トド奈津子の衝撃 ~Googleの日本人対応が凄すぎた件~
事件は、今日、Google Meetちゅうビデオ会議システムを使っとったときにおきたやんか。
あのな、Google Meetって、「字幕」つけられるんや。ま、字幕ゆうても、言ったことを文字にして表示してくれるだけやねんけども。しかも、英語(他の言語は知らんけども、少なくとも日本語はなさそう。2021年2月3日現在)。
でやね。この手のサービスって昔からあるんやけども、とにかく英語として正しい発音でないとアカンちゅうのが定説やねん。
しやから、日本人の話すカタカナ英語でよくある「RとL」「BとV」「FとH」が無茶苦茶な発音やと、ほとんど英語として認識してくれへんかった訳や。
実際、ネイティブでも日本人の発音やと英語として理解できひんゆうことがほとんどやねん。意地悪とかやなくて。
ところがやで、今日の会議で、何気なく字幕を入れてみたら、何が起きたと思う?
普通に、カタカナ英語を英語として認識して、字幕にし始めたやんか。もちろん、普通に英語の標準的な発音で発音しても、ちゃんと拾いよるんやけど、カタカナ英語も大体、ちゃんと英語にしよんねん。
あまりに、ぶったまげて、一人で遊んでみた。
日本人として、日本語ネイティブの名に恥じぬ文部科学省教育謹製カタカナ英語。一文字ずつ心を込めて、活舌よく、はっきりと区切りながら発音する完璧なカタカナ英語で。
「グーグルトランスレーション、イズ、ファンタスティック」
「ディスツール、アンダースタンズ、ジャパニーズ、プロナウンシエーション、ベリーウェル」
「アイアム、ベリーサプライズド、アット、イット」
で、その結果。
「ディスツール」が「This is true」
「アイアムベリーサプライズドアットイット」が「I am very suprised」
とはなっとるけど、ほぼほぼ正確に拾っとるやんか。
断言してもええけど、これはカタカナ英語リスニング力について、平均的なアメリカ人、イギリス人、その他英語ネイティブのはるかに上を行っとることは間違いない。
よく
「カタカナ英語だって、英語の方言の一つ」
みたいなとぼけたことゆうやつおるけど、んなわけあるかい!そもそも音自体が違うんやから、英語として認識出来ひんのや。
「通じとるで」ゆうやつもおるやろうけど、それは、単に相手が状況と断片的に理解できる単語を組み合わせて「ゆわんとしとることを理解してる」だけで、「英語として認識できとる」のとちゃうねん。
しやから、このカタカナ英語をGoogleが英語として認識できとるのは、英語の音声認識の精度が上がったんやなくて、意図的にカタカナ英語を学習しとるからに違いない。
Googleは「カタカナ英語すらカバーする」いや、もっとゆうたら「非英語圏の人間がしゃべる英語をカバーする」野望を持っとるんやないか。
それにしても、カタカナ英語をここまで聞き取れるとは、相当カタカナ英語を研究してはるなー、と思っとったら、こんなの見つけてもうた(ほんまは、友達のみかん星人に教えてもらったんやけどwww)
これな。Google翻訳。
ま、Google翻訳自体は知っとったんやけど、注目すべきは、今から紹介する機能や。
まず普通に英語を入力するやんか。でやな、「日本語」を選んだあと、スピーカーボタン押すやろ。
何が起きると思う?これ、ぜひ、やってみて欲しいわ。おもろすぎるからwww
Googleが、めっちゃ、カタカナ英語でこの英文読み上げよんねんwww
でもな、もっとびっくりすることあるんや。
日本語のところをダブルクリックすると、ほかの色んな言語を選べるんや。でな、想像通りやねんけど、好きな言語を選んでまたスピーカーボタンを押すと、その言葉の訛りで、この英文が読み上げられんねん。
これ、むっちゃおもろい。特に韓国語とか中国語でやってみると、英語で会議をするアジア各国の同僚たちの顔が浮かんでめっちゃ笑える。
ぜひ、やってみてやーw
でな、まー、おもろいだけで終わってもええんやけど、ちょっと立ち止まって考えてみると、これってワリとどえらいことやねん。
単に、ある言語で書かれた文章を別の言語の文章として翻訳するのは、Googleの野望のほんとに入口なんやろうな。
近い将来、Google Meetで各国の訛りのある英語で話すと、聞き手の国の訛りか、標準的な英語の発音に修正して聞き手に届けられるゆうことも実現するやろう。
さらにその先もある。
各国の言語で普通に話すと、ほかの参加者には、その参加者のネイティブの言語に翻訳されて、話者の声で聴こえてくる。
もっと先。
話者の口の動きも、その言語に合わせリアルタイムで加工されて他の参加者には見えるようになる。
要するに、GoogleMeetの向こうでは、ナンシーが英語をしゃべっとるんやけど、こっちにはナンシーが日本語でしゃべって、口の動きもその日本語の言葉に合わせて動いて見えるゆうことや。
そんなこと遅延もなく出来るんか?
ま、難しいんやろう。しやけど、Googleは「Stadia」ちゅうクラウドゲーム提供しとるやろ。ゲーム機とか端末側にインストールされたゲームアプリがなくても、オンラインで繋がっとれば最大4K解像度&秒間60フレームのHDR映像と5.1チャンネルのサウンドでゲームが出来るちゅうサービスや。
こうゆうところでも要素技術は洗練されていくやろうから、将来ゆうたら、必ず実現するとゆうてええ。
もっともっと先。
このあたりの研究成果が、ワイヤレスイヤホンみたいなのに実装されると、もっとさらにすごいことが起きる。
話者の声がインテリジェントに(選択的に)ノイズキャンセリングされたうえで、指定された言語に翻訳されて、話者の声で聴こえるみたいなことも実現するはず(ノイズキャンセリングがミソやね。これで話者のしゃべっとるオリジナルの声が聞こえなくなる)。
3年以内にはさすがにむつかしいやろうけど、10年以内なら確実に実現しとる。
おもろい時代に生まれて、ほんまワイは幸せやなーwwww
ちな、今回上で出てきた文章は、詩人のアマンダ・ゴーマンはんが、バイデン大統領の就任式で朗読した詩の一部や。
その(ワイ的に)完璧な訳が、ここにある。細かいニュアンスまで極力拾って、オリジナルの素晴らしい詩を日本語で味わえる名訳やから、ぜひ、噛みしめてやー。
今日は、ここまで!
あ、せやせや。ワンモアシングw
トド奈津子先生、ついにYoutube始めるらしいでwww
なんでも画期的な英語学習メソッドになるそうや。座して待て!!!