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ソンジェ背負って走れ⑩_ストーリーごとの感想_5話(最終回までのネタばれ有)

前回の更新を見てくださった方、ありがとうございました!

更新間隔がとんでもなく空いてしまったにもかかわらず、また読んでくださった方がいらっしゃって感動しました…!来月中には完走したいと思っています!

さて、今回は5話です。この記事も最終話までのネタバレを詰め込んでいるので、まだ未視聴の方、最終回まで行っていない方は読まないでくださいね!!そして私は5話が大好きなので、めちゃめちゃ長い感想文になりました…。一番言いたいことは下の方に書いたので、途中で読み飽きた方は最後の方だけ読んで終わらせてください笑

私的に、5話はソルがソンジェを「推し」としてではなく「1人の青年」として認識した回だと思っています。推しへの愛ではなく、目の前の青年に対して愛情を持つようになっていく過程が素敵に描かれている…と思っている5話!ではでは行ってみましょう!

5話は4話の続き(川に落ちたソルを助けた後の帰り道)から始まります。このハプニングをきっかけに、2人の関係は少し変わったような気がします。それまでツンツンしていたソンジェはソルに微笑む回数が増えている気がするし、ソルも強制的に「(未来のあなたのために)○○して!」とソンジェに何かを押し付けるのではなく、目の前のソンジェが笑顔になるように行動したり、未来ではなく今この瞬間のソンジェとの時間や縁を大切にしているように見えます。例えば、シャワーで虹を描いたり、タイムカプセルを埋めたり…

そしてタイムカプセルを埋めるシーン!この後何度このタイムカプセルに救われることか笑。ソル、ナイスアイデア!!
少し戻って、タイムカプセルを一緒に埋めようと2人で登校する場面も好き!ソンジェにかつて助けてくれたお礼と、そのことをずっと忘れていたことを謝るソル。こういうところ、本当にソルが素敵な女性だと感じる要因の一つだと思います。

そんな大人なソルの一方で「男女の友情は成立しないんだからな!!」とプリプリしてるソンジェが可愛いし、そんなソンジェに対して「じゃあ友達って釈明していた熱愛報道は本当だったんだ〜恋愛を沢山されたんですねぇ」なファン心理バチバチなソルも面白いし、恋心に全く気付かれていないソンジェ不憫笑

その後も、多分ソルが腕を引っ張らなくても避けられたと思う距離感で通るバイクからソンジェを守るソル笑。意図せず壁ドンみたいになってるし、ソンジェはまんまとドキドキしてそうだし、ソルは男前っぽくなってて面白い笑。こういう細かい演技がヘユンちゃんはうま過ぎますよね。クスッと笑ってしまう笑

タイムカプセルの形が面白いなと思っていたのですが、これもきちんと設定があったみたい。Xで見かけたのですが、ソルとソンジェが登校しながら話していた「燕の恩返し」。これは韓国の昔話らしく、足を怪我した燕が介抱してくれたフンブに瓢の種で恩返しをするというものらしいです。事故の時に救おうとしてくれた、そして完全にうつ状態になっていたソルを救ったソンジェ(フンブ)にソル(燕)が恩返しをする、そしてその恩返しのプレゼントが種の形をしたタイムカプセル…とのこと…。この脚本ほんとに…。韓国文化にもっと詳しかったら、もっともっとこのドラマ面白くなりそうですよね…。もう台本集買おうかな…笑

そしてタイムカプセルを実際に埋めるシーン。ここは赤いお花がとっても印象的。ただ埋める様子を写すのではなく、絵のような素敵な映像にすることで視聴者の記憶に残るシーンになっていますよね。そして埋めながらソンジェがこの世から去った時のことを思いかべて悲しくなるけど、すぐに笑顔になって「2023年1月1日に漢江で会おうね」と約束するソル。ソンジェが小さく復唱してて可愛い笑。ソンジェや、絶対覚えて置いてくれよ…頼むよ…と私は念じていましたが、ソンジェがソルとの約束忘れる訳なかった笑。(ソンジェさん失礼しました、の気持ち)

そしてそしてそして!ここでソルのアップで「すごい物が入ってるから期待しててね」というカットが入るのですが、ここのソルというかヘユンちゃん可愛すぎる…何回も巻き戻して見てしまった…。ニヤニヤしながら見てたら、その後ソンジェもニヤニヤしてて、そうなるよなソンジェ!!!!ってなりました笑。そして、2023年の約束に対して「それまで俺たちは会わないの??」なソンジェ。本当に素直で可愛い高校生…。そうだよね、今のソンジェに必要な情報はそっちだよね笑

