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高校受験生に向けて~私立の倍率の秘密~

はじめに

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私立の倍率の秘密

さて、もうすぐ高校入試が始まります。学校によっては倍率を発表しているところもありますが、公立と違って私立の倍率は全くあてになりません。

ちなみに倍率は、「何人に1人が受かるか」という数字です。数字が大きくなるほど落ちる人が増えます。倍率が2倍なら2人に1人が受かる。倍率が5倍なら5人に1人が受かるということになります。倍率が0.8など、1を下回っている時を「定員割れ」といい、受かる可能性がぐっと上がります。(ほとんど合格しますが、まれに不合格になることもありますので油断できません。)

公立高校は100人募集すると定員割れしない限り100人ピッタリ合格者を出します。これは、公立高校は専願扱いとなり、合格したら「入学するのをやめます」とできないからです。逆に私立は、専願だけでなく併願での受験もできます。つまり、合格しても「入学しない」という選択をすることができるのです。したがって、100人募集して100人ちょうど合格を出したものの、実際に入学したのは30人だったということもあり得るわけです。そこで私立は募集人数以上の人数に合格通知を出します。学校の規模や特徴によってバラバラですが、募集人数に対して3~4倍の人数の合格を出す学校もあります。

例えば『A高校のaコースでは、倍率が8倍と出ていても、昨年や一昨年の合格者数を見てみると、募集人数の4倍以上の合格通知を出していて、実質的な倍率が1.2倍だった』ということも多々あります。

私立の入試で大切な情報は倍率ではなく、例年の実質倍率や、赤本の前半に書かれている合格最低点です。私立の倍率に振り回されないようにしましょう。

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