
サロン・デュ・ショコラ2022 初めてサロショに参戦した話
参戦した際の流れ・感想
ずっと気になってたが行ったことなかった。
なぜならチョコに詳しくないから。
だけど楽しそうなのと、同じく興味を持ってた友達がいたので参戦してみた。
来年の為にも今年の流れや思ったことを綴っていきます。
まずは友達と回ると決まった際、行く日の10:00オープンから入場できるようになる
【限定整理券】を取ろうというところから始まる。
これが無いと11:45以降の入場になってしまうのだ。
混むのは嫌だしモノが無くなるのも嫌だ。
1チケットにつき1人の入場しかできない為、
各自ゲットしておく必要がある。
1月15日
オンラインで整理券が配布される朝10時になった。
その瞬間に整理券獲得ページにアクセスするものの、
まずは予想通りサーバーダウン。
このテのページにはよくあるなので諦めずリロード&リロード。
何度かやって10:06にチケット獲得!フゥー!
212番でした。
体感100番以内には入ったつもりだったが。
友達は181番だったので離れるのかな…とか思った。
が、
のちに分かるのだが
この整理券
【番号に意味はない】
衝撃!
まぁ300番までの200番台だったから私にとっては良いことではあった。
そうして迎えた当日会場に向かう。
整理券がある人は9:45までに伊勢丹の入り口に、とのこと。
じゃあ9:30頃着けばいいかな、整理券の番号順に入場するんだろうし。
が、Twitterを見ると
「10時入場組です!9時には現地にいます!」
とかいうツイートが。
えっなんで?でもなんか早く行った方がよさそう…?
頭にハテナを抱えつつ、なんだか嫌な予感がしたので
そのツイートをした人より早めの8:30に着いてみた。
なるほど。
150人ほどの行列が出来ていた。
呑気に途中で飲み物を買っている場合ではなかった。
最前線のあたりには小さい椅子を持ってきている人もちょこちょこいた。何時からいたのか分からないが、そういうことなんだろう。
並んでいるとスタッフさんが来て1人ずつ整理券のチェックをされる。
ここで判明した。
300番までの整理券を持っていればOK、あとは先着順。
これを知ってたらもうちょっと早く行ったなぁ。
勉強不足だったわ。
気を取り直して
前日完売分が発表された瞬間に欲しいものリストと照らし合わせて本日の狙いを定め、友達と分担することに。
行列の長さを予想し即座にベルナシオンは諦め、
私…フィリップ・ベルに並ぶ
友達…4強以外を回る
という計画を立て、無事遂行できた。
フィリップ・ベルは入場から40分程度で購入できた。
こんなものも作っておいてよかった。
これを渡して友達に買い物を頼んだ。
ありがとう。

無事お買い上げがスムーズに終了。よかった。
ここからは購入後のお話。
購入品の詳細・レビュー
ショコ オ キャレ / CHOCO2
Chef / ジャンピエール・ロドリゲス氏
ブランド紹介
「ピエール・エルメ」や「パトリック・ロジェ」など数々の名店で修業したシェフのお店。
プラリネの魔術師であるパトリック・ロジェさんの元で修行した知見を活かして自らもプラリネを得意とし、2017年に自らの店をオープン。
2cm角のキューブ型とペイントデザインを手掛けたボンボンショコラをはじめとする作品が代表的で、計算し尽くされた特徴的なビジュアルとコンセプチュアルを持つ。
ボンボンへのこだわりから購入を決意。
気になったインパクトのある四角いショコラ。
どんなものかと調べてみると、シェフのこだわりが見えた。
全体オブジェクトは丸みを帯びた2cm角、12グラムなのがベース。
一般的なガナッシュの外側をコーティングするスタイルではなく、キューブ型に流し込む製法。
そうしなければいけないほど柔らかいテクスチャなのだとか。
この大きさ・グラムは1番食べ応えと口どけが良いとシェフが計算し尽くした結果だそう。
なるほど、なんかこだわりがすごい人だ。面白そう。
このガワのパリッと感と中の柔らか食感は
デルレイと似てるのかな。なら好きそうだな。
見た目もカワイイし推してみよう。
と思って購入。
プラリネが得意とのことで、
プラリネアソート(9個入り)
これは食べておきたい、2022年の
コレクションアソート(4個入り)
見た目と味が好みの、
ピスタチオとフランボワのタブレット
!3点を購入。

始めに言うんだけども私はチョコに詳しくない。
プラリネって何?ナッツっぽい?くらいしか知らなかった。
まずはプラリネアソートから開けてみる。
ショコラ アソート プラリネ
3,564円(税込)

