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カブフェス2024!最高でした!

大木です!
ご存知の事とは思いますが、todokeru,9月14日(土)と15日(日)に香川県高松市は国の重要文化財と指定されている披雲閣にて行われた株式劇団マエカブさん主催の『カブフェス2024』に参加してまいりました!初参加でした!

こちらが披雲閣!その正面玄関!

出演団体は全部で21!
四国だけでなく日本全国津々浦々から集まり、披雲閣を全部芝居小屋へと変えておりました!

受付準備をされているマエカブはっちんさんとみんなの大江さん。メガネが輝いてるぜ


朝一集合して各団体がリハーサルを始め(前日から会場入りされている団体も!)11時より開始!暑い二日間が始まりました🔥


マエカブ主催の岡田さんの和やかな挨拶とお話を聞く参加者の面々

todokeru,は14(土)のみ14時回・17時回の出演でして、この2本をどうするか制作佐光との話し合いの結果「それぞれ違う本でいこう!」という事になりました!
折角カブフェス・披雲閣を堪能するなら2本書きたいという大木の希望と出演したい役者陣の希望、また初参加でネームバリューに乏しいうちの劇団に少しでも足を運んでいただける様にという制作のねらいがあっての事です。
※このねらいが的中します🎯

さてはて先ずは14時回。
todokeru,に割り当てられたのは桐の間というまさに桐の木が眺められる美しい中庭が楽しめるお部屋で『鎧袖一触』という作品を上演。
永見弥生と北村凪の2人芝居でした。

キャッキャウフフと楽しむ2人
罵り合う2人
化かし合う2人

広い中庭がある屋敷に住む織田市子(北村)という女性とそこにやって来る細川硝子(永見)という女性。一見とても仲の良い友人関係に見える2人だけれど、話しているうちに実質「はじめまして」な状況だという事がわかる所から話が始まる…という少し大人なラブ・コメディでした。


うーん。ラブ・バトル・コメディがしっくりきますね。ラブバトコメでした。

「恋は戦い」という令和の若者にはしっくりきにくいであろうコンセプトを裏に忍ばせ、役者の2人とは真逆といって良い役を演じてもらいました。
7月末に行った座興公演を経て速攻執筆、急ピッチで稽古を行って参りましたが、永見が県外在住というのもあり実質稽古期間が10日間位というのもあってかなり苦労した事でしょう。
そんでも2人ともよくやってくれました。

オンライン稽古からスタート
会った途端に立ち稽古
舞台美術も想定していき
通し稽古後は汗びっしょりでした

オンライン稽古も含めてどうにかこうにか間に合ったー!といったものでしたが、実際当日お客様が集まってくれるのか……と直前まで不安でいっぱいだったのですが……


めっちゃ来ていただけました(お客様への配慮の結果、攻殻◯動隊の笑い男の画面みたいな写真になりました)

桐の間に入りきらない程のお客様が来て下さいました!
急遽運営スタッフのスーパー与力さんゴッド(青い髪が逆立ってた様に思います)の仕切りの元、廊下側の襖と縁側の障子を外して何とかお座りいただけました。

『幕間ダイアログ』では白洲役で客演もしていただいた彼女。俳優だけでなくスタッフとしてもすげぇ。


廊下を通行するお客様のアテンドもしていただき本当にありがたかったです!
上演も滞りなくすすんでバッチし笑ってもいただけて本っ当良かったです✨
演者の2人もですが、見守るスタッフも皆同じ気持ちだったことでしょう。



17時回は同じく桐の間で、
『おしゃべりなちぎりぱん』という作品を上演。
出演は久米春花・鈴江咲紀・藤本康平の3名。

3人とも良い顔の赤ちゃん
これまた良い顔の子ども
……やがて不穏に

久米が椿(つばき)、藤本が榎(えのき)、鈴江が楸(ひさぎ)という名前の兄弟姉妹を演じておりましたが、物語序盤は3人とも謎の赤ちゃんがおぎゃあおぎゃあと泣き叫ぶ所から始まりダァダァとハイハイで桐の間内を這い回るという謎展開でありました。

『おしゃべりなちぎりぱん』台本2P目。ほぼだぁだぁキャッキャとしか言わない台詞に当初3人は大混乱でした。

こちらの本はかなーり難産で、悩みに悩み抜いたのですが、ちぎりパン=赤ちゃんの二の腕いわんや赤ちゃん。ちぎりパン=食べ物。生命を育むもの。4色ちぎりパン=クリーム・チョコ・苺ジャム・餡子……あんこ……昭和。
赤ちゃん・生命を育むもの・昭和
この3つが重なりああいったお話になりました。

ほんでもって稽古日数は『鎧袖一触』より1週間分ほど多かったでしょうか。多少は余裕があった様ですが、それでもフィジカル・瞬発力をやたら求める演出だったので毎度汗をかきまわり3人とも頑張っておりました。

とびまわり
かけまわり
ぐったりする(長い話も聞かされる)


ようやってくれました。
ようにやってくれました。

また『おしゃべりなちぎりぱん』は衣装に小道具と遊び心もたっぷりでしたがいかがでしたでしょうか?

作品の生命!ちぎりパン
ちぎりパン&お手玉
つみき=お仏壇
ゲームボーイ!(todokeru,仕様)
ソフトも外せるぜ!
かわいいもんぺー♪


こちらは『鎧袖一触』のステキ衣装✨


スマホの画面にもこだわりが!


「細部に神は宿る」マインドでキャスト・スタッフのこだわりを届ける様努めました。


ちなみにちぎりぱんも満員オーバー御礼!
ありがとうございました🙇‍♂️


上演後、沢山のレビューもいただきました。
また直接感想をいただいたりSNSでも感想いただきまして。

『鎧袖一触』にはもう一つ大きな設定がありましたが、そこもわかるとお話がもう一つ広がること。
『おしゃべりなちぎりぱん』は楽しい物語の奥に悲しい物語が隠れていたこと。それもこれもしっかり食べて明るく楽しく生きていくという事。
それらが「届いた!」というようなお声もいただきまして、驚きとそれ以上の嬉しさでいっぱいでした。
本当に皆様ありがとうございました☺️

SANDAIダブルス&インプロショーにほわ&すずえが参加しましたが、そちらは本人達の口から語ってもらいましょう!長々と書きすぎました💦
観た各団体のお芝居の感想も書きたかったですが今回はこれまでで!🙇‍♂️


本当に楽しく嬉しい演劇フェスでした!
重ねて関係者各位、お客様の皆様ありがとうございました🙇‍♂️✨


大木は取り急ぎ2つ仕事がございますので、次へ!参ります!

また次の劇場で!

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