本当は昨年度で利益余剰金1兆円超えてたよねって話
こんにちは、追風まことです!
今回も私の記事をご覧いただきありがとうございます。
■枕話:noteとブログの住み分け
noteとブログとtwitter、全てをちゃんと運用するのが難しく、現在は高品質なブログ記事を書くことに力を注いでいます。
ブログの1記事1記事がソースを探りながら・裏を取りながらのため時間が結構かかります。そのため、noteの無料記事はサックリ書こうかなぁと思います。雑談のように頭にあることをバーっと書いていくイメージです。ノートというよりメモですね。そのうちnoteの内容が形を整えて、ブログ記事にまとまっていくかもしれません。
■本題:本当は昨年度で利益余剰金1兆円超えてたよねって話
2019年度の貸借対照表には、利益余剰金が7,918億円と記載されており、前年度と比べて508億円増加しています。
毎年500億円増加すれば、利益余剰金が1兆円に到達するのは2023年度という計算になりますが、2019年度に1兆円超えることだってできたんじゃないかなという話をしたいと思います。
2019年度は3501億円のあるものを一括計上したからです。
それは、燃料デブリの取り出し費用です。
燃料デブリの取り出しには、1兆3700億円が費用として掛かると言われています。そのうち、準備にかかる3500億円を一括で計上したのが2019年度です。
残る1兆円は12年間で負担するため、毎年の燃料デブリ取り出しにかかる費用は833億円となります。
つまり、初年度3500億円(正しくは取出費用を含めた3694億円)でその後平均して833億円です。
この3500億円さえ一括計上しなければ、7918億円に3500億円が追加され、利益余剰金は1兆1418億円になっていました。(しかし、いずれにせよかかる費用だったので多少強引ですが…)
利益余剰金が508億円しか増えなかった理由、それが、未来のデブリ取り出しのための準備のために3500億円を一括計上したためだった。そこは理解していて損はないと思います。要は東電自体に体力はあるってことです。
■おわりに
明日からまた市場が開きます。
私は「東電株は中長期的にみればバリュー株」と判断していますが、いかんせん多数の要因が絡んでいるために株価が一時的に暴落したりすることがあるかもしれません。私は株価が100円になってもいい心づもりでいます。投資される方は無理をなさらずに余裕をもって運用してくださいね!
by 追風まこと