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ゆっくりリトリーブも効果的?

そういえば、鳥取でコロナ陽性患者が出てくる直前のこと。豆アジに遊んでもらった時の興味深い経験を書くのを忘れてました。なので簡単にご報告を。

その日のアジは何がお好み?

現場に着くとまず始めることはキャストし、カウントを数えてジグヘッドを沈めます。この次にどうするか、を決めるのは事前に情報がなければ、環境から判断するか、ややもすると自分の好きなアクションになりますよね。

リフトアンドフォールでじっと待ってみたり、竿を立ててさびくようにワームの水平移動を試みたり…、そのままリトリーブもあるかもしれません。このようにアジに対してのアクションというのはたくさんあります。

アジさんの活性がとても高ければ何をしても食べてくれる気もしますが、僕の知ってる限りはアジなりにお好みのアクションが季節や日によって変わるように感じています。また同じ日でも群によってもお好みが違うことがあり、さっきまではフォールに反応していたのに時間が経って群れが変わるとリトリーブでしか反応しなくなったわ、なんてこともあったりするのでアジさんも侮れません。

というわけでこの日ノートの記事の日も何がお好みかを探りました。
結論から先に言うと、“超ゆっくりリトリーブ”が2日続けての正解でした。

超ゆっくりリトリーブ?

“超ゆっくりリトリーブ”のやり方は簡単(別に新しい技でもなんでもないです)。軽くティップが入る程度のゆっくりでリールを巻くだけです。巻くだけで簡単なのですが、一定速度でゆっくり巻くことがこの方法の肝になります。今回はリール1回転に2〜3秒かけるくらいのゆっくりさです。イメージとしてはテンションフォールで落ちていくジグヘッドを落とさないように巻き上げる感じです(実際にそんなことが可能かどうかはわかりませんが、イメージは大切w)。

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なんとなく理科で習ったこんな感じのイメージです。あ、ちなみにこのワームは昨年度もっともアジを連れてきてくれたクリアブルーさんのsexyBのアミです。ほんとによく釣れました(* 'ᵕ' )

こうして一定速度で巻いていると潮のヨレをジグヘッドが通過する際にリールを巻く手が重く感じるのに併せてティップがググッと入ってきます。そして、そのままリールを巻く手に力を入れてスピードを落とさないようにします。なんとなくですが、感覚的には自転車で坂道に差し掛かった時にペダルを踏み込む感じです。この時、しっかりと重みを受けたティップはぐぐっとさらに曲がります。

この時がバイトチャンスのようでそのままガブっときてくれることもありますし、なんらかのアクションが必要な時もあります。まずはこの重くなるところを探します。

良い感度の竿なら、某メーカーの凄い方が推奨するようなさびくような動きでも潮のヨレが分かるかもしれません。でもそこそこの竿を持ちつつも、僕の人間感度がそこまで敏感ではないので、この方法の方が分かりやすかったりします(^_^;)

この日はこの潮のヨレを感じた時に、ワームにガブっと来てくれる時がありました。ただ後にわかるのですが、豆アジ相手なので普通に巻いているだけでは一瞬の出来事過ぎて合わせきれません。こんな時ほどしっかり食わせるあの技の登場です。

テンション抜きでスキを見せよう

先日、クリアブルーの本岡代表が鳥取に来られた時にちょっとした秘訣を教わりました。それがこの食わせの間を作るテンション抜きです。

https://www.youtube.com/watch?v=Wjh8y8wT3aI
(ちょうどこの動画の中で6分57秒当たりで解説されています)

動画と違うのは今回のケースでは“超ゆっくりリトリーブ”ですので上にも書いたように非常にゆっくり巻きます。

ティップがググッと入った状態がキープされたら、ここで一気にテンションを抜きます。といっても竿先を10cmほど下ろすだけですが。そして元の位置まで戻した時にガッとした当たりがあり、少しだけ竿を持ち上げ合わせます。すると元気な豆アジがかかってます。

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わりと速いテンポでテンションを抜いているお手本動画とは違って1回集中型のテンション抜きですが、これが再現率がとても高くてびっくりします。

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これはあくまで僕の妄想ですが、

ゆっくり巻きでそれなりにレンジキープヨレに入った時にアジが気付く「あ、エサ?!追いかけよう!」→ (ここでテンション抜く)→「あ、逃げる!急いで食べなきゃ!」フッキング

ということが起こっているのではないかと、考えてます(笑)

今回はちょっと渋めの豆アジ相手でしたが、他のアジならこれが通用しないかもしれません。でも有効な技がひとつ手に入ったことは確か。

まとめ

アジングの技術論っていろいろあって悩みます。

またいつかどんなのがあるかまとめてみたいな、とは考えていますが、今回はとてもゆっくりのリトリーブがピタリと当てはまりました、というお話でした。難しい方法では無いので様々な方法のひとつとして頭の中に入れてもらえたらありがたいです。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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