高切れのホントの理由は・・・。シマノさん、17サハラが困ったことになってます。
以前にニューロッドと17サハラとの組み合わせに高切れが頻発してると書きました。このときにはスプールエッジの傷が原因と判断して修復したはずだったのですが、別の原因があったようなのです。それも構造的な・・・。
原因は他にありそう
実は先日の夕まずめ釣行(2019.5.26 船磯港での釣行)もアジングには似合わない新しいロッドで挑戦したのですが、これには理由があったのです。
実は高切れを起こす理由はリールにあると判明してたのですが、その最終確認でロッド側に問題がないかを確定させるために違うリールに変えてアジングをしてました。
結論としてロッドはシロ。
ということは、リールが犯人ということになります。
ここで以前の日記ではスプールエッジに傷があると書きました。その後、傷も上手く消して再び海に出かけてみたのですが何度も高切れを起こします。症状としてはキャストの時はおろか、ベイルを起こしてフリーに落とした時にパツンとラインが切れるのが特徴でした。使用ラインはPE0.4号。いわゆる極細PEです。
再びの症状に悲しくなり、泣きながら家の中で確認した時にハッキリとその原因が分かりました。なんとラインローラー付近ににPEラインが挟まることがあるのです。当然挟まれたPEには傷が付き、フリーで落とすときでさえ、テンションがかかるとパツンと切れてしまいます。
なぜこんなことが起こるのか、と不思議に思って他のリールと見比べてみると、ラインローラーの構造的な違いを見つけてしまいました。
ラインローラーの形に問題が!
こちらの写真がPEを巻いてるサハラC2000。
そしてこちらが普段アジングに使うソアレci4 2000SSPGです。
ソアレがラインローラーからベールに至るまで一体に形成されているのに対して、サハラはラインローラーとベールが別の部品で形成されていることに気づくでしょうか。シマノさんは上位機種にはワンピースベールとして上のソアレの形状のものを付けてますが、アルテグラ以下のものにはどうやらツーピースのベールを用いているようです。
ベールにラインがかかるのはリトリーブの時。実際にラインにテンションを掛けて巻いてみるとたまに下の写真に示す箇所にラインが引っかかります(ラインが薄いブルーなので見にくくすみません)。
別の角度から、ラインの流れを示してみると以下の通り。
ピンボケしてますが、ベールの根元にギギギと引っ掛かってます。
このまま巻き続けるといつもと違った重さを感じながら巻くことはできます。ただし無理やり引っ張る形で巻きますのでラインに傷がつきます。これが全ての原因だったようです。この現象はいつも起こるわけではなく、矢印入りの真ん中の写真のようなスプールが最大に前に出たときとラインがスプールの前から出るときに生じるようなのです。
したがって特定の条件が重なった時にだけ生じるので、問題に再現性がなかったようなのです。
こういうことが起きるのは僕だけ?なんて思い、ちょっとネットで調べてみると、ヤフー質問箱にこんな質問がありました。
うーん。困りました。
構造的な問題となると、こちらでは対処の使用がありません。ダイワさんなんかは廉価版リールのレブロスにさえ、段差を作らない形状でワンピースベールに近いエアベールを積んでいます。
自転車のディレイラー(変速機)でさえ、シマノ最高!なんて言ってたシマノ好きの僕としても、シマノさんの企業姿勢を疑ってしまいます。
アルテグラクラスまではこのツーピースベールを使用していますので、細いPEラインを使用予定で購入の際には注意をされた方がよいと思われます。
ということでちょっと悲しい報告でした。ただこのまま泣き寝入りも悔しいので対策を検討中です。今、パーツを発注中ですので到着したら、組み込んでみます。うまくいけばリールが蘇生するかな。いやしてくれるといいなぁ。
もしも何かの参考になれば、もし何か得るものがあればサポート頂けたらありがたいです。新しい釣具を買わせて頂き、皆さんに紹介させてもらいます!