ほんと、ここのあたりからソルが可愛すぎて、ソンジェがソルを好きになる理由が分かりすぎる…。ソンジェに好かれてるなんてなんて羨ましいなソル!ってなりそうだけど、このドラマでは「こんなにかわいいソルに思われるなんて、ソンジェ羨ましすぎる!!」ってなるからすごい…。

そしてネクタイ忘れたソルに自分のネクタイかけてあげるソンジェ…。こうやって2人はお互いのために小さいことでも純粋に行動するんだよね…。このシーンでドキッとしているソルが映るけれど、私的にはこれは「推しソンジェ」ではなくて「目の前の青年」にドキッとしている気がします。

そして、本日のキムウォネ劇場!!待ってました!!

水泳の試合のテレビ放送をソンジェから隠そうとするものの、テレビのリモコンが上手く反応せずに咄嗟にテーブルの上をスライディング!これすごいことしてるよね?運動神経すごい笑。でも、ウォネ劇場のメイキング映像がないのが悲しい…。どうやって監督と撮影したのか超気になる…

そして〜!ソンジェとソルのデートのシーン。これも大好き!!
ソルから「明日空いてる?」とメッセージがきたソンジェの驚きと喜びの口を抑えるシーンが本当にかわいい。そして絶対そわそわどきどきしてたのに、スカシ顔で表れたソンジェが面白すぎる笑。ソルが知らないところでニヤニヤするソンジェ、本当になんでこんなにいいんだろう!そして、Theデートの映画に誘われて驚きのあまりしどろもどろになるソンジェが高校生すぎて本当におもしろしし、これを違和感なくやる32歳ピョンウソクあっぱれ。

そして、ここから私だーーーい好きな場面が続きます。5話は本当に好きなシーンが多くてもうこの感想も何文字書いてるんだか…。

ソンジェのために行動するソルがとにかく可愛い。水泳の試合映像をソンジェに見せまいと寒いギャグを言って一人で豪快に笑ったり、いきなり目玉ぎょろぎょろ動かしたり笑。このソルが可愛すぎて、私もニヤニヤするし、ソンジェもニヤリ顔を抑えられずに普通にソルに面と向かってニヤニヤしてるのほんとに…。

こんなかわいい子が自分のために色々やってくれたら、そりゃ好きになるのよ。「ソルはソンジェの初恋でした!」で終わらせるのではなく、最初は裏でニヤニヤしてたのに、段々とニヤニヤが抑えられなくなって、本人目の前にしても優しく微笑んでしまう…というこの変化の過程を見せてくれるから、6話でソンジェが告白するのも違和感がないんだよね。ソルからソンジェへの想いも一緒。推しへの愛だけだったところから、それだけれはなくなる過程がしっかり描かれていると思います。こういう細かさがこの脚本が好きな理由…。

そして私のもう一つの大好きなシーン。結局映画館の大スクリーンでかつてのライバルの晴れ舞台を見ることになるソンジェだけど、誰よりも応援して、誰よりも喜んでいる姿が映し出されます。これを見て、ソンジェって本当にいいやつで、強い心の持ち主なんだなって思った。仲良しのインニョクに「あいついいやつだから」って言わせたりして、ソンジェの性格を視聴者に伝えることはいくらでも可能だと思うけど、こうやってソンジェの行動や発言によって視聴者にソンジェの性格を伝えさせるのが本当に素晴らしい。きっと発言や言動にブレがないからきちんと視聴者に伝わるんだよね。視聴者が実際の友達の性格を知っていくような感じでソンジェをはじめとした登場人物の性格を知ることができる脚本、素晴らしい。

この水泳の試合を見るソンジェのシーン、本当にソンジェの性格をよーくよーく表していると思うな。友達思いで、仲間思いで、純粋で、普通に心も強い青年。だからこそ「2023年のソンジェに何があったの?」って思ったのを覚えてる…。

ソルはソンジェが2023年にした選択のこともあって、もっと心が弱い人だと思ってたんじゃないかな。だから傷つかないように、避けられるものはどんな小さな悲しみでも避けてあげたかったのでは。でも純粋に試合を見るソンジェを見つめるソルの表情はどこかびっくりしていて、そしてそう思っていたソンジェに対して申し訳なさそうにしているようにも見える気がします。

