想いとこだわりを"カタチ"に。デザイナーとしての原点と、独立までの道のり
はじめまして!
TODAY DESIGN OFFICEの中村 今日子です。
【ひとり起業家さまの想いに寄り添い、
らしさを引き出し、デザインに落とし込む】
そんなデザインをしています。
想いやこだわりを持って事業を営むあなたの魅力を、
デザインを通じて形にしていく
――そんな仕事に、やりがいと喜びを感じる日々です。
このnoteでは、ひとり起業家さまのビジネスを加速させる
デザインの情報、私自身の想いや考えなどをお届けしていきます!
差別化に悩んでいたり、想いやこだわりがあるのに
上手く伝えられていないと感じている
ひとり起業家の方々に向けて
あなたの想いやこだわりをどう魅力的に伝えていくか、
実際の事例も交えながら発信していきます。
[デザイナーとしての原点]
幼い頃から、私にとって「作ること」は特別な喜びでした。
紙と鉛筆さえあれば、いつまでも絵を描いて過ごせるラクな子どもだったと
母から聞きました笑
でも、単に作ることが好きで楽しかっただけでなく、
誕生日や母の日などに手作りのプレゼントを贈って家族が喜んでくれる、
その瞬間が何より嬉しかったんです。
「作ることで誰かを笑顔にできるのかも」
その小さな発見が、のちの私の原点になるとは、
当時は想像もしていませんでした。
中学生の時、突然の出来事が私を襲います。
吹奏楽部の演奏会を目前に控えたある日、
突発性難聴を発症し、左耳の聴力をほぼ失いました。
(今も治ってないんですよ~)
めまいや平衡感覚の喪失で入院中は車椅子生活。
「なぜ私がこんなことに?」という思いを抱えた日々を過ごしました。
周りの支えがあったから、何とか前を向けたと思います。
高校では美術部に入り、本格的に創作活動に打ち込みました。
将来は自然とクリエイティブな仕事に携わりたいと本格的に考えるようになり、
大学ではデザインを学ぶ道を選びました。
そんな中、ある日MUD(メディア・ユニバーサルデザイン)という
コンペの案内が配られます。
*MUDとは、年齢や障がいの有無に関わらず、
誰もが使いやすいデザインを追求するもの。
初めて、自分の難聴の経験と正面から向き合い、
作品を作ることを決意しました。
苦しみながら制作した作品は、
経済産業大臣賞という大きな賞をいただくことができたんです!
受賞自体も励みになりましたが、それ以上に大きかったのは、
「デザインには人の心に寄り添う力がある」という発見でした。
失うものしかなかった難聴という経験が、
むしろ私にとって必要な経験だったのだと気づかせてくれたのです。
また、現役のデザイナーの先生方との出会いも、私の背中を押してくれました。
「デザインで誰かの役に立ちたい」
その思いは、かつて家族に手作りのプレゼントを贈っていた
幼い頃の気持ちとも重なり、
自然とグラフィックデザイナーという道を選ぶことになります。
社会人になった今、日々の仕事には確かに大変なこともあります。
でも、お客さまの「ありがとう」の言葉に触れるたび、
笑顔を見るたび、
デザインの仕事を選んで良かったと心から思います。
幼い頃の「作る喜び」は、
今では「誰かの想いに寄り添い、カタチにする喜び」へと変わり、
デザインへの想いは日々上昇中!
[独立までの道のり]
大学卒業後は印刷会社のデザイナーとして、
カーディーラーを中心とした販促物のデザインに携わってきました。
チラシ、パンフレット、DM、カレンダーやボックスティッシュ、サランラップまで、
数千件にも及ぶ販促物のデザインを担当。
また、海外でのジュエリーカタログの撮影ディレクションや
ロゴデザイン、イラスト制作なども手がけました。
その後、広告制作会社に移り、スポーツ関連のポスターや広告、
社内報、学校案内パンフレットなど、より幅広いジャンルのデザインを経験。
実は新卒で入社する前…いや、就活を始める前から
「絶対独立!」と固く心に誓っていました笑
当初は「クリエイティブな仕事をするなら自分の名前で仕事をしたい」
という想いが強かったのですが、
経験を重ねるうちに「一人ひとりのお客さまに深く寄り添いたい」
という気持ちが大きくなっていきました。
2022年の出産を経て、より自由な働き方を目指したいという想いも重なり、
2024年5月、TODAY DESIGN OFFICEを立ち上げました。
そうそう、社会人2年目に突然ロンドンへ短期留学した経験も、
今の私の人生に大きな影響を与えているのですが、
その話はまた別の記事でゆっくりお話ししますね。
これまでの経験すべてが、今の私のデザインの根っこになっています。
これからこのnoteでは、
私が大切にしている「深いヒアリング」や「コンセプト設計」についても、
具体的にお伝えしていきたいと思います!
TODAY DESIGN OFFICEは、誰かの”今日"に寄り添い、
その想いを形にすることで、明日への一歩を後押ししていきます。
まずは記念すべき1記事目、目を通していただき
ありがとうございました!