ある日の帰り道
こんにちは、ですやんです。
稽古からの帰り道、ある事をふと思いました。
その日の稽古は、劇王1週間と少し前に最終稿があがってからの稽古でした。
より難易度の高い演技が求められる様になる、と言われて、私への稽古が中心となりました。
もう一度、頭から一つ一つの私が言う台詞に嘘がないか、嘘があればどう修正したら良いか、大木さんに教えて頂いて、台本に書いていくという稽古でした。
私はその時、本番1週間前なのに、自分こんなにできてなくて間に合うのかな、、とすごく落ち込みました。それは、周りにも分かってしまう程で、稽古にも影響が出てしまいました。
そんな日の帰り道、車を運転していて、ある事をふと思いました。
実は、私は稽古場から自宅までナビがないと帰れないんです。(すごい方向音痴)
で、その日もナビをつけて帰ってたんですが、今日の稽古の事をずっと考えてたら、ナビを無視して直進してしまいました。
すると、ナビがそこから別の道を教えてくれたんです!!
その時、あ、大木さんってナビなんやなっと思いました。
それも高機能なナビ。
決まった道は最初に大木さんの中にあるけど、
そこから私が違う道を通ったら、すぐまた最適な道を知らせてくれる。
うーん、ちょっと違うなー。だったらこうしてみようか、とか。あ、それ良いねー、じゃあそっちで行こうか、とか。
また、私はいつもダメ出しが苦手でした。
やっぱり何処かで意地を張っていて。あとは、言われるのが恥ずかしかったりとか。
でも、ダメ出しは、ナビでいうと修正機能で、新しい道を教えてくれるもの、と思ったら怖くないなと思いました。
そして、大木さんは高機能なナビでして、
常に、劇団のメンバーが何に関心があるのか、どういった所が得意なのか、どんな事を思ってるのか等に目を向けて下さっています。
なので、色んな可能性を探って、その人が成長できる様な道を教えてくれる。
私は、そんな大木さんという高機能ナビを無視し続けて、自分の小さい脳で考えた事をひたすらやってしまってたのかなー、と思いました。
遠回りなことの様に思っても、実は1番の近道。
本当は、もっと自分からこんな事もできます〜とか、すぐナビが示してくれる道を進めたら良いんでしょうけど、案の定自分はそれができなくて。。善処します。
こんな事を考えてからの稽古は、前よりも楽しくて、お芝居も良い方向に進んで行ってると思います。
四国劇王まで、あと2日になりました。
ラストスパート頑張ります!
ですやん