃった通りですね、何よりやはり子どもにとって英語は楽しいものとして捉えてもらうっていうコアのところが共通しています。また、ターゲットとする年齢も近いですし、オンラインで受験できるので、保護者にとって負担が少ないところや、「英語を好きになる」というコンセプトを考えても、とっても良い相性だと思います。
英検Jr.Ⓡの良い学習方法とは?
朴👨🏻:あともう一つ、高橋さんに教えていただきたいのですが、
👉英検Jr.Ⓡの準備のために、良い学習方法というのがあるのでしょうか?
高橋👩🏻🦱:合否がなくお子様の今のリスニング力を可視化するのがポイントなので、特にこれといった準備は必要ありません。 もし時間があれば、「ラーニング」には「もぎテスト」が24セットあるので、テスト慣れしてからトライいただくのもお勧めです。
朴👨🏻:ありがとうございます。
本好き👩🦰:「ラーニング」の「もぎテスト」が24回って、びっくりするくらいたくさんありますね!
👉本試験のような30分や45分のテストが24回も受けられるということなんですか?
高橋👩🏻🦱:いえ。ごめんなさい。さすがに本試験よりは少ないのですが、10問×24回分テストを受けることができます。何度も挑戦出来ますし、出来なかった問題に再チャレンジしたり、理解が不足している分野のドリルがおすすめされたりするので、テスト慣れするのに最適だと思います!
本好き👩🦰:なるほど、さすがに多いなと思ったので、逆に安心しました!笑
👉高橋さんに教えていただきたいのですが、BRONZEからSILVER、GOLDと順を追って受験した方がいいのでしょうか?
高橋👩🏻🦱:はい。 ここで各グレードのレベル感をちょこっとすると、BRONZEはすごく簡単な語句や会話を聞いて理解できるかを測る初歩的なレベルから、50語程度の長文(3級と同じくらいの語数)を一気に聞いて、どれくらいわかるかを測るGOLDまで幅広い英語力を測れます。
英検Jr.Ⓡとしては、公式にはウェブサイトに載せている「出題のねらい」を参考に先生や保護者の方と相談して受験グレードを決めてくださいとなっています。
ただ、活用してくださっている先生方の話を現場で伺うと、各グレードの英語を網羅的に理解しているかを確認の意味を込めて 、BRONZEから順番に受けることを勧めている先生が多いようです。英語って、聞いて聞きすぎることはないですよね。なので、多少遠回りだと思っても、漆塗りをしている感覚で、少し簡単なレベルから受けてみて、成功体験を積みながら、確実に英語の定着をはかっていくのがいいかなと個人的にも思っています。
朴👨🏻:遠回りでも漆塗りをしている感覚で、少し簡単なレベルから着実に英語を定着させるというお話は、とっても共感しました!トド英語も、アプローチの仕方と学習形態を変えて反復学習できるようなコンテンツを設けておりますが、やはり言語学習はある程度間隔を開けて反復させることで着実に身に着くと思います。
本好き👩🦰:そうなんですね。うちの場合ですけど、親としては子どもの成長が楽しくなってしまうので、挑戦するという意味でも、少し高めのレベルを受験させたくなってしまうのですが、抜け漏れがないようにするっていうのは納得感があります。子ども本人も少し簡単なレベルのほうが、気分よく問題を解けますし、英検Jr.Ⓡやテストに限らず、きちんとそういう視点を持たないといけないなと、いまお話を伺って思いました。
どのレベルを受けるべきかわからない時
本好き👩🦰:次の質問ですが、英検Jr.ⓇのWebサイトに各グレードのレベル感が書いてあると思います。ただ、例えばBRONZEで「小学校での英語活動:1年半~2年程度」と書いてあったり、さらに文字の学習ではSILVERで「1年~2年程度」と書いてあって、おうち英語の子に当てはめると少しわかりにくいかなとも思います。
👉自分の子どもがどのレベルを受けるのが良いかわからないときはどうしたら良いか教えていただけますか?
高橋👩🏻🦱:基本的にはBRONZEから順番に受けてもらい、各グレード80%取得したら次のグレードへ進んでいただくのがいいと思いますが、一つの目安は、文字の認識レベルです。2~3文程度の会話や文章が聞き取れるくらいに耳が育っていて、「初頭音が認識できる」くらいに文字と音がリンクできている場合は、SILVERを受験いただいてもいいと思います。
GOLDは平均点もグッと下がりますし、SILVERと相当レベル差があるので、慎重にトライしていただきたいです。50語程度のストーリーを聞き流して大意が把握できるくらいになっているのが望ましいですので、サンプル問題やオンラインラーニングでいくつかお試しになってから受験いただく方がいいかなと思います 。
本好き👩🦰:SILVERとGOLDは大分レベル感が違うんですね。平均点が下がるというのは難しいテストということですよね。
ちなみに、高橋さん、
👉サンプル問題は、英検Jr.Ⓡのテストとレベル感は同じと考えていいのでしょうか?
