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お盆を説明できる?~明日使える話のネタ~

【今回の文字数:1868文字(所要時間3分~4分半】

はじめに

いつもご覧いただきありがとうございます。今回初めて来てくださった方は、ぜひこちらもご覧ください。

お盆の基礎知識

今日はお盆の最終日。

お盆とは、亡くなられたご先祖様が、あの世と呼ばれる「浄土」からこの世「現世」に戻ってくる期間のことです(wiki参照)

お盆の期間は地域によってさまざまですが、一般的には8月の13日から16日のことが多いです。

ちなみに東京などの関東では7月15日を中心にお盆としているところが多いです。

なぜお盆の時期が違うのか

日本では古くから夏にご先祖様を供養する風習がありました。

そこに仏教の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」という行事が伝わり、だんだんと1つの行事になっていったと考えられています。

この盂蘭盆会は、旧暦の7月13日~16日に行われていました。

しかし、明治6年に、日本は新暦になります。

その影響で多くの地域では、分かりやすくちょうど1か月ずらして8月15日前後に行うようになりました。

しかし東京などでは新暦が施行されるとともに7月15日に移行しました。「新のお盆」や「東京盆」と呼ばれることもあるそうです。

それに比べて、ほかの多くの地域で行われている8月15日前後の盆を「旧盆」と呼びます。なぜ8月15日前後を選んだかというと、新暦に移行すると農繁期にあたることや梅雨が明けきっていないこと、東京都地方でお盆の時期がずれることで親族が集まりやすく定着しやすかった・・・など、所説あります。

新盆には別の意味も

新盆には、別の意味もあります。それは、「人が亡くなって、四十九日の法要を終えてから、初めて迎えるお盆」です。これを「初盆(はつぼん)」とも呼びます。

お盆の準備

お盆の準備は地域や宗派によって様々です。一般的には13日に迎え火を焚いてお迎えし、16日の送り火であの世にお送りします。

お墓参りの期間も「1日~11日」「13日」「13日から15日」など、地域や宗派、家庭によって様々です。

13日の迎え火や16日の送り火で火を使いますが、現実問題火など焚けないという人がほとんどのはずです。そのため現代では電気式の盆提灯がよくつかわれています。

これも宗派によりけりですが、刻んだナスやキュウリ、洗った米をハスの葉やサトイモの葉に盛り付けたり、ナスやキュウリで作った精霊馬(しょうりょううま)を用意する場合もあります。

ちなみにキュウリが馬で、ナスが牛を表し、来るときは馬で早く、戻るときは牛のようにゆっくり帰っていってほしいという願いがあります。

迎え火や送り火とは

迎え火とは、先祖の霊が現世に返ってくるときの目印です。帰ってくる先祖の霊が迷わずにたどり着けるようにといった意味が込められており、13日の夕方や夜に行われることが多いです。

送り火は逆に、お盆の間に一緒に過ごした先祖の霊を送り出すもので、15日や16日に行われることが多いです。

行うことは迎え火と同じで、先祖が無事に帰れることを祈ります。

盆踊りのルーツ

盆踊りはお祭りで行うものではなく、もともとはご先祖様の霊をなぐさめるための念仏踊りがルーツと言われています。そこに豊作祈願や庶民の娯楽としての要素が加わり、各地で様々な形の盆踊りが発達したそうです。

ちなみに沖縄の「エイサー」、徳島の「阿波踊り」、も盆踊りです。

お盆の行事

お盆の行事として有名なのは五山の送り火や精霊流しでしょうか。

五山の送り火とは、8月16日に京都を囲む5つの山で行われる送り火であり、「大文字」とも呼ばれています。

ちなみに「大文字」と呼ばれるものは奈良にもあります。

これも京都の送り火どうよう送り火ですが、奈良の場合は「戦没者慰霊」を目的として1960年に始まったものです。

正式名称も「奈良大文字送り火」といいます。

現在では災害などで亡くなった方々も含めて慰霊を行うとともに、世界平和を祈る行事として毎年8月15日に催されています。

精霊流しとは、毎年8月15日に長崎県で行われる、故人の霊を極楽へ送り出す伝統行事です。川に流すのではなく、新盆(初盆)を迎えた遺族がおもこしのような船に大きな精霊船(車輪付き)を引いて町中を練り歩きます。

実は七夕もお盆の行事

ちなみに七夕は友達や恋人とイベントや七夕祭りに参加したり、笹の葉に願い事を書くイメージが強いですが、もともとはお盆の行事でした。

旧暦のお盆は7月15日ごろなので、その1週間前である7月7日はちょうどお盆の準備をする時期です。

そのため、お盆に併せて身を清めたり、梅雨時にたまった井戸の底の泥を取り除くなどをする風習がありました。

いまでも8月7日を「棚幡(たなばた、七夕)」と呼び、ご先祖様を迎える精霊棚をセットする地域もあります。

参考資料



今後書きたいリスト

・その指示伝わってる?
・生徒指導はその日のうちに
・電話での生徒指導連絡
・生徒指導は2種類~事後指導と予防指導~
・努力を間違えるな~瞬間?長期?~
・ちょっと聞いてよ。~今の現状~
・若手教員が多い学校の恩恵と弊害

「こんな話が聞きたい」というものがあれば、リクエストをお待ちしております。

最後に

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