ここで印象的なセリフ…。
「俺は、19歳で水泳をやめると分かっていても、水泳をやっていたよ。水泳をやったから味わえた幸せがある。だから後悔していない」とソンジェがいいます。

後悔して後悔して過去を変えようとしているソルとは違うソンジェの考え。この後も、こういった発言が多くソンジェから出てきますよね。未来が分かっていても過去は変えないし、後悔しない。同じ選択をする理由がそこにはあるはず…。ソルが強い心の持ち主だということは最初からよくわかるけど、ソンジェもしっかり強い心の持ち主なんですよね…。こうやってきちんと考える力がソンジェにはあって、強がっているのではなく心から「僕は平気だよ」と伝えることができるソンジェは、本当に心が強い子なんだなーと思ったのを覚えています。

そしてヒョンジュとソル兄が順調に各自の心の中で恋心を育んでいて面白い笑。

そしてソンジェとソルデートの帰り道。なんかちょっといい雰囲気〜とか思ってたら、まさかのソンジェの頭の上にソルが乗ってしまうという笑笑。どうしてそうなるんだ笑笑。コメディシーンも予想がつかなすぎるこの脚本笑笑。推しの上に立つなんて成功したヲタクすぎる…し、ソルに踏まれながら踏ん張るソンジェの表情が面白すぎるし、踏まれても怒らないとか健気すぎかつ不憫すぎる笑

このドラマでピョンウソクがコメディもいけることが分かったのが個人的収穫すぎました笑。ほんと、このドラマより前にピョンウソクに注目していた方々、センスがありすぎます。尊敬。

そしてソンジェに隠れて水泳の試合見ていたお父さん笑笑。キムウォネ劇場第2幕です笑。ソンジェを気遣うのはわかるけど、「水脈探してた」は無理がありすぎて笑笑。お父さんにしてもソルにしても、このドラマは犯人以外みんないい人なんだよな〜それもこのドラマが愛された理由だと思う。みんな他の人のことを思って行動してるよねぇぇ

そしてここからサスペンス要素や家族の話も盛り込まれていきます。このドラマ、改めて考えると盛り込まれている内容が沢山あるのに、どれも塩梅が素晴らしいから「盛りだくさんすぎだな…」って感じないんだよね…。素晴らしすぎ…。

印象的なソルがお母さんに「いい人がいたら恋愛してね」というシーン。ソルの中身が32歳だから言えることだよね。元の世界線でもソルの家は特に大きな問題があるわけではなさそうだったけれど、それでもソルがソンジェに対してだけではなく、家族に対しても少しずつ自分の悔いをなくそうと真っ直ぐ行動しているのがわかります。

この物語の中で1番色々な悲劇にあっているのはソルのお母さんな気がしているけど(娘が足不自由になり、夫を早くに亡くし、お母さんは認知症になり…)、それでも明るく一家の柱となっているソルお母さん、本当に素敵だし、演じているヨンジュさんのパワフルさが本当に光ってる!お母さん役をヨンジュさんがやってくれて本当によかった!

そしてお兄さんとソンジェが対面するシーン笑。なんだかんだお兄さんってソルのこと大切にしてるよね笑笑。そしてソンジェを懲らしめる方法が幼稚すぎる笑笑。そしてクムの表情や命令の仕方が微妙にムカつく言い方すぎて、いや〜演技うまいな〜と。2023年に戻った時にすっかり父親の顔になってるのも演技うまくてびっくりした。そしてソンジェがソル兄にそんなにびびってないのも面白い。ちょいちょい口答えみたいなのしてるしね笑

その後パワフル母に首根っこ掴まれて退場するソルたちですが、ソンジェの方を振り返ってバイバイってするソルが可愛すぎる〜〜!あんなことやられたら私も好きになる…。

そして更なるコメディシーン笑。テソンのマイページを訪問してしまうソンジェ笑。このサイト、日本人には馴染みがなくてよく分からなかったのですが、どうやらミクシィみたいな感じらしいです。で、顔がかっこいい人はそのSNSのサイト内で人気者になって(これがテソン)、人気者はたまにイベント?見たいのをSNSでやってたみたい。例えば、100人訪問者達成したらどうのこうの…的な。そして、この例でいう100人目の訪問者は、謎にそのイベント主催者に本名が連絡されるらしいです笑笑

