蠢動
1 虫などがうごめくこと。また、物がもぞもぞ動くこと。
2 つまらないもの、力のないものなどが騒ぎ動くこと。
大木です。
あまり良い意味ではなさげな「蠢動」という言葉。なんというか過去の自分自身を表している様な気もして恥ずかしい様な、それでいて嫌いになれない言葉です。
4月。新学期。心機一転にと買ったノートに今度こそはとちゃんと使っていこうと思うのだけれど、三日坊主。すぐ元のだらしない使い方に戻ってしまう。
絵もそう。
描き出しは丁寧に色を作り、塗っていく。
やがてだんだんと大雑把になっていく。
中学2年位からかな。今思うと思春期を迎えて心と身体のバランスが少しずつ取れなくなっていってた気がします。
集中力が無くなり、何でもそれなりに、テキトーにこなそうとする。
そう!「テキトー」を覚えたのはこの頃からでした。
それでも季節の変わり目…特に春は何か新しい自分になろうと、テキトーを捨ててちゃんとしようとモゾモゾと胸の中で蠢く物がありました。
蠢動。
しかし土の下で蠢く虫達はなかなか地上に現れてはくれなかったのですが、大学に入り、演劇と出会ってから少しずつモゾモゾ虫たちは出てくる事が出来ました。
演劇に出会ったのも春。
して、毎年この時期は何をしていくのかワクワクが芽生えてきます。(花粉症になるまではより最高に好きな季節でしたが)
『女の子がいる場所は』の帯に書かれたフリーアナウンサーの宇垣美里さんの言葉
「こんな世界が情けなくてやるせないけど知らないままの方がよっぽど恥ずかしいからページをめくる手を止めない」
その通りだなと、そうしなくてはという思いでした。
『FENCE』も同じくです。
やるせない想いで溢れるこんな世の中。
だけど、絶望しない。
大木大好き『うしおととら』のうしおの台詞を借りると、
「笑いながら、負けてやらねえ!そういこうや。」
ですかね。
ですね!
今年度の本公演では、女性の話を書きます。
今まさに執筆に取りかかりたいモードでおりますが、それよりも先にtodokeru,の若い子たちの本をいくつか書いてからであります。
まあ詳細は追って出しでいきます!
しばしお待ち下さいませ🙇♂️
書くぜ!