女性ホルモンと「月経周期」
月経周期とは?
月経がはじまってから次の月経がくる前日までの期間を「月経周期」といいます。この期間は、「卵胞期」「排卵期」「黄体期」「月経期」の4つの期間に分かれています。
卵胞期とは
エストロゲン分泌量が徐々に増え、それに伴って子宮の内側を覆うベッド(子宮内膜)も増殖する期間。
排卵期とは
エストロゲン分泌量がピークを迎えると、起こるのが「排卵」です。 脳から排卵を促すホルモンが分泌され、成熟した卵胞から卵子が飛び出します。
黄体期とは
卵子が飛び出して空になった卵胞は黄体という組織に変わり、そこから「黄体ホルモン」が多量に分泌されます。これによって、子宮のベッド(子宮内膜)がフカフカに整えられます。
この期間は、プロゲステロン(女性ホルモン)の作用で体温も少し上がりますから、基礎体温は「高温期」になります。
月経期とは
子宮内では妊娠のための準備が着々と進みますが、妊娠の成立がしないとなると準備不要になります。月経期では、女性ホルモン分泌量がガクンと減り、子宮内膜が剥がれ落ちて排出されます。
まとめ
月経状態は、女性ホルモンの評価表のようなもの。周期や期間が正常範囲でない場合は、女性ホルモンの乱れの可能性があります。放置せず、婦人科を受診しましょう。
参考文献
・女性ホルモンの教科書 (日経ヘルス:編 署:黒住紗織 佐田節子)
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