地域の課題をハックする!GovHackを開催しました
Code for Kakegawaは、地域課題×LINEを活用して解決するアプリを開発するハッカソン"GovHack Kakegawa"を開催しました(共催:掛川市、協賛:LINE株式会社)。
GovHackは、LINE株式会社が自治体の情報発信や問い合わせ対応等にLINE@を活用する取組として発足したプログラムです。
今回のGovHack KakegawaもLINEテクニカルエバンジェリストの立花翔さんに「やりませんか!」とお声がけいただいたのが企画のきっかけです。
夏頃から準備をはじめ、当日は20名を超えるプランナー、エンジニア、自治体職員の方にご参加いただきました。
また、島田商業高校で情報技術を学ぶ女子高生も3名参加してくれたのですが、おっさんたちに混じっても物怖じすることなく大活躍してくれました。
2日間のタイムテーブルはこんな感じ。
【Day1】
13:00-13:10 イントロダクション
13:10-13:40 自治体の抱える課題・保有データの紹介
13:40-14:25 LINE@・LINE Botについて
14:35-15:35 アイデアソン+チームビルディング
15:45-17:55 チーム発表+プロダクト開発
18:00-20:00 懇親会
【Day2】
10:00-16:00 プロダクト開発
16:10-17:00 プレゼンテーション
17:00-17:15 投票
17:15-17:30 結果発表・表彰・講評
Code for Kakegawaのメンバーも多くはプランナーやエンジニアとして参加したのですが、戸田を含む3名は運営にまわり、コーディネータとしてうろうろしてました。
GovHackでめざしたゴール
今回、最初のイントロダクションでゴールとしていちばん大事にしたいこととして、「仲間をつくろう!」というのを掲げました。
もちろんモノをしっかりつくる、いいプロダクトにする、というのは大切なのですが、それ以上に、今回のGovHackをきっかけに、「地域の課題をテクノロジーの力で解決したい!」という志を持つ人たちのコミュニティをつくる、というのが開催の狙いでした。
というのも、掛川でプロダクト開発まで取り組むハッカソンを開催されるのは、今回がほぼ初めて。
開催を決めた時も、果たして人が集まるのか、特にエンジニアとかそんなにいるかな??と若干不安に思いながらのスタートでした。
それが、フタを開ければこんなにたくさんの人たちが参加してくれ、そしてどうすれば地域の課題を解決できるか、ということをみんなが一生懸命考えてくれました。
4アイデア・4チーム・4アプリ
今回は全員にアプリのアイデアをプレゼンしてもらい、その中でチームリーダーの立候補を募り、そのリーダーの下に他のプレイヤーが集う、という形でチームビルディングを行いました。
その結果、4つのアイデアの下、4つのチームが結成され、4つのアプリが作られました。
▲予防接種ガイダンスアプリ「ちっくん」
▲職員の情報・ノウハウ共有データベース「知りすぎ君」
▲市役所問合せ対応BOT「茶きんちゃんに聞いてくりょー」
▲掛川観光案内AIスピーカー「教えて!茶金ちゃん」
それぞれのプレゼンスライドはCode for KakegawaのWebサイトで公開していますので、ぜひご覧ください。
YouTubeには3チーム分の発表動画や表彰の様子などもupしています(1チーム分は残念ながら録画できず……フォローしきれず申し訳ない……)。
当日の空気が伝わるのではないかと思います。
ハッカソンを終えて
アイデア出しの段階から、地に足の着いたプランが多く、また4チームすべてがきちんと「動く」アプリを実装するところまでたどりつきました。
これは本当に期待以上の成果です。
そのおかげもあって、参加者の満足度はひじょーに高く、またプレイヤー含めるとデモ発表は20人くらいの自治体職員に見てもらったのですが、特に優勝した予防接種ガイダンスのアプリなどはとても高評価でした。
やはり、実際にユーザの課題が見えており(さらに言えばチーム内にユーザである自治体職員がいる)、LINEという具体的なツールが与えられている中で、真剣に取り組んだ結果だったのではないか、と思います。
しかし、冒頭に述べたように、イベントとしてのハッカソンはめでたく成功のうちに終わりましたが、GovHackとしては、むしろこれからの取組が大切です。
今回のハッカソンをきっかけに、これからより具体的なプロジェクトを立ち上げ、実際に現実の地域課題を解決する。
そこまで取り組んでこそのGovHackではないかと考えています。
我々Code for Kakegawaはこうした動きの触媒として、小さく灯った火をより勢いよく燃え盛らせていきたいと思います。
これから掛川でどんなGovHackが生まれるか、乞うご期待!
メディア掲載
NHKニュース、中日新聞、静岡新聞で取り上げていただいたそうです。
ありがとうございます。