確かTOEICかTOEFLだったと思うんですけど、私が学生のときに受けて、サンプル問題のほうが本試験よりはるかに簡単で、びっくりしたことがあったんです。なので、お伺いさせてください。
高橋👩🏻🦱:簡単ではないです。サンプル問題も本試験のレベルと同等の問題が出題されます。
本好き👩🦰:あ、良かったです!学生のとき、本当にがっくりきたので。サンプル問題はネットで「英検Jr.」「サンプル問題」で検索すると出てくるので、興味あるかたはチェックされたらいいんじゃないかなと思います!!無料で何回でも挑戦できるので、うちは長女も次女も何度か受けています。
トド英語のどのレベルが、英検Jr.Ⓡのどのグレード?
本好き👩🦰:朴さんにお伺いしたいのですが、
👉トド英語のどのレベルを学習していると、英検Jr.Ⓡのどのグレードを受けられる、というような基準や目安はあるんでしょうか?
朴👨🏻:そうですね、トド英語のカリキュラムは、英検Jr.Ⓡや英検Ⓡのレベルを参考に作られたものではないので、これと言ったお話はできかねる状況ではあります。
ただ、今後ある程度受験者様の人数が増えることで、どのような傾向があるかを分析して公開することも可能かと思いますので、もしそれができたら、それを参考にしていただければと思います!
本好き👩🦰:そうなんですね。お答えありがとうございます。
3歳でBRONZE受験は早すぎ?
本好き👩🦰:そして、これが最後の質問になります。高橋さん、すみません、我が家のお悩み相談になってしまうのですが、もし良かったら質問させてください。
高橋👩🏻🦱:はい。もちろんです!
本好き👩🦰:👉うちの3歳が英検JrⓇのBRONZEを受験しようか迷っているんです。というのも、まだ日本語でも知らない単語、例えば、バレーボールとか、も結構あるなと思っています。3歳の子はバレーボールを見たことがないので、日本語でも英語でもバレーボールと言われても、理解できないんです。あと、体育とか黒板とかっていう単語もわかりません。そういった場合は、やっぱりまだ受験は早いのでしょうか?
ただ、レベルチェックテストではそこそこ点数は取れてたのと、本人が「もっとしたい」と言っているので、受けてもいいのかなぁとも思っています。こうしたら良いよとか、何かアドバイスがあれば教えていただけますか。
高橋👩🏻🦱:小学校ワード問題ですね。合格することではなくて、英語がどれくらいわかるのか可視化することが目的なので、生活に出てきてない分からない単語は①あとでできるようになるからいいと割り切って受験しちゃうか(その場合は、できないところがあって当たり前だということを事前にお話ししてあげたり、できたところをしっかり褒めてあげたりしてくださいね)②ラーニング等で(ある程度人工的ではありますが)楽しみながら先取りインプットしてあげるかどちらでもいいと思います。
今後世に出ても分からない単語だらけです。英語も日本語も。その中であいまいさに耐えて、これかな?と類推しながら最善を尽くすのが言語なので、分からない単語がいくつかあっても、子どもは想像を働かせてびっくりするくらい正答したりもしますし、親がこれはわかるだろうと思ってる内容でも壊滅的に分からなかったりもしますので、それも含めて楽しみながら測ってみるというのも手です。資格試験ではなくて、英語ができるようになるためのステップだと思って、結果もお子様と一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。
ただ、特に幼児さんや低学年の子どもにとっては一定の時間机の前に座っているのが難しいなどいろいろなケースがあると思うので、最後は実施の可否については、お子様に合わせて、保護者の方がご判断いただければと思います。
本好き👩🦰:すごくいいアドバイスありがとうございます!良い点数を取るために受験するのではなくて、英語ができるためのステップと考えればいいというところにぐっと来ました!!BRONZEは試験時間が30分で、おっしゃる通り、パソコンの前に座っていられるのかもわからないのですが、一つの通過点と思って、本人に勧めてみようと思います!
トド英語はなぜキャンペーンを実施しているの?
本好き👩🦰:ちなみになんですが、今回大盤振る舞いというか、すごく色んな特典を用意しているように思うのですが、
👉トド英語は英検Jr.Ⓡ推しなんでしょうか?
