ぼうののう#14「服を着る」
作品が終わって一段落したので前髪を切った。
前髪がないイメージの役だったから伸ばしてて、少し久しぶりの前髪。
稽古には、衣装に近い服を着て行った。例えばポケットのあるパンツ。ソファに寝っ転がって、脚を上げたとしても捲れないもの。
あの人に会える日。
最近着られなかった、タイトなワンピースを着る。
なんて言ってくれるだろう。
あの子が来る日。
柔らかに行くことが多いから、シャツを着よう。
これにしよう。何とどう着たら似合うかな。
あの子と会う日。
会うのは2度目。
いつもの私よりも、気持ち大人っぽくしていこうかな。
今は特にそうかもしれないけど、ここへ行くから、というよりは、会う人に合わせて服を選んでいると思う。実際のところ、なんて言われるかをあまり気にしていないのは、会えたことが嬉しくて忘れるから。
誰かに会うときは、服で遊ぶいいチャンスだと思う。
前はこんな雰囲気だったかな、じゃあ今度は違うのにしよう。簡単な例。ひょっとしたら外で遊ぶかもしれないし、動きやすくて頑丈なのにしよう。ちょっと変な例(歳の割に)。
なんだろう、遊べているか分からないけど、そういうのをもっと増やしたいな。お出かけが難しいけど、ここへ行ってこれをするから、こんなアイテムが欲しいな、と思って買い物をしたい気分。こういう時に着たい!と思って買うことはあるけどね。
そういう気分。