2019.09.17　鳥取港　ワームカラー、そしてグロー

助手くん達が読んでいるのは、「釣りエサのひみつ」(長岡寛著、つり人社)という本です。まだ途中までしか読んでませんが、色盲といわれている魚たちはどうやら本当は色識別はできるそうなのです。ただし、私達人間のように色彩という捉え方ではなく、明暗という捉え方なのだそうですが…。

新色スパークブルーコアを試したくて

実は日曜日に朝と夕マズメの両者で惨敗を喫していたので(朝については日の出前にまさかの体調不良を起こして強制帰還で不戦敗でした)、やや不安ではあったものの、坊主覚悟で夜アジ調査に。

潮の流れはそれほど速くないし、昨日の朝マズメでも20cmのアジしか釣れなかったという師匠の情報から判断し、サイコロヘッドはminiを選択。そして楽しみにしているクリアブルーさんのスパークブルーコアを選びます。そしてワクワクしながら早速キャスト！

セオリー通りのテンションフォールを繰り返していると、ぶるぶるっとしたあたりが1投目でいきなり起こります。さっそく合わせてみると嬉しい1匹目をゲット！

それにしてもいきなりの釣果にかなり驚きです。その後は群れが去ったのか、何をしても当らず。その代わり、セイゴ達がバシャッと水面で暴れて見事に営業妨害をしてくれてます。

ただこのままでは悔しいのでもう少し粘ります。テンションフォールではあたりがないため、巻きの釣りに変えてみます。使うワームはアジ―ルに変更。カラーはOGブルースター(なぜこの色にしたのかは後で書きますね）。

これを強弱付けて巻いていくと、とても強い引きが！

とはいっても”尺アジ”ではなく、もっと獰猛な感じのひきであり、どうやらさきほどからこちらの営業妨害しているセイゴのようでした。なんとか抜きあげようとしてみたものの、ラインがブレイクしてしまい、残念な結果となりました。ただ、これで一つ確信が生まれます。

①巻きではセイゴが釣れちゃう、と②このカラーは餌に見えてる、という二つです。

ということでカラーはそのままにして、釣り方を変えます。下手に機敏に動かすとセイゴのえさになるのでここは敢えてスローフォールにしてみます。サイコロヘッドはフォールが非常にゆっくりなのでこういう釣りの時にも重宝します。

さまざまな深度を探りつつ、何投目かした後にもぞもぞとした違和感がありました。ちょっと疑問に思いつつ合わせると見事にアジが！（とはいっても小さいですが）。

その後も同じワーム、そして同じ釣り方でもう1本追加して本日は終了です。

カラーローテーションにグローの考え方を追加して

最初にも書きましたが、魚は色彩ではなく明暗で判断しているとのことなのだそうです。これはどういうことかというと、どんな鮮やかなものでも、結局のところ下の図のような白黒でしか見えないようです。

それならメーカーさんも思い切って白黒濃淡を10段階で分けたようなワームを出してもよいのにな、なんて思ったりもします(あ、それだとワームが売れませんね）。

さて。そうなってくると色彩が鮮やかに見える人間にとっては実際にはどのように見えるか悩むことになります。そこで気になっていたのがグローというワームカラーです。クリアブルーの製品を使い始めるまではグローという発光するワームは1種類しかないと考えていたのですが、その光り方にも程度があり、使い分けを考えてみることも良いようなのです。下にクリアブルーさんのグローカラーの考え方についてリンクを張っておきます。

グローカラーの可能性

これを読んでいくと、上から二つ目の写真にグローカラーでグラデーションができています。これだけでも使用するワームでアピール度が違うことが分かります。

ということで上でお話した今回のカラーローテーションの理由です。

今回スパークブルーコアが最初の一匹のみだったのは、青い発光はとても遠くまで届くと言うことなので、活性の低いアジにとっては刺激が強かったのかもしれない、と推測してみました(もちろん短い時合いがすぐに過ぎてしまったという理由も大いにあると思います）。そこでブルーの点発光は残しつつも、アミカラー色に発光するOGブルースターに変えてみたのです。

するとそれが良かったのか、見事に立て続けにつれたというわけです。結局その2匹のみだったので、やはり群れそのものがそもそも小さかった、のかもしれません。

形、サイズ、カラー、そしてグローの程度という要素が増え、またアジングが難しくなりそうですが、それを読み解く楽しさがまた増えました。

推測があたろうか、外れようが、その後の感想戦も釣りでは楽しいですから。

今回のセッティング

・ジグヘッド:クリアブルー　サイコロヘッドmini　0.8g

・ワーム:クリアブルー　アジール OGブルースターとsexy-B スパークブルーコア

・カウント:20～30。とてもスローなテンションフォール