朴👨🏻:トド英語とは別のツールであり、学習アプリとテストいう多少異なった性格もあるので、「絶対にやった方がいいです!」っていうスタンスよりかは、以前からお子さまの「今の英語力を知りたい」という声はいただいておりましたので、そのような方々に喜んでもらえる企画ではないかと思ったため、でのコラボにはなります。
やっぱり英検Jr.Ⓡって認知度の高いテストでもありますし、子どもが英語を楽しむという特長もトド英語と共通するところがあって、良いテストだと思うので、必要とする方に利用していただけると嬉しいなと思っています。
本好き👩🦰:なるほど、そうだったんですね。
最後に一言
本好き👩🦰:はい、これで本当に最後になりますが、
👉最後に一言、感想など
いただいてもよろしいでしょうか?高橋さん、お願いします。
高橋👩🏻🦱:うちの息子もトド英語を楽しんで使ってます🎵インプットは、好きなものを聞かせてあげたり、遊びたいと思う教材で遊ばせたりするのが、長続きの秘訣だと思っています。テストも同様に、子どもがもっとやりたい受けてみたいと楽しんで受験できるものがよいと思っています。是非トド英語さんとか英検Jr.Ⓡとか、目の前のお子さんに合った取捨選択をしながら、上手におうち英語環境を整えていただければと思います。日本の全ての子どもたちの英語力向上に少しでも役立てるように私たちも英検Jr.Ⓡも頑張ります❗今日は長い時間聞いていただき、ありがとうございます❗
本好き👩🦰:ありがとうございます❗朴さん、お願いします。
朴👨🏻:そうですね、やはり「英語学習は、トド英語だけで完結しますよ」というものではなく、英語が遊び場だとすると、その中のおもちゃの1つのような感覚で、楽しんでいただきたい考えでもあります。英検Jr.Ⓡも同じく、子どもが英語をより楽しめるツールだ、ということが理解できましたので、とても良い機会になりました。
先ほど高橋さんがおっしゃったように、日本の全ての子どもたちの英語力が少しでも向上していくことは楽しみです。ありがとうございました。
本好き👩🦰:我が家のおうち英語はコミュニティには属していなくて、孤独に5年も続けているおうち英語になります。なので、本当にこの方法で合っているのかなっていうのはいつも気になっていて、長女が4歳、5歳のときに「サンプル問題」を受けてもらったり、英検Jr.Ⓡの問題集を買ったりして、習得レベルの参考にさせてもらったことがあります。
それが、こんなかたちで今日お話を伺うことができたので、とても嬉しかったです。私としては「英検Jr.Ⓡって英検本試験とは別の方向性の、すごく良いテストなんだ!」と結構感動したのと、「GOLD満点のリスニング力は4・5級の下のレベルでは絶対ないよね」っていうのが、今日の私の感想です。
Xにいるおうち英語のママパパが子どもに英検Jr.Ⓡを受けさせよう!と思うかどうかは別にしても「英検Jr.Ⓡっておうち英語の子どもとそんなに相性は悪くないし、レベルが知りたくなったら、気軽に受けられるテストがあるんだ」って知ってもらえたらとても嬉しいです。
それで、もうこれで終わりと言っておきながら、申し訳ないんですが、どうしても気になってしまって、一つだけ。
👉高橋さんもトド英語ユーザーさんということなんですが、おうち英語ママさんなんですか?
高橋👩🏻🦱:はい。出産する前は英会話スクールで、生徒の保護者に鬼のようにおうち英語環境づくりの大切さを唱えていたのですが、自分で子供を産んでみて、本当に反省しました。ごめんなさい。いかにその時間を毎日取ることが大変かを思い知らされました。今はダメダメなおうち英語ママです。でも子どもの時間は巻き戻せないので、少しずつでもあきらめずに一緒に英語環境を楽しむようにしています。
トド英語さんもその一つです。簡単すぎるかなと思うものの方が楽しんで繰り返しやってくれます。オンライン英会話とか多読とかもしていますが、自分で進んで取り組むのはトド英語とYoutubeが多いです。
本好き👩🦰:え~!そうなんですね!ちょっと、それはぜひどこかの機会でおうち英語ママトークをしていただきたいです!!
高橋👩🏻🦱:はい、もちろんです!
本好き👩🦰:すみません!すごい聞きたいんですが、もう時間がないので、スペースを終わりにします!ありがとうございました。
高橋👩🏻🦱・朴👨🏻:ありがとうございました。
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