つまり、このミクシィみたいなSNS上の人気者だったテソンはイベントを開いていて、そこにたまたまソンジェがテソンのページを訪問し、しかもそれがイベント達成につながったので、ソンジェの名前がテソンに通知されたみたいです笑笑

ここでも不憫ソンジェ笑笑。最後椅子からなだれ落ちていくソンジェの顔面よ笑笑

そしてインニョク率いる初代Eclipseの練習風景に移ります。いや〜メンバーがひどい!デビューするほど音楽に熱意があるのに、メンバーがこれだったなら、インニョクのストレスやばかっただろうし、それでもめげずに音楽続けてくれたのありがとうすぎる…。いやほんと、インニョクのファインプレー沢山ありすぎるからねこのドラマ!!インニョクにもかわいい彼女ができてほしいところ…。

そして私の大好きな自転車練習シーン!!背景に赤と青の灯り(正式名称分からず…)が写っていて、「これは結婚エンドの伏線か?!」って思いましたよね。脚本家さん、いい感じに視聴者を安心させようとしてくれてありがとうございます…泣

「練習手伝ってくれるの?!」って嬉しそうなソルにドキドキしているソンジェの表情も良い。何回もこのドキドキしてるソンジェ見てるはずなのに、何回見ても本当にいい。なんでだろ…。そしてソンジェのソル大好き度がどんどん上がってるのがわかるのも良い…。

俺に体育教師の素質があるか確認してみろ!いつも平常心でいられることが長所なんだ!といった直後にソルにぶつぶつ怒るソンジェ。この絶妙なダサさがソンジェの魅力だよね笑。「上手いよって褒められて上達するタイプだもん!!」ってプリプリするソル(かわいい)の言葉を聞いた途端に「上手いぞ!上手いぞ!」って連呼し始めるソンジェ笑笑。それしか言ってないし結局ソル倒れてるし、多分体育教師向いてない笑

そして自転車に乗れるようになったソルの嬉しそうな笑顔と、ソンジェの優しい眼差し。2人の間に流れる穏やかな空気。そして、ここで流れる以下のソルのト書きが大好きです。OSTが春の雪なのもとっても良い。。。

『今 この瞬間がきっと逃しちゃいけない瞬間。』

5話前半で流れたソルのト書きと相まって、このドラマの主題に足を踏み入れた気がします。特別なイベントではなくて、なんてことない時間…ソンジェとソルが微笑みあっている今この瞬間って、本当に本当にかけがえのない時間ですよね。ソンジェがあと数年後にはこの世から消えてしまうという事実を知っているからこそ、ソルは2023年のソンジェにもこんな穏やかな日々が流れることを望んだだろうし、真空パックに閉じ込めて未来に持って帰りたかっただろうな…と思います。

アイドルソンジェを好きなだけではなくて、普通の青年ソンジェをソルが愛し始めた瞬間がこのシーンなのかなって個人的には思います。2023年のアイドルのソンジェを死から回避させたい、という思いが1番強くて、それを目標に目の前のソンジェには嫌がられてもいいから色々なことをしきたソル。この目標は変わっていないけれど、それに加えて目の前の青年との煌めくひとときを楽しんで、この穏やかな時間が過去になっていくのを惜しんでいるように感じます。これってもう推しとして好きなのではなくて、それ以上の感情だよな〜と…。

そしてテソンと服かぶりのソンジェ笑。不憫というか、ダサいというか…笑。このオレンジの服は完璧にテソンのための服だったね笑。2人で小競り合いをしてコーヒーがぶ飲みするのももはや愛おしい笑笑

そしてそして…私の大好きな大好きなシーン!!ソンジェの生歌をソルが初めて聴くシーン。ソンジェ、最初はど緊張していたけど、歌うにつれて楽しみが勝っていく感じがとってもよく伝わってくる!そしてここのヘユンちゃんの演技よ…。未来で苦しんで死んでしまった推しが、こんな風に目の前で楽しそうに歌っていたら…。もう二度と聴けないと思っていた推しの歌声を聴くことができたら…。考えただけで胸がいっぱい。そしてこのソルの表情。2022年のライブ映像も差し込まれてるのがほんとに天才。特にナレーションはなくても、ソルが輝いているアイドルソンジェの姿を沢山思い出していることがはっきりと視聴者に伝わってきます。きっと苦しいことが沢山あったのに、アイドルとしているときはいつでも笑顔で楽しそうに生き生きと歌ってた2022年までのソンジェを思い出してることが本当によくわかるヘユンちゃんの演技と演出。あっぱれ………。そして私もこのシーンめちゃくちゃ号泣した……。そして段々あたりまえに感じているけど、Special Thanks to ピョンウソクの生歌。普通に上手いよねやっぱり??歌詞もこの状況にぴったりで、いまだに鬼リピしてはドラマのこのシーンを思い出しています…

