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2020.3.31 アジ御一行のおかえり〜Egg Cast Softyはアジングに使えるのかな?〜

海沿いを通って職場に通うのですが、その帰り道のこと。
いつものようにとある港を横目で見てると

「あれれ?やけに車が止まってるなぁ」(・3・)

なんてことに気づきました。不思議に思って近づいてみると常連のおじさま達がサビキを垂らしてます。これは、

「もしかしてアジさんの御一行が戻ってきてる?」

と半信半疑で竿(エッグキャストソフティ)を出してみた、というのが今回のお話です。

アジさん達が戻ってきた!(?)

車に常備してるエッグキャストと使わなくなったジグヘッドとワームを取り出し、いざ現場へ。

いつもならサビキのおじさま達は、鴨川沿いの恋人達のように等間隔に並ぶのですが、この日はずいぶんと角寄りに集まってます。アジ達はここに溜まるのかな、と思いつつ一番端のおじさんに挨拶してさらに端に入ります。

すると真ん中あたりの常連おじさんの竿が曲がり、20cm弱の大きさのアジがかかってます。

「あらー、ほんとにいるわー、これは頑張らないと」

と一人で気合を入れるも、一度当たりがあったのみでその後はあたりなし。

お隣のサビキさん達二人にも釣れる気配がありません。これではラチがあかないと感じて、即座に場所移動。

サビキさん達が陣取っているのはアジが釣れているのは港内でも一番奥の部分です。もし、去年の通りであれば時合の終わりには港の出口に程近い部分を通るので、そこで待ち伏せてみます。ここは流れもあり、ワームにとっては好条件です。

すでに一人のサビキのおじさんが目的の場所に入ってましたが、嬉しいことに顔見知りの方。お久しぶりです!なんてあいさつ交わしながら隣に入らせてもらいました。もうすでに出て行くアジ達がいるようでおじさんの竿にアジがかかり始めています。

冷静になりつつ探っていると竿に微妙な違和感が!そのまま合わせると魚の引きがあります。抜き上げてみると、どれほど恋焦がれても逢えなかったアジさんが!

そのまま彼(?)には水汲みバケツに入っていただき、引き続きキャスト!
するとまたしても違和感が。今度も合わせてみるとアジがかかってます。しっかりと抜き上げてバケツに入ってもらいます。

そんなやりとりを見ていた小学生くらいの子供とおじいちゃんのペアが僕と顔見知りの常連さんとの間に入りたそうだったので場所を譲ることにしました。

僕としては仕事帰りにこのロッドで釣るというスタイルができたので目的は果たせましたしね。それに数を釣る必要も僕にはありませんし。

小学生が落ち着いて釣りに入るまで海を見ていると足元をアジ達が出ていく(?)姿が見えました。わりとしっかりした群れでした。大小は入り混じってましたが。このまま結局この後はフグが出てきてしまったので終了です。

アジ御一行の戻りがこのまま続くといいなぁ

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 Egg Cast Softyはアジングに使えるか

結論から言うと今回見事に釣れていますので使えます。

 でもそれなりに条件が出てくるようです。

 Egg Cast SoftyはJACKALLさんが出している廉価版のロッドシリーズEGGのうち、 ライトゲーム向けとして発売されているものです。スペックは以下の写真の通り。

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特徴としては錘負荷が5gまで、そしてグラス100%で全長が120cm(約3.9ft)と言うところです。グラス100%と言うところからも分かる通り、かなりよく曲がります(詳しくはジャッカルさんの商品紹介のリンクを貼っておきます。ここにベントカーブが表記されていますので御参考に)

https://www.jackall.co.jp/bass/products/rod/egg/egg-cast-softy/

指先で曲げてもこんな感じ

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他のカーボンロッドじゃこんなこと怖くてできません(笑)

ということでスペック的にはアジングに行けそうなのですが、実際はそういうわけにもいきません

というのも今回はジグヘッドウェイトをたぶん0.8gにしたのですが(このメーカーのジグヘッドには重量表記がなく、うっかりごちゃ混ぜにすると見分けがつかなくなります)、まずジグヘッドの動きが分かりにくいです。そもそもこのスペックでは操作感を求めるわけにはいきません。仕方なく、浅いところで竿のアクションに対してのジグヘッドの挙動を目視で確認し、頭の中でこれくらい竿を動かすこれくらいジグヘッドが動くというのを体で覚える必要がありました。

次に当たりの感覚も問題でした。出来るだけ難しいことなく釣るための道具、すなわち初心者に貸せるようにとラインもリーダーを結ぶ必要のないフロロにしていたこともありますが、当たりがほとんどわかりません。“?”という違和感があったのでわかったのですが、これはアジングの経験があったので合わせることができた感じでした。もし初心者さんならたぶん気づかないレベルだと思います。

一方で良い面もありました。

グラス100%なので折れる心配がほとんどないということです。実際にベイルを中途半端にあげたままキャストしてしまい、投げた瞬間にベイルが閉じて大変なことになったのですが、何事も無かったかのように過ごせました。これがカーボンソリッドのロッドなら運が悪ければティップが折れてしまってました\=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)/

また竿がよく曲がるので掛かれば楽しいです。今回は上の写真のように25cm前後のアジが釣れましたが、この大きさにも関わらず、かなり曲がりました。なんとなく竿が曲がると釣った感があってたのしいです。

ということでまとめてみると

悪い点
・軽量リグでは操作感がわかりにくい
・当たりがとりにくい

良い点
・取り扱いに気を使わなくて良い
・よく曲がるので楽しい

というところです。なので結論としてはEGG CAST SOFTYはアジングに使えます。ただし、今回のようにマズメ時のようなアジからがっついてくれるような場合に限るように感じます。反対に流れのよれを探してアジを見つけるような繊細なアジングには向いてません。

ということで、もしお子さんと一緒にアジングしてみたいとお考えのお父さんアジンガーの方がおられたら、以下のブログを参考にしてみてください。

僕がとても参考にさせてもらっているぽけっとさんのアジングブログですが、この中でお子さんとエッグキャストを使ってアジングをされています。この中でぽけっとさんは重めのジグヘッドにシンカーを追加して巻きの釣りで息子さんに釣れる体験をさせてあげてます。こういう風に重めのリグにするなどの工夫ができれば初心者さんでも釣れるかもしれませんね。

http://komonogomoku.blog.jp/archives/1075921592.html

それにしてもぽけっとさんはほんとによく考えてアジングをされてます。僕もそうなりたいなぁなんて思います

まとめ

長くなりましたが、まとめです。
・アジが戻ってきた(かもしれない)
・エッグキャストは条件があるけどアジングは十分に出来る

実はこの夕まずめの次の日に本気ロッドで朝マズメチャレンジをしたのですが、2バイト2バラシという惨敗をくらってます。まだまだアジ達は本気で戻ってきてはないようです。やっぱり修行あるのみです。

今回も最後までお読み頂きありがとうございました。

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