トドケールのUIUXデザインを担う 〜業務委託としてスタートアップの根幹へどう関わっているのか?〜
■自己紹介
トドケールメンバーのホンネをさらけ出すインタビューシリーズ。
第五弾は、業務委託としてUIUXデザインを担っている中橋崇行さんに、トドケールでの仕事内容や関わり方について伺いました。
中橋崇行(Nakahashi Takayuki)
1985年生まれ。兵庫県出身。デザインの専門学校を卒業後、編集プロダクションの会社に入社。法人の会社案内資料や広報物に関する取材・編集・執筆からデザインまでを経験。その後デザイン事務所に転職し、ロゴやウェブサイト製作などWebデザイン全般に関わる。退職後、フリーランスとして活動し、現在は業務委託としてトドケールのデザインを担う。
ー 現在、トドケールで担っているミッションを教えてください
仕事内容としては、プロダクトのUIUXデザインがメインです。例えば、とある画面を1ページ作るとなった場合は、なんのための画面なのかを確認し、どのように実装するかをフロントエンドの十河さんと連携しながら決め、画面デザイン案を定例ミーティングに持っていき、修正を経ながら作っていくようなイメージです。毎週プロダクトに関する定例ミーティングがありまして、そこでカスタマーサクセスチームやマーケティングチームなどから要望が出てくるのですが、そこでデザイン制作が必要になったものを手がけていっています。
他にも、マーケティングのメンバーから依頼を受けて、プロモーション関係のツールのデザインなども行っています。トドケールが運用しているSNSやその広告のバナーデザインもそうですし、最近ですとブランドリニューアルもあったので、それに合わせて名刺、サービス案内資料、封筒などのリデザインを行いました。公式キャラクターであるトドのトドケルくんも、実は自分が原案を作りました。笑
今は社員にデザイナーがいないため、UIUXをメインとしつつも、デザインという名前が付くものに関しては全て私が担当しています。
ー 業務委託で携わっていらっしゃいますが、トドケール以外ではどんな活動をされていますか?
現在はフリーランスとして、複数の会社様の支援をしています。クライアントワークとして名刺やウェブサイト製作をしていたり、トドケールのようにUIUXデザインの業務委託を受けるなど、デザイン全般の業務を専門とするといったカタチですね。単発のオーダーを多く掛け持つというよりも、特定の数社と深く長くお付き合いさせていただくことが多いです。
ー トドケールに出会うまでのキャリアについて教えてください
デザインの専門学校を卒業後、熊本の編集プロダクションの会社に入社をしました。その会社の主な事業は法人向けの会社案内資料や広報物に関する取材・編集・執筆からデザインまでを請け負うような内容でした。そこでは行政の観光局の仕事が多かったのですが、例えば、ローカル鉄道と連携した夏休みの観光キャンペーンといったイベント・広報を、ツールだけでなく企画段階から手がけていて、ただ物を作るだけでなく、事を動かすためにどうデザインするかという視点を体感できた面白い経験だったと感じています。当時はくまモン最盛期だったのでくまモンのパンフレットやグッズをたくさん作りました。(笑)
そこで2年ほど働いた後、デザイン事務所に転職をしました。その事務所はブランディングを得意とするデザイン事務所で、ロゴを作ったり、周辺の名刺やウェブサイトを作ったりしていました。4年半ほど在籍していたのですが、いま僕が持っているデザイン技術の多くはここで身につけた技術ですね。
子供が産まれ、夫婦だけでの育児が想像を超えて大変で、暮らしと仕事のバランスを取る難しさを感じ始めたタイミングに、個人での仕事が増えてきていたことも重なって、フリーランスとして働くようになりました。今はフリーランスとして活動を始めて2年目になりますね。
■「プロダクトをどう作っていくか」というコアの部分に携われるのが魅力
ー トドケールにはどういった経緯で関わることになったのですか?
Offersというサイトでトドケールの募集を見かけて、応募させていただいたのがきっかけです。私はこれまで大きな会社で働いたことがなく、バックオフィスの方との接点もなかったため、メール室やバックオフィス業務の存在自体知りませんでした。自分が知らない場所で活躍するプロダクトが世の中の働き方を支えていて、それを変えていく可能性を持っていることがとても面白いと感じて応募に至りました。また、募集要項に記載されていた関わり方は業務委託というカタチではありましたが、記載の内容から「プロダクトをどう作っていくか」というコアの部分にも携わることができるのではないかと感じたことも魅力だと感じた要素のひとつでした。
ー 実際にトドケールで仕事をしてみてどうですか?
実際にやってみると、思っていた以上に検討の初期段階から業務に関わらせていただいていると感じています。そこはUIUXデザイナーとしてやりがいを感じている部分ですね。
ただ、組織への限定的な適応とトレーニングのもとでチームに加わり、即時一定の成果を発揮する必要がある、業務委託という立場でデザインを行う難しさを感じることもあります。デザインは広義には目的のために“考える“ということ全般を指しますが、それはおそらく全ての仕事に含まれていることだと思います。その点でデザインはデザイナーだけの仕事ではない。デザイナーだけで作ることもできてはしまうのですがそれは限定的な情報を憶測で膨らませたハリボテにしかなり得ず、チームに職域を超えたメンバーが参加し主体性と自分たちで作っている実感を伴ってデザインに関わることがプロダクトをより良くするためには不可欠です。それをデザイナーは専門職としての知見と技術で支え、促進する。そんなガイドとしての関わり方を業務委託では一層意識する必要があると感じています。
また、業務においてはバックオフィスのプロダクトを作るということも難しさと面白さを感じます。普段の業務や生活の中で自分が触るようなプロダクトではないので、どんな人が、どんな風に触っていて、どう感じるのか、をイメージしながら作る必要があり、カスタマーサクセスやマーケティングのチームの人にヒアリングしたり、ユーザーさんのインタビューにも同席させてもらったりして、その解像度を上げる努力をしています。
■自分で考えて実践していく人が、この環境にマッチする
ー 正社員、業務委託に関わらず、どんな人にトドケールに入ってきてほしいですか?
デザイナーに限らず、デザインのできるフロントエンジニアなど、社内のデザイン面での軸となり、実装との連携を取れるメンバーが入るといいなと思います。私が思うにトドケールの中では、まだ「デザイン」という仕事が定まりきっていないので、これから入る人が作っていくんだと思います。
なので、言われたことをこなすのではなく、会社にとって必要なデザインのあり方を見極め、組織にどう浸透させるか、そのために自身がどう振る舞うべきかを考え、実践していける人がこの環境にマッチするんじゃないかと思います。それは「トドケールにおけるデザインの価値」・「トドケールにおけるデザイナーの仕事」を定義するということを意味しています。
それを作れる環境というのは楽しさとやりがいがある反面、大変な作業で、その分ガッツはいると思うんですけど、それを楽しめる人にとっては魅力的な環境だと思います。
UIUXのデザインからプロモーションツールのマーケティングまで、デザインの仕事とその価値を一緒にトドケールで作り上げたい人をお待ちしています。
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