本が、場所が、人が持つもの
永見です。改めまして、todokeru,座興公演「り、り、り」に携わってくださった皆々様、ありがとうございました。そしてこのブログを読んでくれるあなたにも、感謝と愛を。
書いた方がいいことと胸の内に留めた方が良いことの区別が自分的には付けにくく、もうブログを放棄してしまおうかと考えていたのですが、少しだけ。
前回の公演に引き続き、舞台美術を主に担当させていただきました。舞台美術に関して、どこまで書いていいのやら。うーん、悩ましい。
なにかここで書くとすれば、舞台美術という「表現」の持つ力をわたしはいつも以上に信じてみたということです。それは観た人に寄り添うこともできれば、傷つけることもあると思っています。本そのものや、本を体現する役者はダイレクトに感じることかもしれませんが、言葉を持たない舞台美術も、そこに思考が生まれる限り、その力は持ち合わせているはずです。
場所や本や公演名の語る言葉や表情や、観た人が大事にしている価値観を、粗雑にテキトーに扱うことはしたくない。そのためにはどう表現することが最善か。そんな思考を巡らせ、時には仲間に相談しながらできた舞台美術でした。
観に来た人の目にどう映っただろう。物語やtodokeru,の舞台がお客様に届くための、または役者がそこで息づくための心地良い追い風になっていたらいいなと思う。
todokeru,で表現活動をするまで、舞台美術に携わってきたことも勉強したこともないわたしが、こうやってこの役割を任せていただけることがすごくありがたいことだなと思います。
また、ひっそりと宣伝美術補佐なることもしてました。主にInstagramで短いスマホ用の動画を作ったのですが、少しでも本番当日まで楽しんでいただけてたら嬉しいです。
まだまだできることはあるはずなので、真摯に向き合って取り組んでいきたいです。
わたしなりの「り、り、り」、おわり!
それでは、また、