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冬のカブフェスの楽しさ⛄️そして演劇の楽しさ。
大木です!
ご存知の事と思われますが、
香川県は琴平町で行われましたカブフェス2024in琴平にtodokeru,参加させていただきました。
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先ずはご来場いただいたお客様ありがとうございました。我々もではありますが遠方からお越し下さった方も沢山いらっしゃいました。
心より、心より感謝申し上げます。
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また、主催の株式劇団マエカブの皆様、おつかれ様、おつかれ様!おつかれ様でした!!
いやもう本当ありがたいやら申し訳ないやら
やはりありがたいやらの思いがいっぱいでありますが、楽しいフェスに混ぜていただき「ありがとうございます」この気持ちが一番大きいです。
ありがとうございました。
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そして今なおカブフェスの残務をされているのであります
頭が下がりすぎて地面に突き刺さります
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TRY-ANGLE:よしえさん
※ここの写真の殆どは彼女のもの
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※文春感ある距離感の写真を一枚
またまた、演劇人という普段関わり合う事の少ない謎の集団を温かく迎えていただいた琴平町商店街の皆々様!僕がどうこういう所では全くもってないのですが、「こんなに温かくしてくれるの?」と新美南吉さんの著作『てぶくろをかいに』に出てくる間違って出したらいけない方の手を出した子狐の手を見て「おやおや」と見ない振りをしてくれた帽子屋さんの様に感じたのです!
※普段辛い目にあってるとかではないです。
シンプルに本当に良い人、良い街でした。
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(おそらくよしえさんの)
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※客演ぼう(また演れて嬉しかったぜ)
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※主にコーヒーを(美味しいし温たま〜る)
そんな素晴らしいフェスに参加出来た事を改めて感謝します。何度も言います。
ありがとうございました。
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そんでもってtodokeru,『ちょうちょむすび』についても触れさせていただきます。
こないだのブログでも少し語りましたが、お客様に楽しんでいただくにはtodokeru,としては難易度の高い作品でありました。
※あくまでこれまでの作品と比べてです。演劇はいつもしっかりと難しいです☺️
役者陣であれば先ず役作り。夏のカブフェスの時の『鎧袖一触』の2人の役もそうでしたが、演者と登場人物との開き。
また登場人物が「平均的な女性」という。
この「平均的」がクセモノでして。
先ずそんなものは無いです。
人間一人ひとり違うのは当たり前なので。
それでもって「どこにでもいそうな人」を演じる事は、よりガッツリと役と向かい合わなければいけない。
『鎧袖一触』『ちょうちょむすび』は自身おそらく初のコメディ作品だったのですが、とにかく「笑い」から逃げて来た大木。
※だって難しいんだもん
本を書くに当たって今まで学んで来た事や様々な諸先輩方のコメディに対してのロジック、著作物を読みましたが、特に敬愛する志村けんさんの笑いの流儀からの学びが大きかったです。
※志村さんはあくまでコメディではなくコント。その上で通ずるものとコントとは大きく違うポイントを意識しました。
※大木にとって志村けんさんとジャッキー・チェンさんは神。シンディ・ローパーさんは女神です。
「どこにでもいそうな人」の悲哀。それが滑稽であればあるほど観ている方々は面白く感じられる。
そこが役者にとって先ず一つ難しい点だったかなと思います。
……はっ。
ヤバい「先ずは」でこのペースでは読まれなくなる位長くなってしまう。
急遽はしょります!
