
距離を考えよう
大木です。todokeru,の稽古もオンラインを抜け出し、マスク&互いの距離を取りつつで、久々に皆で顔を合わせて行うようになりました。
※「密閉」もちゃんと避けております。
とはいえ常に状況を見ながらですが。予断は許されない事には変わりませんので。
さてさて、飛沫感染を想定するとパーテーションも1.2Mの高さだと危険で、それを20センチ高くするだけで感染リスクが弱まるという研究がなされているそうですが、「距離」を考えるのは大事ですね。
※写真はイメージです。
それはすべからく演劇の場に置いても同じ事が言えます。(うん。無理の無い話の移行が出来たな。うんうん。)
はい。
最近の稽古では主に戯曲の読み合わせを行っておりますが、演出的観点から相手にかける声がちゃんと届いているか(もしくはちゃんと届いていないか)等を気にしております。
物理的な距離は今は取らなくてはいけない状況の中で、心のパーソナルスペースに立ち入る言葉なのか、はたまたその外側からかけるべき言葉なのかを着目していたりするのですが、もっぱら皆に伝えているのは「如何に受けるか」です。
これはtodokeru,においてのお芝居の神髄だと思っております。(個人的にはいかなる芝居においてもと思っています)
相手の声の軽さや重さ。目線の動きや揺らぎ。思わず出た舌打ちなのか意図的に聞こえるような舌打ちか。反射で答えた言葉なのか、思考が定まるまでの間なのか。
様々な瞬間、その刹那に見られる「感情」をいかに読み取れるかそして受け取るかこそが肝要だと思っております。
※ガンダム00より刹那・F・セイエイさん。「刹那」というと彼が出て来ますね。どうも中二感のある言葉に感じがちであります。
皆は四苦八苦しておりますが、いずれ皆様にお見せできる状況が整い次第、その刹那の共感をお届け出来るかと思い、日々精進して参ります。
※大学の時にやり込んだ『ジオンの系譜』より。オールドタイプながらアムロに強いと言わせるガトーさんばりに団員にプレッシャーを与えていくスタイル。
今しばらく、お待ち下さいませ!