女二人、鎧を纏って
永見です。いよいよ今週末に「第12回マエカブ演劇フェスティバル2024(以降、「カブフェス」と表記)」の幕が上がります。
todokeru,としてカブフェスでの初めての上演作品『鎧袖一触』に、本劇団員「北村凪(以降、「凪さん」と表記)」出演させていただきます。ううう……文章にしたら、こんな大役有難い限りでございます。
さて、この『鎧袖一触』という作品。カブフェスの公式サイトやチラシにはこんな風に説明されております。
そしていただいたこの本。大人の女性二人によるコメディでございます。
わたし自身、「大人の」とか、「女性」とか、わざわざつけることは普段あまり積極的にしないようにしているのですが、それでもこの『鎧袖一触』という話は、大人の、女性二人による、コメディなのです。ラブコメディと言ってもよいかもしれません。
愛されるのための布を纏い、自分に一番似合うメイクを施して、話に花を咲かせます。
稽古の度に思い知ります。人とのコミュニケーションとは、こんなにもエネルギーが必要なのか。本心を隠し、言葉の裏を読み、大きく笑い、共鳴し合い、共鳴し合うふりをする。常に「臨戦状態」って感じ。
最近のわたしは普段のべーっと過ごしてるのですが、なんだか凪さんと徳島でこの作品の稽古をし始めてからは、「なんか生きてるなあ……」って稽古終わりに感じてます。凪さんはどうだろう?
あ、ちなみに凪さんと一緒にお芝居するのめっちゃ楽しいです。限りある時間の中で最善の状態で稽古に向き合い、かつ演出の大木さんの様子を見つつ「今だ!」っていうタイミングでふざけ合いながら、心地よく稽古してます。凪さんは笑い声のお手本のように「はははっ」と笑うのでつられて笑っちゃいます。彼女はとてもチャーミングです。
衣装はえみこさんが「この子達はこんな感じでしょ?」と愛ある偏見を持って用意してくださいました。二人ともあまり着なれない服なので、ドキドキです。
あと、メイクは今回の役づくりのためと自分に言い聞かせ、カラーコンタクトやらリップやらマスカラやら他にも色々買いました。ちゅるちゅるきゅるきゅるで気に入ってます!!
それでは最後に、ここまで読んでくださったあなたにわたしの最近のプレイリストをお教えしたいと思います。
今回の作品に臨むパワーをもらえる曲たちです。ではでは、9月14日(土)14時、披雲閣は桐の間でお待ちしております。
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