役者は後は身体性と対人の意識。それらをいかに無意識に行えるか。
あとtodokeru,永遠の課題。声量。聞き取りやすい声のキー等。
メインの4人、それぞれの課題を経て各々舞台に立っておりました。
あと謎の招待客のほわと謎のフロアスタッフのえみこさんを始めとしたウェディングスタッフの面々での披露宴感を演出してみました。演出だけに。いかがでしたでしょうか。
披露宴感といえばtodokeru,スタッフの皆様(身内なのに「様」をつける位感謝しております)の尽力で雰囲気出しまわっておりました。いかがでしたでしょうか。
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穏やかで危険な男
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※これ本当良い写真ですね👼
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ちなみに14日(土)の2回目の公演から会場にストーブが設置されたのですが(裏で動かれていたスタッフの方、特に会場のHAKOBUNEビルのオーナーさんが灯油のポリタンクを持って動き回られていたのを会場案内スタッフをしていた大木は目撃DQN!ありがとうございました!)特に、まだ空気の冷たい会場の中あたたかい目で観劇してくださった初回のお客様、本当にありがとうございました🙇♂️
あと、観劇者としてのカブフェスで感じた話を一つ。
今回観た作品ですがどれもこれも面白くてですね。※社交辞令ゼロです。ガチゼロ。
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ラストシューティングを彷彿とさせる動き
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ちゃっぴーさん(勝手にそう呼んでる)
※ちなみにtypeハードボイルドはRINさん
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壊れかけのradioを持つロビンさん
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結果的に攻殻の敵キャラに見える犬にぃさん
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劇団まんまる:丸山さん&海月さん「うん?」笑
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こっち見んな笑
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最高の体験でした!
これからも観られると思うのでまだの方はぜひ!
※写真他のは観客の顔はっきり写りすぎてるのでこれだけ
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台詞という台詞が無い体験型演劇!
面白かった!!
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超見どころ!
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他にも観たかったけど観れんかったもんだらけー!
来年は絶対もっともっと観るぞ!!
……はい。
一つひとつ語るとマジで長くなるので一つ。
とても印刷に残った俳優さんがいらっしゃいまして。それはマエカブ×unit outさんの作品『鞘橋駅浮橋0番線不思議駅長』の不思議駅長役をされていた加藤直さん。
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2人には泣かされましたよ。
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※翌々日に筋肉痛を発症
不思議且つ面白い、おもしろーい台詞を不思議駅長が語りそこに居る事で謎の空間に深みが増し、楽しく、物語的は切なく舞台とは違った距離感で一観客として楽しめました。
そこで加藤直さんですが、観た時からずっと印象に、心に残ってまして。
というのは彼の美しい立ち姿で。
皆様ご存知だとは思いますがルックスもさることながらスタイルも抜群でそもそも美しい方ではあります。ただそれだけではなくて。
あの「立ち姿」がとても印象に残っていて、自身それは何故なのか振り返ってみると一つの解答が出てきました。
加藤さんは他の舞台でも何度もお見かけした事はあるのですが、どの舞台でもまあ目を引く立ち回り。美しさがあります。
マエカブさんの『円卓の騎士』の時のランスロットなんか特にわかりやすく、美しくカッコ良かった。(めちゃめちゃカッコ良い)
……んー、でもそれとも違って……
……はっ、と
「普通の駅長やってたらあんな美しく立たれてたかな?」という疑問が湧いて来ました。
何となくそんな事はないだろうと。
おそらく彼は「不思議駅長」だからああいう美しい立ち姿をしていたのかなと。
不自然なほど美しい。
それでいて一切の違和感のない立ち姿。
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スタイリッシュだとかそういった事ではなく。
何というかこの世のものではない者がもつ特有の美しさ。
この世の者ではないから生活感などなく身体の疲労もない。癖もない。完璧な存在。故に完璧な立ち姿。だから美しい?
それを彼が役作りで一人で導き出した?
いや、演出の玉井さんからの要望だった?
2人で導き出した?
他の役者達と導き出した?
……と、あれこれ妄想してみまして。
どれが真実だとか正解だとかではなく、自分自身の目に、心に残った一人の俳優の立ち姿。
それを考えるこの時間。
あー。
演劇楽しいー。です。
実際ただただ加藤さんが姿勢良かっただけの話かもしれないですしね笑
そんな事はないと確信にも似た想像はしておりますが。
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※この写真カッコ良すぎ
また演劇一つ演劇の楽しみに出会えました。
そんな演劇フェスでございました。
ちなみに↑に写真載せてました『伝説の富くじ』『ドラゴンパレス』とイマーシブシアターもおそらく初めて観ましたが、どちらも演劇の可能性とその広がりを感じられてめちゃくちゃ嬉し楽しかったです!
はい大好きです!
もー、この辺にしておきますかね。
本当、寒かったけれど温かく、熱い2日間でした。
ありがとうございました。
では、執筆中の次の本を書いていきます。
また次の舞台で。
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