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自律的キャリア@技術者派遣業界

常用雇用型技術者派遣業界で、もう30年以上
この業界での自律的キャリアって何だろうと考えることがある。
世間でのものとちょっと違和感を感じているところもある。

一般的な自律的キャリアとは?

サイトやNOTEなどを見て、自分なりに理解したこと
・企業・組織等に頼ることなく、自己責任で自身のキャリアを構築していく
・構築していくための自分自身の行動指針・基準をもっている
・自律型キャリアを実践する人は、周りをよく見ている

ん?、、、迷うとか、モヤモヤするようなことないよね?
じゃ、相談しようとも思わないね。

とある、記事を見て思ったこと
自律と自立は違う
自律しているつもりになっている。

キャリア自律思い込み症候群

これかもと思った。
自分らの業界に置き換えると・・・
・DXと騒がれて、なんとなくそっちに目が向いている(本来関わっていることは置いておく)
・SDGsというから、環境問題のみを考えて、今の仕事とは関係ないこと無理やりしているが、満足した感覚になっている。
・とりあえず、ここで上手いこといっておけば、いいや!(あとは放置)

”また本当の自分探しというよりは、現状からの逃避にキャリア自律を利用し、自分の逃げを正当化するところにも特色がある”
キャリア自律を考える:日本におけるキャリア自律の展開より


逃避していることにすら、気が付いていなのかも?と何となく思うところもある。
だって、自分がそうだった(笑)

10年以上前に、キャリアに関することに関わりたいと思うようになる前、
自分のキャリアについて過去の記録を見ていると、
その場しのぎ感満載です!
なんぜそうだったか、、、、、
会社の方針で、1年に1度、キャリアについて計画・方針を建て、面談を実施していたが、当時は、本人のというよりも、何かの資格を取得することに主眼置いていた雰囲気が社内にあった(いまもあるけど)
確かに、若手やあまり経験のないものにとってみると、ひとつの自己の能力確認にもなるし、アピールにもなるため。

ただ、分野的に、資格が問われない、あるいは、目指そうかと思った資格があまりに難しいこともあり、テクニカル的な資格に興味が持てないこともあった。
全然関係ない資格取っていたなぁ・・・
自身の今の仕事で、必要な知識を習得しますといって終えていただけで、将来について考えるような雰囲気は全くなかったこともある。
自分も後輩との面談していたとき、当時は、何すればいいかわからない=じゃ、資格でもとる?がおきまりのパターンだった。

そんな中で、リーマンショックで、契約終了となり、多くの技術者が溢れてしまう状態・・・
技術者のフォローをする中で、その場しのぎで対応しているものが多いと感じた。
派遣という環境下だからかもしれないが、あまり自分ごととして捉えていないような感じが若手に多かった。
客先で考えるとか、客先に合わせて対応するとか、そんなことが多い。
実情として、本人より、客先(需要先)に、いかにして入れ込むか?が会社(営業)だった。
そこに、技術者本人の気持ちは入り込む余裕がない(これは、今も変わらないと思うところもある)

そんな状況で、じゃ、自分のキャリア考えてといわれてもね・・・・
『客先で考えます』となりますよね。

いまは、少しずつ変わりつつあるけど、派遣技術者の場合、『仕事=客先』となるため、『自分がしたいこと=客先』とはならないことが多い。
そのとき、自分事として捉えているつもりで、実は、”キャリア自律思い込み症候群”になっていたのかもしれないと思う。

どうすれば、気が付いて、自己の視点を自分自身に向けることができるだろうか?
そのきっかけとして、キャリアコンサルタントになりたいと思った。
でも、まだ、自社内でそのきっかけをつくることもできていないな・・・
急には、変えることはできないので、ひとつひとつ試していくしかないな。


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