多い分にはよき。
結論ごめんプラリネアソートは買わなくてよかった。
プラリネってナッツを砂糖とキャラメリゼしたものなんだって。
ナッツなんだって。チョコじゃないんだ。なるほど。
ということで、私はガナッシュ派なのだと判明した。
おいしいよ、おいしいけどガナッシュのが好きだった。

プラリネはそれぞれ違うフレーバーなのだが
どれもプラリネだ。
フレーバーがナッツ感、もとい きな粉感で覆われている。
たまに花っぽいフレーバーは活きているのを感じるが、ピスタチオやコーヒー系はナッツ感と似ていて分かりづらい。相性がいいと言う言い方もあるよね。
おいしいけどフレーバーごとに比較しながら食べるなら私はガナッシュの方が好みだということが判明した。
結果3つで飽きた。
お次はガナッシュ。
ショコラアソートコレクション2022
1,728円(税込)

こちらは予想以上にトロッとしたテクスチャ!
ガワのパリッと感も素晴らしい。
味はしつこすぎず、フレーバー感やカカオの味も分かりやすい。
クリーミーというよりはコクがありつつも口どけのよい印象だった。
スッといなくなって後味や香りが残る感じ。
これは初めての食べ応え!好き!
割った瞬間とろっとしている見た目にテンション上がりすぎて写真を撮るより食欲を優先してしまった。
まだ残っているので明日撮れたら撮る。
タブレットは食べたら書くぞー。
ル ショコラ ドゥ アッシュ / LE CHOCOLAT DE H
Chef / 辻󠄀口 博啓氏
ブランド紹介
パティシエの中でも超有名人の辻口博啓さんが日本から世界に向けて発信するショコラトリー。
C.C.Cで最高位も獲っている実力派。
和素材に強く、現地で気に入った食材があればどんどん取り入れて地方の活性化にも携わったりと手を広げまくりな中でもショコラのこだわりを忘れない、とんでもないシェフのお店。
加工が強すぎず素材とのバランスを取れた味が強み。
ストイックながら万人受けする味を忘れない素敵なお店。
シュー ショコラ ピスターシュ
540円(税込)

突然ですが、私はモンサンクレールのシュークリームが1番好きなのよ。
もちろん好みのアレなんだけども、
時間が経ってもザックザクのクロッカンシューであり、中のクリームが重すぎない。
このバランスが大好きなのよ。
そんな大好き商品がサロショ限定で
ショコラ&ピスタチオ風味のディプロマットクリームのシューに大変身!買うしかない!
食べよ!

まず食感!
いよっ、待ってましたーこれですこれ!
このザックザクのクロッカンと
もちもちシュー生地!最高です!
クロッカン部分にチョコチップがあるとのことだったが、ムックよりも控えめ。
いつもの感じ。
クリームはピスタチオの油分は重く感じず、チョコの濃厚さも強くなくいつもの軽めふんわりクリーム。
コクっぽさは少なく辻口さんの味が好き!な人だと好まれる味だけど
サロショの商品と囲んで食べるならもうちょいピスタチオ感やチョコ感が濃くてもよかったかなーでも辻口さんのシューはこの軽さもあるから好きなんだよなー。うーん。
もしどちらかを買うならプレーンのシューかな!
イヴァン・シュヴァリエ / Yven CHEVALIER
Chef / イヴァン・シュヴァリエ氏
ブランド紹介
ヴァンサン・ゲルレ氏のもとで長年彼の右腕を勤めたのちMOFの試験に挑戦し、見事一発合格した実力派。正確な技術と独創性にあふれた才能を開花させ、2021年8月に美食の街ブルターニュ・レンヌに念願のブティックをオープン
購入したキッカケ
なんか新人のチョコが欲しい!掘り出し物が欲しい!
その理由から新人を並べた中で一番おいしそうでオシャレだなと思った。それだけなの。
でもオシャレに思わせる技も大事よね。
経歴に書いてあるあたりに関しても、
私が詳しくなく読み取れないので申し訳ないが
とりあえず食べてみよう。
サブレ オ ショコラ
2,592円

中にはミルク系とダーク系の2種。
サブレは塩味が効いていて、
卵黄っぽさを感じるザクッとしたサブレ。
チョコの厚みはこれくらい。
歯切れがよくサブレとのバランスも素敵。

