宮澤家の片割れです
ほわです。
todokeru,座興公演『り、り、り』、無事終演いたしました。
ご来場いただいた皆様、ご協力いただいた皆様には厚く御礼申し上げます。
この度、『宮澤タローの家出』にて、宮澤星一を演じさせていただきました。
短パンはいてたヒゲの奴でございます。
慣れない短パン姿も、この猛暑においては非常に助かりました。
涼しいのなんの。
これから夏の舞台に立つ時は全部短パンの役がいいです。
役の話を少々。
今回は、宮澤唄子役の凪さんとタッグでございます。
仲睦まじい、夫婦の役でございます。
星一と唄子。
この2人はお互いを愛しています。
愛しているけれども、「飼い猫がいなくなったから別れる」という…。
なんとまあ。
どういうこっちゃと。
なんでやねんと。
最初に台本読んだ時の印象はそんな感じでした。
この奇妙な2人(と1匹)を理解するべく、凪さん、大木さんとはいろんな話をしました。
役作りをして、立ち稽古をして、また役作りに戻って、また立って。
時には猫と触れ合おうとして、野良猫を探しに行ったり。(迷走の極み)
凪さんの家にお邪魔して、凪さんと田中さん(旦那さん)のリアル夫婦のやりとりを眺めたり。
凪さんの飼い猫、しじみちゃんを眺めたり。
そしてまた台本に戻ってきたり。
そんなこんなを経て、舞台上に持っていった答え。
お客様に何かしら届いていれば幸いでございます。
歳をとれば、何かを失うことに慣れていきます。
耐性がつくといいますか、鈍くなるといいますか。
そんな自分に人間味を感じられず、虚しさのようなものを覚えていたのですが
星一という役を通して、そこにまだ心動く自分が残っていたのだなあと感じた本でもありました。
新町川文化ギャラリー。
窓から差し込む光が本当に綺麗で(暑かったけど)、素敵な空間でお芝居させていただけたことに感謝。
改めて、公演に関わってくださった全ての皆様、ありがとうございました。
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