そして意気揚々と携帯をソルに上げるソンジェと、それに対して怒るソル。この、自分の携帯のために歌ったとわかった時のヘユンちゃんの声のトーンが下がるのが本当にお上手…。静かな怒りが伝わってくるし、視聴者も「あ、これ喧嘩するわ」って言い合いが始まるワンテンポ前に分かるから次に備えられる笑。そしてやっぱり喧嘩するけどお互いの気持ちが痛いほどわかるからこそ、もう視聴者はなんも言えないっす…。こういうすれ違いゆえの言い合いのシーンって、「素直にいいなよ!」「あのこと言えばいいのになんで言わないの?!」「いやいや、怒るところじゃないだろ」とか思ってしまってストレスを感じることが多いのけど、このドラマは両方に共感できすぎて…。ソルが怒る気持ちも、ソルが「もっと自分のことを考えて、好き勝手に生きて」って伝えることも大納得できるけど、それを言われてソンジェが悲しむのも痛いほど理解できる…。でも、感情に任せて怒鳴り散らさないのがさすがソル。最終的にはソンジェに「他人のことは気にしすぎないで」「自分勝手に生きて」「どうすれば自分が幸せになれるか、それだけを考えて」って落ち着いて伝えてる。自分の意のままにしたいのではなくて、ソルは心の底からソンジェが生き延びてくれることを願っていることがこういうところで伝わってくるからこそ、視聴者はみんなソルのこと好きになるし、「ソンジェ、気持ちはわかるがソルの言う事聞いてくれ頼む……」ってなるし、マジで2人とも幸せになってくれええええって狂うんですわ…

ああああどうなるのこれ〜ってなったところに最後の録音聴いちゃうシーンが入っててくるのがもう本当に脚本狂ってる。脚本家さん天才か…。本当に、視聴者がストレス溜まらないけど続きがめちゃめちゃ気になる終わり方を毎回してくれるのが本当にありがたい。

この、直接的な「好きだ」という告白を録音で聴きながら、同時にちょっと遠回しな告白を目の前で直接伝えられるこのシーン!!!録音もっと後で(なんなら2023年とかで)聴くと勝手に思ってたので、めちゃくちゃ早く出てきてびっくりだし、2人の昨晩のすれ違いもささっと片付けにかかってびっくりしました。そして何この録音と対面の告白を同時に聴く告白シーン!私こんなの見たことありませんけど?!発明では???!!ってなっています笑

途中ソルが「何この録音!!」って録音消そうとしたシーンで「け、消すなぁぁぁ」って思わず声出ました笑。聴いてくれてありがとな…ソル…

まとめると、5話はなんとなくですがこのドラマの主題に視聴者がもう一歩近づいて、またソルがアイドルソンジェではなく目の前の青年ソンジェをそのまま愛し始めた…と言う感じがします。

この、「2023年のアイドルソンジェ」を恋愛対象として見始めたのではなくて、青年ソンジェを恋愛対象として見始めた…と言う脚本がとても良いと思うし、そして未来の推しを守りたい!と言う強い思いをそのままに、目の前の青年を段々愛し始める気持ちの流れがとっても素敵。お互いがお互いを純粋に救おうとする姿が視聴者の共感を呼びますよね。アイドルとファンの恋愛なんて、めちゃめちゃ叩かれそうな題材なのに、たった5話で普通の青年と女の子の青春劇にしてしまうのが本当にすごい。そしてそして、段々と2人とその家族のエピソードも増えてきました。

1秒後も過去になるこの世界…。逃してきた大切にしなきゃいけない時間…。こういうことがこのドラマの主題なのかな?と考えていたことを覚えています。

長ーい長ーい感想を読んでくださってありがとうございます!どんどん長くなっていく…さて!!!次は6話でお会いしましょう!


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