今年1発目のチャリティーウォーク!知らされたのは2日前!
一昨日、ぼく宛にワークショップに青いTシャツが届いた。
明後日のチャリティーウォーク用のTシャツだという。
あれ、視覚障害理解月間は5月だからまだじゃなかったっけ?5月の第2金曜日と第3金曜日とスタンリーは言ってなかったっけ?
聞いてた話とずいぶん違うじゃないか。急だなぁ、もっと前もって行ってもらわないとこっちにも予定ってもんがあるんだけど。まあ、絶対にその日にやらないといけないわけじゃないから全然対応できるんだけれど。
それで、よくよくファビーナから聞くと(ぼくにはスタンリーの訛りがキツくてスムーズにコミュニケーション取れない…)、明後日のは視覚だけじゃなく障害者全般の行進なのだそうだ。警察の音楽隊もでるから盛り上がるらしい。
へぇーと思いつつ、当日を迎えた。
ぼくは当日まですっかり気づかなかったのだけど、チャリティーウォークの流れを全く把握してなかった。
頼みの綱のファビーナもいない。
スタンリーに聞いたら、そのうち誰か迎えに来るから待っとったらええのやと言う。
で、30分くらい待ってたらほんとに同じ青いTシャツを着た人が何人か迎えにきた。
もちろん初めまして。
けれど、ぼくの存在は知っているらしい。
とりあえずついていくと、警察の音楽隊が待機している広場に着いた。
もうすでにぼくたち視覚障害者協会以外の人たちはそろってるふうだった。
そして列の後ろには高校生か中学生くらいの子たちも何クラス分か続いていて、担任の先生と思われる人がキャンディーの空き缶を片手に通り過ぎる車に手を振って募金を呼び掛けて、見事ゲットすると生徒が歓声を上げていた。
チャリティーウォークってこんな感じなんだ、それが素直な感想だった。
セントビンセントに来て間もないころ、ファビーナが協会の予算は政府補助金と一般の募金と聞いていて、その募金集めはチャリティーウォークの時だけだと言っていた。
それで、実際に募金を集める様子を見て、思ったより規模が小さかったことにショックを受けた。よくよく考えるとぼくの期待が過剰だっただけなのだけど、それでもスケールダウン感は否めなかった。
100EC(約4,000円)も集まらないだろうと思う。
チャリティーウォーク自体はメインロードを歩くし警察の音楽隊のおかげでずいぶん市民の注目をあつめた。ちょっとしたパレードのようだった。盛り上がってたと思う。
こういうの初めてだったからおもしろかった。
首都キングスタウンの端から端まで1時間ほどかけて歩いて、ライブイベントも行われるサッカー場でちょっとした集会のようなことをした。
今年もみんなで集まれてよかった、というようなことを何人かの人が言っていたと思う。英語の訛りがきつ過ぎてわからなかった。
途上国にありがちな、うんざりするくらいだらだらしたスピーチをいくらか耐えなければならなかった。
とにかく、ぼくは顔だけでも覚えてもらっておこうと笑顔を振りまいていたのだけれど、これをあと2回ほど1カ月以内にしないといけないのかと思うとちょっとしんどいなと思ってしまった。
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