あなたがリーダー
【今回の文字数：１４８９文字（所要時間２分半～３分半）】
はじめに
いつもご覧いただきありがとうございます。今回初めて来てくださった方は、ぜひこちらもご覧ください。
今回は、「今後の予定」にて「動かない」と仮称した内容です。
副操縦士よりも機長の事故率が高い理由
通常、旅客機では機長と副操縦士が職務を分担してフライトします。過去の航空機事故の統計を確認すると、副操縦士が操縦しているときより、機長自身が操縦している時のほうが、はるかに墜落事故が起こりやすいことがわかっています。
この理由は単純です。なぜなら、副操縦士が操縦している場合、必ず機長が副操縦士の行動や判断に対して、そこに問題があれば意義を唱えます。つまり、２人の頭が働いている状態になります。
それに比べ、機長が操縦している時はどうでしょうか。副操縦士は、自分よりも立場が上である機長に異議を唱えられるでしょうか。ほとんどの場合、思うところがあったとしても口に出すことはできないです。つまり、１人分の頭しか働いていない状態になっています。
日本は権力格差が大きい国
オランダの心理学者であるヘールト・ホフステードは、目上の念長者に反論しにくい度合い（PDI)を調査しました。その結果、日本のPDIは５４ということがわかり、デンマークの１８やスイスの３４と比べても非常に高いことがわかります。
リーダーシップ
日本人は、水戸黄門のように、「困ったときは偉くて立派な人が助けてくれる」という心理が強く働きます。そんなわけないと思われるかもしれませんが、各国で製作されているパニック映画を見てみると、その国民性が見えてきます。なぜパニック映画なのかというと、「未曾有の大問題が起き、それを解決する。」という筋書きで作られているためです。
アメリカのパニック映画は、未曾有の問題が発生したときに、リーダーシップを発揮するのは一般人です。例えば「ジョーズ」で最終的にジョーズを退治するのは権力者ではなく田舎刑事であり、「ダイ・ハード」でも、テロ撃退をしたのはFBIではなく、これまた田舎刑事でした。
しかし、日本の映画はどうでしょうか。「日本沈没」では大地震の到来を予言した物理学者と日本政府がタッグを組んで国民を救うという内容です。「ゴジラ」でも、ゴジラを退治した芹沢博士は政府筋から依頼を受けて出動しています。
このことからも、日本人は「困ったときには偉くて立派な人が助けてくれる」と考える民族だと言えます。
権力者はリーダーシップを発揮するのか
実際には、リーダーシップは「権力者」からは生まれません。リーダーシップは本来、『問題意識』から生まれるものです。
前述しましたが、アメリカのパニック映画でリーダーシップを発揮することになる登場人物は、大きな権限を持っていない一般人でした。しかし、『問題意識』を持ち、行動したことで、リーダーシップを発揮していきました。
これは映画だけの話ではなく、イエス・キリストやガンジーなど、過去の歴史においても、リーダーシップを発揮したのは権力者ではありませんでした。
動かない人は動かない
さて、動かない人の特徴の一つに、「できない理由を見つけるのがうまい」というものがあります。
「権限がないから」「その立場にいないから」「時間がないから」「やったことがないから」「前例がないから」「お金がないから」などなど・・・
でも、そういう人は、「できない理由」が解決されたとしても動くことはありません。
「自分には権限がないので」という人が、実際に権限を手に入れても、結局は違う理由を探して「だからできない」といいます。
今日、自分の判断で行動できない人は、明日、権力を手に入れたとしても動き出すことはありません。
では、どうすれば行動できるのか
その１つの答えは、『できる方法を探す』という癖をつけることです。
『できない理由を探す』から『できる方法を探す』と意識を変えることが第一歩です。
参考文献
新時代を生き抜く２４の思考・行動様式 NEWTYPE ニュータイプの時代：山口周著
今後の予定
※下記日程は予定です。生徒指導などの関係でnoteが更新できない場合、掲載日がずれます。
※下記題名は仮題です。
５月２６日（水）生徒指導とは
５月２７日（木）毎日の校門挨拶
５月２８日（金）その指示伝わってる？
５月２９日（土）生徒指導はその日のうちに
他にも「こんな話が聞きたい」というものがあればリクエストお待ちしております。
最後に
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