ミルクはより塩味が引き立つ。
ダークの方が控えめに感じられてバランス感が好みだった。
サブレ目的で買ったんだけども、思ってたよりチョコの味と常温での口どけ感が好みすぎたので、来年も出るならボンボンを買ってみよう!
フィリップ・ベル / Philippe BEL
Chef / フィリップ・ベル氏
ブランド紹介
4強と勝手に呼んでいる大人気大行列必至のショコラトリーのうちのひとつ。
サロショでは通常店舗とは別に行列スペースが確保されるのだ。
カカオバリーやルノートルなど、ショコラトリーではなくスイーツ店などでも修行し、
オリジナリティ溢れるお店を2006年にオープン。ボンボンやクーベルチュールもおいしいが特にディスクやサブレなどチョコに頼りきらず様々なスイーツの組み合わせで新しいオリジナリティを生み出す魔法使いさん。ルノートルのケーキが好きな私はそこで働いていたフィリップ・ベルさんに並ぶことを決めた。
購入した理由
ルノートルのケーキが好きなので、そこでの経験を持つお弟子さんに興味をひかれたのと、
ルノートルのクッキーが好きなのでサブレに興味があり買ってみた。
あとすごい有名なショコラティエだと知ってはいたのでミーハーな気持ちもあった。
サブレも好きだがディスクも気になったので購入。
ディスク キャラメル ショコラ
3,564円(税込)
会場ではカラマンシーが人気だがビター系が好きなのでこちらを購入。
ケースがまずかわいい。100点。
開けた瞬間の香りが上品です…!

1枚がすごく軽い!薄い!よく無事に持って帰ってこられたな私。

食べるとパリッと食感で中からトロッとしたショコラ感の強いキャラメルが!キャラメルというよりガナッシュっぽい。
ガワと中身は全く違う食感なのだけど、ガワが何の抵抗もなくとろけて行くのであっという間にキャラメルと一体に。素敵。とろける。

味はカカオ感がまず来るのだが一瞬でとろけて爽やかな風味が残る。
キャラメルは主張しすぎず、あくまでチョコの引き立て役のように感じるがしつこくないコクがある上品な味。
結構濃厚なのかと思っていたけれど後味がとても軽く、次々に手が伸びてしまう。危ない!
注意しないとあっという間に1箱食べれてしまうのではないか。
結論カカオの味も食感も口どけも、完璧でした。
幸せな気分になれる…脳汁ドバドバ。
今までのもおいしいけど、こちらが現状トップを走ってるわ。
来年も必ず買います。
スペキュロス ショコラ ノワール
4860円(税込)
サブレ好きとしては外せないと思っていた本命商品。
レは前日までで完売だったのだが、こちらはムックに載っていなかったからか在庫があった!よかった!
世のショコラ好きはレよりノワール派が多いもんかと思ってたがそうでもないのね。私としてはライバルが減るのは嬉しい。
こちらは重たい!ずっしりしたサブレが詰まってます。

贅沢に全面コーティング。
割るとこんな感じ。バキッと強めの抵抗感があった。

中にはブラウンがかったサブレがお目見えします。
バターの香りが強く、スパイスの色だけでなく
焦がしバターを使ったのかな?と考察。
断面みるとバターのクリーミング性があまりない感じがするし。
口にいれるとまずチョコなんだけどディスク同様すーぐとろける。素敵。
ザクザク食感のサブレはスパイス感がありシナモンやアニスを強く感じる。
リッチな油分感があり、口どけ抜群。
小麦をあまり感じさせず、口の中の水分が減ることが全く無いサブレだった。
こちらも脳汁出ますね。来年もリピします。
そしてフィリップ・ベルさんは今後ベル様と呼ばせて頂きます。よろしくお願いします。
Franck KESTENER/フランク・ケストナー
タブレット ポム タタン
2,376円(税込)
りんご×チョコの組み合わせが元々好きなのと
今年の新作とのことで購入!(ミーハー)
見た目がカワイイのもポイント高い。

割ってみると、バキッと感は少なく
外側のチョコもパリッと切れた。
中には外側のミルクチョコのすぐ内側にはビターチョコ、上には透明感のあるリンゴのキャラメリゼ、下部はアーモンドとヘーゼルナッツ、少しとうもろこしの入ったプラリネが。

割った瞬間りんごのよい香り!
お酒に頼らないフレッシュな感じです。
食べてみるとリンゴが主役だとはっきり分かる味。
ケーキ?これはケーキなの??
チョコの域越えてない??
リンゴはキャラメリゼと公式では言っているけど、あまりカラメル感のコクはなくフレッシュなジャムっぽい味。
青リンゴというほど青臭くなく、紅玉っぽいフレッシュな酸味でチョコと合う!!
プラリネ層は細かく塩味も少ない。
リンゴとアーモンド、ナッツだけでなく少しとうもろこし粉が入っているようで複雑なコクがリンゴを引き立ててます~最高。。。
全体を通してチョコというよりケーキを食べているようで、おいしすぎて一気に半分も食べ進めてしまった。
来年も絶対買おう。そして他のタブレットも買おう。なんなら個人輸入して近いうちにコンプリートしてしまおうか…!
とか考えてしまうようになるからダメなんだチョコは。沼なのよね…この沼にはまりそう…!