2021.2. 2月のアジは気まぐれ?
この時期の朝マズメは流石にアジたちもやって来ないだろうともっぱら夜な夜な出かけています。
去年のこの時期はなかなか良い思いをしたように感じているのですが、水温が低い今はそれを望むのは仕方ないです。仕方はないのですが、それなりに釣果が出てるのでご報告を。
あ、今回はぼく自身、考えながら書いているのでオチがありませんのでご容赦を。
この時期でも回ってくるのは来るのね
実は2月に入って2/3と2/21に良型が釣れてます。
いずれも同じ写真かと思ってしまうくらいのサイズ。よくみると下の写真(こちらが2/21の釣果)が1cmほど大きいです。余談ですが、下の写真のアジを釣った時はフィッシュグリップを忘れてしまい、手で掴んで針を外したのですが、その分魚体の鱗が剥がれていないのに気づきますか?やっぱりフィッシュグリップは魚体を傷つけてしまうんだなぁとしみじみ思います。
それはさておき、このアジたちはいずれも釣れたパターンは同じでした。ゆっくり漂わす感じでのリトリーブ中にカツンとリールを巻いてる手が止まるほどの当たりがあり、しっかりと合わせるとかかる、という感じです。21日のアジは潮感が掴めていたので巻き重りがしっかりこちらに伝わってからの当たりだったので心の準備ができていたのですが、3日のアジは突然だったのでびっくりあわせでした(苦笑)。
水温はまだ上がってきていない中でわざわざ港内まで入ってきてくれたアジたちに感謝です。
再現性を出していくためには…
今年のテーマは再現性。アジングの良いところはアジは群れでいるというコトです。群れでいるため、アジのお好みのパターンが決まれば、再現性が出せるはず。というのが、この大前提です。
ということでこの二日間ともに同サイズのアジをもう一本、と狙ったのですがいずれもうまくいかず。21日のケースではその後のゆっくりリトリーブでも小さな当たりは何回かあったのですが、どれもワームをくわえるというよりもなんだかつつくような感じでそれに合わせるコトはできず。
ということでなぜ釣れたのかをすこし考察してみます。
上にも書いたように今回はレンジを変えつつ、ゆっくりリトリーブで探っていたときのに釣れています。3日はカウント5、21日はカウント25と大きくレンジが違いますが、リトリーブで探るというのが正解だったことは確かです。またアジの活性が高いときはアジがチェイスに入ると竿先から伝わる感じが変化します(僕の妄想かもしれませんが)。しかし、今回はそれがなく突然かかるという印象がありました。
ということで僕の妄想は下の絵の通りです(笑)
えさを求めて港内をうろつき回っているアジの前にすーっと何やら茶色ふわふわしたもの(この時はいつもの定番sexy Bのアミカラー)が通ったのでついつい口に入れたのではないかと。
こう言って仕舞えばたまたまのまぐれ感が出てしまい元も子もなくなってしまいますが(苦笑)。
それではあっさりと、“釣りって運だけやん“と言われてしまいますので、角度を変えて考察してみます。場所から考えると僕が狙っていたところは上から見るとこんな感じの場所です。
ここは潮流の本流と岸壁にぶつかった跳ね返りの潮流がぶつかるもやもやしたところができます。このもやもやした感じのところは本流の流れの強さや向きで場所が変わります。釣ったときはバツ印のところ辺りでした。ちょうど今の時期のアジが食べていると思われるアミが溜まりやすい地形のはずです。シーズンが本格的になればアジが寄ってくるところなので今の時期のアジも巡回していても不思議ではありません。と、いうことで場所選び、そして探った結果のレンジも正解だったといえます。
ではなぜ後が続かないのか…
・群れが小さい(薄い)
・アジが食べたくなるような誘いができていない
の二つを続かない理由に挙げてみました。
仮に上の絵のように3匹しないアジの群れであれば、1匹あげている間に他のアジたちは通り過ぎてしまうので続かないことは明白です。でもこれが100匹もいるような大きな群れであれば(そんな群れでこのサイズのアジが動くのかどうかはわかりませんが)、先頭の一匹をあげても末尾のアジには間に合ったはずです。また上記で挙げたような高ポイントだけにえさが溜まっているのであればしばらくそこにアジが留まった可能性もあります。そうなれば釣れるチャンスは増えたはずです。ということでまだまだアジの群れが小さい、ということも理由として考えられます。でもこれは自力ではどうしようもなく、他力本願な言い訳でしかありません。
ということで2番目の理由。こちらからのアクションについてです。21日の釣りでは1匹かかった後でも小さな当たりのようなものがありました。ただし食いつく感じというよりもつつくような感じでしかなく、合わせるまでもありませんでした。こちらがアジに提供するワームサイズ、カラー、アクション(ジグヘッド重量を含めて)がアジの考えるところの
「お?うまそうやん。パクッといったれ」ζ°)))彡
と思わせるほどの魅力がなかったのでしょう。
この時もワームサイズやカラーをちょこちょこと変えてはみたのですが、正解からどんどんと遠ざかるようになってしまった感じで、いつも間にやら完全に当たりすらなくなってしまってました。
こういう時にすぐさま正解に近づけるように引き出しをもっと増やすべきだとしみじみ感じる次第です。群れが目の前にとどまる時間が短いこの時期では尚更はやい判断が必要になるだろうとも思います。
ということで珍しく立派なサイズが釣れたものの、なにやらもやもやといった近況報告でした。
季節は春に変わりつつありますが、海の春はもう少し後なのかもしれませんが、アジが入ってきているとわかった今はやっぱり挑戦あるのみです。
もしも何かの参考になれば、もし何か得るものがあればサポート頂けたらありがたいです。新しい釣具を買わせて頂き、皆さんに紹介させてもらいます!