『り、り、り』ありがとうございました。ニャー
お世話になってます。北村凪です。
この度は、todokeru,座興公演『り、り、り』
暑い中ご来場いただきましたご客様、ご協力いただきました皆様、
誠にありがとうございました!
新町川文化ギャラリーという空間と3つの作品、
楽しんでいただけていたらいいな、、
昨年の座興公演「ショートアソート」を観劇し入団を決めたので、早いもので入団して1年が経とうとしています。
もう1年?まだ1年?ん??
私は今回、「宮澤タローの家出」という作品に出演させていただきました。
ほわさんとの2人芝居(+タロー🐈ニャー)。
3月の本公演「幕間ダイアログ」で、当初は相手役の予定だったほわさん。
一緒にできたらいいな、と思っておりまして、早くも夢が叶った!(笑)
「宮澤唄子」という役をいただきました。
天真爛漫、マイワールド、マイペース、
自由に生きる社会不適合者。
星一の愛の下、楽しくのびのびと暮らしております。
宮澤夫婦は、傍からみれば少し特殊で歪な関係性かもしれません。
猫がいなくなったから別れるってどゆこと!?ってなるかも、、
でも、台本を初めて読んだ時から、私の中ではとてもしっくりきた。
一概に「夫婦」といっても、夫婦それぞれ関係性や思い、愛の形も違うと思いますが、「2人にしか理解できないものがある」というのは共通しているのではないかと。
2人だけの世界。
お互い愛し合っているからこそ、片方が確信的に「終わろう」と思ったら、もう、終わりなのです。
どうしようもないのです。
人間同士のどうしようもない状態が、つらくて、もどかしくて、苦しくて、滑稽で、、でもそれがとても人間らしくて、私はよく泣いてしまいます。
この台本をいただいたとき、
いやー本当に「大木さん、我が家に監視カメラつけてる!?」っていうくらい私自身の思考や日常、夫との関係も含めてなんかお見通しなのか!?、、すごい、、汗💦、、と思った、、(笑)
思考を理解できても、演じるとなればどう表現すればよいのか!!!
夫婦の役ですから、2人で考えて関係性を作り上げねば!ということで色々と試行錯誤するわけですが、20分程度の作品、台本から読み取れる情報には限りがあり、2人の物語を想像して補完していく必要があります。
2人の出会い、結婚するまでにどんなことがあったか、タローの存在、結婚生活での出来事などなど、ほわさん、大木さんと話し合い、立ち稽古にのぞむ。
まだまだ読解が足りん!となれば再度話し合い。
話せば話すほど、想像すればするほど、2人の幸せな生活のリアリティが増し、同時に「別れ」に対する感情もより明確に、純度の高いものになっていきました。
私の家には夫と猫がいるので、ほわさんが遊びに来てくださったり。
そして、なんやかんやありまして、、、
本番直前も、本番を重ねながらも、ぐるぐる考えたり、考えるのやめてみたりしながら演じていました。
3作品の中のトップバッター。
少しでも、何か伝わっていたらいいな、、
優しく穏やかな星一ほわさん、感謝。崇める。
2作目「コーヒー」
コンビネーション抜群なお二方。
すずえ氏の淹れたコーヒーをいつか飲んでみたい。
柳原可奈子風の久米はレアです。
3作目「窓はそのままで」
オーガスタ不動産のお二人。
安定感と対応力がさすがすぎる。
良い緊張感から眠気がやってきていて、控室で目を開けたまま一瞬気を失っていた藤本さん。
小道具の綾鷹ペットボトルに、ファブリーズをかける大木さん。
この空間を作り上げた舞台監督、舞台美術は圧巻。
また各々のブログを楽しみに。。
裏方メンバーの笑顔がしみる、、、
Tシャツ良き~
本番翌日、エンディングに流れていたあの曲を弾き語りしてみました。
mix by 田中本舗
「supernova」が収録されているアルバム「orbital period」は、私が生まれて初めて買ったCDである。@SHIBUYA TSUTAYA
よろしければお聴きくださいませ。
改めまして、「り、り、り」をご観劇くださった皆様、関わってくださった皆様に、心から感謝申し上げます。
これからもtodokeru,をよろしくお願い申し上げます。
北村 凪
おまけ①
おまけ②
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